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俺の創った箱庭世界  作者: コルム
神酒騒動編
137/243

第137話 今回は無かった事に・・・

「あ゛~まじか・・・。色々と想定外だわ・・・」


たった今、神体で起床しました。


「ヤり過ぎで腹上死とか、笑えん。

しかも“本当の意味での分体の初死亡”が腹上死とか・・・。

ないわ~。マジでそれはないわ~」


はい。私、ルナ達とヤり過ぎで死亡しました。

まぁ分体なんで、別にいいですけど。

で、たった今神体に意識が戻ってきて、起きたって感じですね。


仮死状態じゃなくて、ガチで死亡したって事が結構ショックだったりします。

分体が死亡したら地上に行かずに引き篭もるつもりだったけど、今回の“コレ”はさすがにカウントしちゃダメな気がする。


つーか、1週間以上飲まず食わずでヤり続けてたらそりゃ死ぬよ。

カンストしてるはずの絶食&飢餓&渇水耐性でも、不眠不休状態だったら死亡する事が判明した感じ。

ある意味過労死した感じですかね?

不眠に関しては対応出来るスキルを創って無いし。



大体の流れとしてはこんな感じ。


常に2~3人相手にヤりまくり。

そんな事をしてたら、さすがにオド酒の影響が抜けて来るんだけど、口移しでオド酒を飲まされ続けて強引に続行。

相手をしていた奴が満足したら、次のお相手と順次交代・・・。


で、エンドレスにその状況が続いた訳ですね。

流石に途中からは記憶が無いわ・・・。


そんな状態だったから、俺は全く休む間もなく複数人をお相手し続けて、過労(腹上)死。

色々と情け無いやらルナ達の教育を間違えたかと悩み中で御座います。



とりあえず分体の再作成して主寝室(分体側)へ。

と、部屋の中では、おろおろしているルナ&タリズ&シファード(全員が全裸で女体化してます)が。


パンパンと手を叩いてちゅ~も~く。


「あぁ!主様!ご無事でしたか!?」


「はいはい。

とりあえずお前ら全員ちゃんと服を着てリビングに集合。

今から色々とお説教するから覚悟しとくように。

ちゃんとリヴィアとフェンにも集合するように伝えとけよ?」


ルナ達が何やら言ってきましたが、一切無視して用件だけ伝えたらとっとと寝室から追い出します。

つーかお前ら。俺を殺しておきながら、まだ続けるつもりだったのかよ!

シファード!そのロリ体型で、また俺を押し倒そうとするんじゃありません!!


もうベットは色々とぐちゃぐちゃなんで、洗浄魔法と乾燥魔法を使って綺麗にした上できちんと整えます。

前回同様、無心になって作業。今は何も考えちゃダメな気がしてます。

ルナとリヴィアに関しては、俺の気持ちの問題が残ってたぐらいだから、まだ良いとしましょう。

が、今回はタリズ達の生物的には雄と“ヤっちゃった”訳で・・・。

そういう嗜好を持ってない俺としては・・・。


あかん。今何か考えたら、俺が終わる。

とりあえず全力でスルーしとこう。何か考えたらドツボにはまる気がするわ。



ちなみに俺の居服類は分体の再作成時に自動装備されてるので、問題ナッシング。

ただ、分体側の部屋に充満している独特な性臭が・・・。

寝室に換気扇付けてとりあえず換気。何で寝室に換気扇付けなきゃならんねん・・・。


精神的にぐったりしつつ、寝室が元の状態に戻ったら俺もリビングへ。


リビングにはリヴィアとフェンがまだ来てないみたいなので、先に給仕室と言うか酒蔵スペースへ。

ちょ~っとルナが気になる事を言ってたんだよねぇ・・・。


「ん~?オド酒の原酒はちゃんと鍵付きの所に保管してあるなぁ。

ちゃんと鍵も締まってるし、流石にルナ達もコレからコピーしたんじゃ無いと思う。

それじゃ、一体あいつらは何処から手に入れたんですかねぇ・・・」


酒蔵をざ~っと眺めつつ、思い出してみる・・・。


「あ」


視線の先には“リザアース特産オド酒”と、それに追加して“過度の試飲禁止”のラベルが貼られた2本のオド酒が・・・。


「あ~そう言えばこっちの普通の棚にも創って置いておいたんだった・・・。


なるほどね。そりゃ、簡単にコピー出来るわ。

神様連中に渡す時は、いちいちこいつのコピーを作成せずに渡しちゃったから完全に忘れてたな。

とりあえず今回みたいな事になったら嫌だし、こいつらは消去っと」


保管している原酒以外のオド酒2本を消去。これでルナ達は飲めなくなったはず。

毎年神様に渡す分だけなら、創造魔法でイケルでしょ。散々飲んだし。


今回の件は、完全に俺の凡ミスなんであんまり責めれないですな。

まぁ腹上死するまでヤらせ続けた事に関しては、ちゃんとお説教しますけど。

後、不眠系のスキルも追加してやろうかしら?あったら便利っぽいし。

あ~そうなると、状態異常の“疲労”と“睡眠不足”も追加しなきゃいけないかもなぁ。


などと考えつつ、リビングへ戻ります。



まだリヴィアとフェンは来てないみたい。

ルナ達はちゃんと着衣して、大人しくソファーで待機してました。

とりあえず俺の死んだ状況を確認しとくか。


自分の分だけコーヒーを淹れてゆっくり楽しみつつ、ルナ達を詰問。


「とりあえず気になった点から聞いていくから、正直に答えるように。


先ず、俺が死亡した時の状況はどうだったんだ?

