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俺の創った箱庭世界  作者: コルム
北極大陸開拓編
108/243

第108話 上級神?

久々の真っ暗空間です。

とりあえず念仏みたいに“俺は上級神・・・”って唱えてるのは確定なんだけど、

その前に、一応考察してみる。


なるべく早く起きたい所だけど、理由がはっきりしないとちょ~っと気持ち悪い感じがするしねぇ。


で、どう考えても、この短期間に神としてのの乖離が起きるなんて考え難いんですよねぇ。


前回は下級→中級だったから比較的昇格しやすかったのかも知れないけど、今回は中級→上級のはず。

だったらもっと時間が掛かると思うけど、それほど時間は掛かってない気がする。


ここ数年は特にだけど、以前ほど鍛練してた訳じゃないから、基礎ステータスだってそれほど上昇してたとは思えないし。


それに、神としてのに関しても、確かこれ以上に上昇したとしてもとしては上級神が上限のはず。

だったら乖離の問題自体が起こらないはず。

と言うか魂の神様からそう聞いた覚えがあるんだけど・・・。


「何か俺の知らない法則とか俺の知らない神格位があるのかな?

そうじゃないと、が乖離した。としたら説明がつかん気がするんだよなぁ。

何か見落としてる気がするんだけど」


気になるものの“コレ!”って言う確証が無いので、諦めて“俺は上級神・・・”

と唱えつつ、思考の片隅で考えてみます。


・・・ん?

何か今の俺ってあんまり意識して無かったけど“並列思考”的な事が出来てるんじゃない?

相変らず念仏みたいに唱えてるけど、結構クリアに別の事が考えられてるし。

まぁ自体は上級神のソレぐらいあるって前に魂の神様が言ってたから、上級神にはなれると思う。

後は認識次第って感じだったし、とりあえず上級神にはなれたのかな?


だったら後は起きるだけか。ま、とりあえずゆっくり原因の方を考えますかねぇ。

どうせ起きられれば、既にどうでもいい事だし。


一応相変らず念仏みたいに唱えつつ、色々と考察。

う~ん。

とりあえずなんで気分が悪くなったか?って事が問題なんだよなぁ。


以前あったのは、下級神の時にの乖離のせいであったぐらいで、他には記憶にないんだよねぇ。

似たような事例だと・・・あ゛もしかして。


「単に神力の使い過ぎが原因だった?

以前は使いすぎても疲れて眠くなったぐらいだけど、1000年時点で色々と神力使う様な事があったし。

もしかしてそれが原因なのかも?

あ~それなら色々と納得出来るかも知れん。神格位の問題じゃなかったのかもなぁ」


思い返せば1000年正子時点で一気に人類誕生させたり、北極大陸の城壁とか不可侵領域を生成させたりと、

普通に考えればかなりの神力消費しそうな事を纏めてやってしまった気がする。


で、眠気とかすっとばして気分が悪くなるほど神力を消費して居たなら、今回の件も説明が出来るんじゃね?


「あ~色々納得。とりあえず神力消費の量が問題だったのかもな。

気分が悪いからって、即神格位の問題だって判断した俺のミスか。


ま、別に神格位が上がったからってどうと言う事はないし、問題無いならいいか。

よし、気分的にももやもやしたのが無くなってすっきりした。

後は起きるだけだね。 んじゃ、おやすみ~」



******



「んむぅ・・・ふぁぁぁ~あ~。 あ、目が覚めた。か。

ルナ達が心配してるかも知れないし、モノリスの書の記述は後回しにして、先にリビングに行くか『分体作成!』」


とっとと分体でリビングに行ったら、リヴィアだけが居ました。


「リヴィアおはよう~」


ちらっとリビングの時計を見たら、1月22日(土)でした。

2週間ちょいぐらい寝てた感じかな? 時間的には昼過ぎぐらい。


「ご主人様!おはよう御座います。体調の方は如何でしょうか?」


「ん~もう問題ないかな。心配掛けてごめんね。ありがとう。

ところでルナ達は?」


「・・・今全員に念話でご主人様が起きられた事を伝えましたので、すぐに戻って来るかと思います」


「ふ~ん。了解。皆何して過ごしてたの?」


「従者としての訓練とご主人様からご指示頂いた従魔に付ける装備品の作成。

あとは各々の従魔の訓練をして居りました。


私共はご主人様がいつ起きられても良い様に、交代でこちらに常駐して居りました。

今回はたまたま私の番だっただけで御座います」


「なるほど。なかなか良い判断だね。

有り難い事ではあるけど、心配だからって全員がずっとリビングに居座っていたなら、怠慢として怒らなきゃいけない所だったよ。

従者としてならその判断は正解だね」


「恐れ入ります。所で何かお召上がりになられますか?

と言っても、以前教えて頂いた物しかまだ作れませんが」


「あ、悪いね。お願いするよ。起きた所だから、軽めの食事の方が有り難いし。

コーヒーは自分で淹れるから」


「承知致しました。少々お待ち下さい」


コーヒーを淹れてソファーに座った所で、次々とルナ達がリビングへ入ってきました。


それぞれに心配を掛けた事の謝意と、各自が判断して動いた事に対する評価を伝えてたら、

リヴィアがいつもの俺の朝食を持ってリビングへ。


有り難く頂きつつ、一応全員に今回の俺の昏睡に関する説明。


「では今回は、主様が神としての力を使い過ぎた事が原因だった可能性が高い。

と言う事でしょうか?」


「多分ね。

前みたいに神格位の問題だったとしたら、ちょっと納得出来ない点が多すぎるから、そうだと思うって感じ。


まぁ改めて考えてみれば、それが一番納得出来る理由になるから、そうなんじゃないかな?

