第014話 天地創造 その6
「とりあえず最初は“植物に関する理”の記述からかな?まずは始祖世界樹の設定からすべきか。
現状決まっているのは。アンカーの役割と魂の修復機能を持たせること。
それから追加で思いついたのが、始祖世界樹から世界樹を含む植物を胞子・・・と言うか花粉かな?
で色々な種類の植物を勝手に生み出す機能・・・なんだけど・・・。
まだ大地と海が出来てない以上、始祖世界樹があっても植物は増えないんだよねぇ。
そこら辺をどうすべきか・・・」
モノリスの書で耐性を記述すればいいだけなんだけど、なんか増えすぎて嫌。
始祖世界樹に関しては、他の植物とは逆にあらゆる耐性を付ける必要があるんだけど・・・。
「ん~。まぁとりあえずは死滅してもいいと考えて世界樹の記述だけ考えるか。まだ魂がないから影響も少ないだろうし」
植物に関する理(草案)
・始祖世界樹
基本は世界樹と同じだが、始祖世界樹のみ追加で特別な役割をもつ。
始祖世界樹自身が存在するプレートを固定するアンカーの役割を果たし、大地の位置変動を抑える働きをする。
魂の損傷・欠損を修復する受け皿であり、始祖世界樹自身が魂の器となったり、意識を持つことはない。
また、損傷・欠損の修復の為に受け入れた魂は、個々の魂として存在し、混在や融合などの干渉は受けない。
・世界樹
常緑樹。 始祖世界樹より生まれた存在であらゆる環境耐性をもつ。
樹高は最大で50m、幅100mほどまで成長し成木となる。成木となった後は成長しない。
成木になるまでにおよそ100年ほど掛かる。
世界樹の特殊な力として樹高(m)×1kmの範囲内には魔物は進入出来ない不可視の領域を形成する。
世界樹はリザアース暦で毎年1月1日正子に開花し、あらゆる生物の源となる花粉を大気中に放出する。
この花粉は、着地若しくは着水した環境に応じて動植物を生み出す。
「大体こんな感じかな? 世界樹の領域が人類の生活保護圏ってことで。
世界樹以外の植物とかは地球から引っ張ってくる方向でいくか。
まぁその辺のファジーな記述はあまりよろしくないけど、俺の記憶から引っ張ってくる感じにしよう。
日本人はお米の国の人ですから!ってことで米が欲しいし。他にも食文化とか違いすぎる世界はちょっとね。
しかもそれらをいちいち記述なんてしてられないし。
あと、せっかくのファンタジーな世界なんで薬草的なものとかは追加しとくか。
あ~花粉の記述に魔法要素追加しとけば、結構それっぽくなるかな? いっそ植物全般に魔法要素取り入れてみるか。
・・・ん~この記述で大体はいいと思うけど、世界樹自体が増え過ぎるのは余り好ましくないな。
世界樹だけは始祖世界樹からしか増えないように、且つ余り数が増えないようにするか。
増えまくって魔物進入不可領域ばっかりになったら、せっかくの魔物の存在が意味無くなるし。
スキル制にするんだったら記述もそれっぽくするかな?もう面倒だからスキル制の世界ってことで確定しとこう」
・植物に関する理(草案2)
リザアースを治める神・リュウノスケが元居た太陽系・地球の植物のうち、
リュウノスケが認識している植物はリザアースにも同様の植物があるものとし、スキルも取得出来るものとする。
また、認識している植物が既に該当スキルするスキル能力を保持している場合は、該当するスキルを最初から取得しているものとする。
スキルに関しての詳細は後述するが、例として海草類などは誕生時点で水中呼吸のスキルを取得している。などである。
植物に分類されるものは全て光合成を行い、二酸化炭素を吸収し、酸素を吐き出す。これらには植物プランクトンも含まれる。
また、リザアースにおいては光合成と同様に、魔素を吸収しマナを吐き出す役割も持つ。それに伴い植物内部にはオドを持つものとする。
魔素やマナ、オドに関しての詳細は後述する。
リザアースの植物は魂を持たない。ただし、植物が魔物化したものは魔物となり例外として魂を持つ場合がある。
・始祖世界樹について
基本は世界樹と同じだが、始祖世界樹のみ世界樹のもつ力に追加する形で特別な役割および能力をもつ。