俺が一体どういう死に方をしたのか、詳細を説明しろ」


「主様は・・・およそ1週間半ほどで主様から自発的に私共を抱いて頂けなくなりました。

その後は、主様は横になった状態のまま私共が“主様で”性欲を発散していた状態で御座います。

主様を完全鑑定してみたものの、“魅了”以外の状態異常には罹患して居られませんでした。

が、なぜか常時HPが減少する状態で御座いました。

主様を害するつもりは御座いませんので、口移しでお酒を飲ませつつ、ヒール系魔法を使用して性行為を続行させて頂きました。


その後、理由は不明で御座いますが、私と交わっている最中に唐突に主様が光の粒子となり、消滅されました。

それで慌てていたら、寝室の入り口から主様が来られたのが私共の認識している全てで御座います」


「あ~なるほど」


ちらっと時計を見たら、大体2週間ほど経過してるみたい。

つーか1週間半もの間、オド酒の影響があるとは言え不眠不休で頑張った俺って、ある意味すごいな。


「んじゃ、その1週間半ほど経過した後の俺は“マグロ”状態だったのに、延々とお前らの性欲処理の道具にされてた訳ね」


「マグロ?ですか?」


「まぁその話はどうでもいい」


と、リヴィアとフェンがリビングに到着。

ちゃんと服着てます。フェンは相変らず女体化してますけど。


「全員揃ったな。

それじゃぁ改めて聞くが、俺の相手をしていた以外は何をしていたんだ?

まさかトウの世話や鍛練を怠った、何て事は無いだろうな?」


「はい。その辺は私共全員がしっかりと認識して居りますので、鍛練を怠ったりはして居ません。

ちゃんと私共が順番に鍛練とトウの世話を担当して居りました。

大雑把な話になりますが、鍛練や従者としての訓練をした日は夜、主様に抱いて頂き夜を明かします。

翌日はトウの世話や鍛練、従者としての訓練をし、主様に抱いて頂かずに就寝。

さらに翌日は朝方から夜までは主様に抱いて頂き、夜になれば他の者と交代して鍛練をしてから就寝して居りました。


大雑把ではありますが、私共は交代しつつそれを繰り返して居りました」


「お前らはちゃんとローテーションを組んで、きっちり睡眠時間を確保して健康管理出来てた訳ね・・・」


改めて思うけど、よくあるハーレム物って腹上死しないよなぁ。

“一度火が点いたら、男性よりも女性の方が性欲は強い”って聞いた記憶があるし、盛ってる複数の女性を相手にするとか、命懸けじゃね?

その辺を上手くやれるからハーレム物って成立するんだと思うが、現状の俺だと無理だな。

つーか実際に死んだし。


「主様?逆にお尋ねしたいのですが、主様は“死亡”されたのでしょうか?

完全鑑定でも“魅了”以外の状態異常にはなって居られなかったのに、なぜHPが減少したのでしょうか?」


「あ~俺の“神としての”認識だろうな。

一応今の俺は、肉体的には普通の人類と同じだからな。

不眠不休で動き続けるには限度がある。

その辺はこの世界の理に記述してないけど、単に“記述漏れ”って感じか。

普通の人類が1週間以上不眠不休だったら、体調がおかしくなって当然だからな。


恐らくだが、俺のHPが減少し続けていた理由としては、それが理由だろう。

そのせいで分体の俺が“死亡”したって感じか」


「なるほど。そういった理由だったのですね」


「まぁそれはともかく、お前らに改めて伝えておく。

今後一切俺を襲う事と禁止する。あ、性的にな?


俺の方でもお前達に対する意識改革の最中だったんだから、今回の件は完全にお前らの暴走だ。

今後は如何なる理由であっても禁止するから、承知するように」


「それでは!今後私共を抱いて頂く事は無いと言う事でしょうか?」


「ん~。

俺がちゃんとお前達の好意に向き合えるようになったら、次からは俺の方から求める。

それで勘弁してくれ。

後、一応酒蔵のオド酒は消去したが、何らかの方法で入手しても、今後俺に使う事も禁止な」


「ですが!・・・フェン?」


・・・ん?何やらルナとフェンで念話中っぽい。

何話してるんだろう???


「・・・そうですね・・・主様。承知致しました」


「フェンと何喋った?」


「内密な相談事ですので、黙秘させて頂きます」


「むぅ。くれぐれも俺を襲うなよ?」


「致し方御座いません。主様のご意思、承知致しました」


「気になるが、まぁいいか。

とりあえず・・・ん?」


あんまり深く突っ込んでも答えそうにないし、諦めるか~とか思ってたら、俺にも念話(?)が。


『リュウノスケく~ん。今大丈夫かな?』


「あれ?魂の神様?こんな時期に珍しいですね?」


『ちょっとだけ今からリュウノスケくんの所に行きたいんだけど、平気?』


「構いませんよ。全員揃ってますけど、特に御持て成しとかは出来ないかも知れませんが」


『ちょっとした用事だから、用件が終わったらすぐに帰るから。んじゃ今から行くね~。

あ、始祖の神様も一緒だからよろしくね』


「了解しました。お待ちしてますね」


何だろう?と思いつつ、ルナ達に魂の神様方の来訪を告げたら、そのすぐ後に2柱がご到着。


『リュウノスケくんお久しぶり~。急に悪いね・・・って何かあったの?全員集合してるけど?』


「いえ、気にしないで下さい。それよりも始祖の神様、魂の神様お久しぶりです」


『急に来てすまんの。ちょっとリュウノスケに用があったんじゃよ』


「私に用ですか?何でしょうか?」



こんな急に来て俺に用とか。

あんまりいい予感がしないんだよなぁ・・・。何かやらかしたっけ?

俺の方は俺の方で色々あって、精神的に結構いっぱいいっぱいなんだけど・・・。

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