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買い物

この世界は、いまだにどこまであるのか分かっていない。

その中でも、俺とアガンの住む場所は、都市の郊外らしい。

ちなみに俺とアガンの家はエンドシティというところにある。エンドシティ、ギルティタウンの、サルム地区。

この地区は、ヨーロッパ風の建物が並んでいる。町の外装も、ヨーロッパ風の、おしゃれな所である。また、住宅地のため家のほうが多い。

紺の通う高校と、組織の基地は、エンドシティ、ギルティタウンのエレドナ地区に存在する。そのあたりは、エンドシティの中でもかなり発達した地区で、大きな建物やタワーも存在する。

そして、紺の家は、俺とアガンの家と、紺の通う高校のちょうど中間くらいに存在するらしい。


で、今俺が紺といるのは、サルム地区の隣、トラスト地区である。

大きな市場があり、空は曇っていても活気に満ちている。

俺は、店というか、屋台というか…をひとつずつ見ていく。色々な種族が暮らしているだけあって、意味が分からない食べ物も売られている。意味が分からないけど、なんかおいしそうなものもある。

紺は、人間世界のこともよく知っているようで、食べ物の説明を、分かりやすく説明してくれた。

「これは、見た目はアレだけど、味は卵だよ。あ、隣のは卵みたいな形してるけどとても固いから、火にかけて食べるんだよ」

うん、わりとややこしい。

そして、隣で売られている商品を見ると、普通にキャベツがあった。

「ああ、むこうの世界の食べ物も普通に売ってるよ。向こうにも俺たちみたいな種類の仲間はいるし、こっちから買いに行くこともできるしね。」

「そうだったのか…」

専用の通路を通れば、人間世界へ行くことは可能だという。ただ、行くことができる人は限られているが。


そうして、俺は色々な店を見て回り、食材も色々買った。

市場は本当に豊富で、何でも揃った。

最後に、お菓子と紅茶を買って帰る。


紺とともに家に帰ると、アガンは一仕事終え、リビングで休憩しているところだった。

紺はうれしそうにアガンの元へ行き、俺は買ってきたお菓子を出して、紅茶を入れた。


「どうだった?」

「え?」

「町のほうは」

買ってきたクッキーを食べていると、アガンが聞いてきた。

「はい…色々あって、楽しかったです。」

「そう。よかった。ちゃんとここの生活にも適応してるようだしね」

「紺が、色々教えてくれて、助かりました」

この世界は普通の世界ではない。しかし、みんながしていることは、この世界も、人間の世界も、ほとんど変わりはないと、今日、思った。

それに、紺がいてくれて助かった。紺は、俺よりも年下なのに、しっかりしていて、いい子だ。

紺のおかげで、今日を無事過ごすことができた。

「紺、ありがとな」

「え?何が?…って、おいラミー!それ俺のクッキー!!」

「はは…なんでもない」

最後、紺は残り少ないクッキーをラミーたちと取り合っていたので、たぶん聞いてないと思うが、一応もう一度お礼はしておいた。

…それにしても、クッキーを取り合うなんて、またひとつ、紺の子供っぽい一面を発見した。


ていうか、平和だなぁ…。

オチが完全に消えました。

意味が分からないですww

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