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俺だけが  作者: パー子
第一章 協調性
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この現代社会で一番大切なのは協調性だと思う

俺櫻井サクライ ジュンが約17年生きてきて持つ持論だ

今どき一匹狼は流行らない

寧ろ周りから置いて行かれるのが落ちだ

あんな風に




「どうした米倉ペア居ないのか?」



「…」

教師が1人でいる女子に声をかける

今は英語の時間

自分の席の周りでペアを作り英文の読み合わせをしろとの事

しかし教師に声をかけられた女子は教師の問に頷き

1人俯きながらジッと自分の席に座っている




アイツは米倉ヨネクラ 結音ユノ

高校2年に上がってもうすぐ2ヶ月が経とうとする今

たぶん…嫌絶対にアイツには友達は居ない

いわゆるボッチと言うやつだ

2年に上がった当初アイツに声をかけるクラスの奴もいたが今は居ない

その時たまたま近くに居て話し声が聞こえた事がある

そこから推測するとアイツはコミュ症だ

極度の人見知りなんだろうな




「おい誰か米倉と組んでやれ」

アイツの周りの奴らに言うも反応はない

あの教師も酷なこと言うな

そんなボッチに声をかける奴なんて居ない

もうアイツは1人決定なんだよ

それを本人も分かってるからすごく居づらそうな顔をしている

アイツは一匹狼って言うより捨てられた子犬だな

誰も近づかず声をかけない

自分に負担がかかるから

アイツの事名前と性格枯らして影でアイツの事を根暗って言ってる奴もいるほどだからな

まあ稀に声をかける奴も居るだろうそれはただの何の考えもないバカだ




「おいここに入れ

3人だがまあいいだろ」



「はい…」

教師は無理矢理近くのグループにアイツを入れた

入れられた本人もそのグループの奴も複雑そうな表情を見せる

そりゃそんな顔になるよな嫌とは言えないし




なんでそんなに協調性がないのか分からない

何でも受け入れる心が大切なんだよ

かと言って全てを受け入れる訳じゃない

面倒に巻き込まれないように周りに合わせてスルーしていくのだ

どうしてそれができないのかしないのか俺には分からないし

そういう奴を見ているとイライラする

それに近づきたくないね

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