って推測だけどね。


重ね重ね心配と面倒掛けてごめんね。あと色々と配慮したり、各自で動いてくれて有難う」


「いえ、従者になろうとしている者としては当然です。お気になさらず。

それで、今後もまた同様の事が起こる可能性としては、どの程度あるのでしょうか?」


「ん~可能性としては、ほぼ無いと言って間違い無いんじゃないかなぁ。

今回は人類誕生とかで色々と無茶したせいでなっただけだし、今後は神として特別何かする予定も無いから。

大体、もう神としての力を使う事自体が殆ど無くなるだろうしね。


まぁ居住区の拡大やらで“神として”しなきゃいけない事態があったとしても、もう昏睡状態になるほど力を使う事も無いと思うし。


あぁ、後でちょろっと世界の理をいじらなきゃいけないけど、それもそれほど力を使う訳じゃないだろうしね」


「なるほど。安心致しました。ところで今後のご予定としては如何なさいますか?」


「ん~もう元の状態に戻ったし、今後は予定通りに進めるつもりかな?

丁度明日が休日の日だし、せっかくだから俺は今日は適当に神体でやる事やったら休むよ。


北極大陸の開拓もそんなに急がなきゃいけない訳でもないし、開拓するにしても先に神体でやらないといけない事があるしね。


ま、お前達も今日はのんびりやる事やって、明日の従者教育に備えててって感じ」


「承知致しました。・・・ところで別件になりますが宜しいでしょうか?」


「ん?何?」


「先日私とリヴィアの貞操を捧げた件なのですが、記憶の方は如何なのでしょうか?

色々とあって、お伺いする間が無かったので今更とはなりますが・・・」


「・・・全員が居る場所で聞くことじゃないと思うぞ?それは。

はぁ・・・まぁ結論から言えば、ほぼ完全に覚えている。自分が何をやったかとかもね。

こういう事は、所謂秘め事だから、全員の前で聞くことじゃないでしょうに」


「ほほほ。申し訳御座いません。

まぁ此処に居る全員が家族同然と言う事でお許し下さい」


俺が覚えてるって事で、ルナとリヴィアは若干嬉しそう。

全く・・・聞く場所を弁えて欲しいものです。


「はいはい。もうこの話は終わり!


リヴィア、ご馳走様。美味しかったよ。

ちょっとボアベーコンが厚めだったのが残念だったぐらいかな?

起き抜けに食べるには量が多かった感じ。これからは留意してね。


んじゃ、俺はやる事あるから解散!

心配掛けたけどもう大丈夫だから。各自ちゃんとやる事やってね」


「「「「「承知致しました」」」」」


「あ!申し訳ありません。お伝えし忘れた事が御座いました」


「ん?何?」


「主様より“魔芋”での私共の従魔へ装備品を作成するように。

とのご指示を頂きましたが、素材の耐久性等を考えて現在では竜種の翼皮膜を使用して居ります。


また、単に布をそのまま首に結びつける程度の加工しか出来ておりません。

一応はちゃんと装備品としての認識がされている様ですが。


ご指示頂いた内容とは変更させて頂きましたが、構わないでしょうか?」


「へ~。竜種の翼皮膜でも生地作成が出来たんだ」


「はい。

最初は作れなかったのですが、試行錯誤している間に生地作成のスキルレベルが上昇した為か、

私共全員が竜種の翼皮膜での装備品作成が可能となりました。


現在はご指示頂いた当初に作成した“魔芋”での装備品との交換作業を行っております」


「なるほどね。了解。

俺が出した指示の主目的としては、単にお前達の従魔に目印を付けるのが目的での指示だったからそれでいいよ。


単に首に結びつけるだけでも、ちゃんと“お前達の従魔である”って目印になりさえすればOKだからね。問題無し。


自分達で色々と考えて、より良い物を作ろうとする意識は合格だね。

今後も期待してるよ?


それにしても、いちいち俺が従者教育するよりも、やっぱり放置してお前達自身が試行錯誤した方が良いんじゃないか?

今回の俺が寝てる時の対処の仕方についてもそうだし、目印についての応用に関してもそうだし。


従者としての“在り方”としては、結果的にどちらも正解だと思うからなぁ。

下手に俺が手を出すよりも、放置した方が良い結果になりそうな気がするんだよねぇ」


「それはご容赦下さい。

主様がお休みされている間の件に関しましては、私共の間でも相当悩んだ末の行動ですし、

装備品の件は、たまたま私が気付けたから発見したのであって、偶然の結果ですので。


それに何よりも、“家族として”たまには主様にお会いしとう御座います」


「ははは。了解。

まぁ“家族として”とまで言われたら、俺としても断りづらいしね。


とりあえず、お前達に何らかの指示を出した後に少しは放置して、じっくりと考える時間さえあれば、

ちゃんと“従者”としての行動が出来るって事が判ったって事で納得しとくよ。


他には何か言い忘れとかある?」


「いえ、私からはご報告せねばならない様な内容としては御座いません。

皆はどう?」


他には特にないみないです。全員「ありません」との事。


「了解。それじゃ、明日は予定通り従者訓練をするからそのつもりでね。


今日はまだ皆も遣り残した事あるだろうし、俺も神体でしなきゃいけない事があるからね。


じゃ、改めて解散!」


全員が俺に改めて挨拶(回復祝い)の言葉を述べて、転移でリビングから移動したのを見届けたら、俺は神体へ。


とっととモノリスの書の記述変更しなきゃね。じゃないと北極大陸の河と言うか湖がどんどん巨大化してるだろうし。

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