始祖世界樹は自身が存在するプレートを固定するアンカーの役割を果たし、大地の位置変動を抑える働きをする。
始祖世界樹は魂の損傷・欠損を修復する受け皿であり、始祖世界樹自身が魂の器となったり、意識を持つことはない。
また、損傷・欠損の修復の為に受け入れた魂は、個々の魂として存在し、混在や融合などの干渉を受けない。
始祖世界樹による魂の修復は時間経過で進行するものとし、魂を受け入れた瞬時に魂の修復が完了するわけではなく、
魂の損傷・欠損度合いによって時間が掛かる。
魂の修復期間は個々の魂全体の1%の修復に1年を要する程度の修復速度とする。
完全に修復が完了した魂は再び輪廻転生の輪に戻される。
始祖世界樹は正確にリザアース暦の500年1月1日正子毎に、世界樹へ成長出来る果実を1つだけ実らせる。
この果実はおよそ1年間新鮮な状態を保ち、発芽待機状態となり適正な発芽条件が揃った場合のみ世界樹となる。
適正な発芽条件とは後述する“世界樹について”にて記述する。
始祖世界樹の果実を少しでも食した場合、最初に食した1人のみ長寿化のスキルを獲得出来るものとするが、
その変わりに、その果実を用いて新たな世界樹を得ることは出来なくなるものとする。
また、何らかの方法によって複数個および複数回果実を食しても、長寿化スキルの変化やレベルが上がったりはしない。
・世界樹について
世界樹は始祖世界樹の果実より生まれた存在で、始祖世界樹の果実が適正な環境で発芽した場合のみ誕生する。
世界樹は常緑樹であり、誕生直後よりあらゆる耐性系スキルを最大レベルで持つ。
世界樹は始祖世界樹を含む全ての世界樹から100km圏内では発芽出来ない。
適正な世界樹の発芽条件として、上記の条件の他に設置した始祖世界樹の果実の周囲100m範囲内が陸地であることとする。
世界樹として発芽出来なかった場合は通常の植物が誕生し、その植物が通常以外の特別なスキル等を持つことはない。
世界樹の樹高は最大で50mとなり、幅100mほどまで成長し成木となる。成木となった後は成長しない。
成木になるまでにおよそ100年ほど掛かる。
世界樹の特殊な力として樹高(m)×半径1kmの円形範囲内には魔物が進入出来ない不可視の領域を形成する。
ただし、領域範囲内にダンジョンが存在する場合はダンジョンの地表出入り口のみが進入不可領域の境界となる。
つまり、領域範囲内であってもダンジョン内部には魔物が存在可能な状態となる。ダンジョン以外の部分は通常通り領域を形成する。
世界樹はリザアース暦で毎年1月1日正子に開花し、人類を除く動植物の源となる花粉を大気中に放出する。
この花粉は、着地若しくは着水、着底した環境に応じたモノリスの書に記述若しくは神の記憶にある、あらゆる動植物を生み出す。
花粉による動植物の誕生時には、周囲のマナを吸収し適正な幼生サイズまで一気に育成・成長するため、
花粉によって誕生する動植物の大きさには一切関係しない。
また、花粉によって魔物が誕生することはない。
もし周囲にマナが存在しない場所に、着地若しくは着水、着底した場合は何ら生み出さない。
・魔草について
魔草は基本的には通常の植物と同じであるが、神であるリュウノスケの認識外のため記述する。
魔草の種類として回復能力を持つ薬草(回復草とも言う)・魔力回復能力を持つ魔力草・各種状態異常を引き起こす毒草系等がある。
上記以外の通常の植物との相違点として、保持オド量が通常の植物より多いものとする。
「大体こんな感じでいいかな?
一応植物に関して他に考えられることはない感じ。
次は後回しにしてたスキル系と魔力とかに関する記述かな?
それが終わればとりあえずモノリスの書に記述して実行してもいいと思う。
氷河期が始まる前に実行して、氷河期中に人類とか動物類の記述をすればいいかな?
は~ 疲れたと言うか肩凝ったな。別に神力使ってないから眠くはないけど。
まぁある程度予定通り進められるようになった、と信じて一旦休憩~。
コーヒーとタバコ吸ぉ。コーヒーメーカーまじ便利♪」




