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【長編連載中】クソスキルのせいでハードモードでニューゲームしたref 〜人生はクソゲーの連続だ!〜  作者: 九楽
第五章 幻想の猫王国編

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第百十一話

「うーん…。この説明だけじゃわからないな…」

 …っていうか、なんでスネークイーターを解除してないのに吸収したスキルが使えるんだろう…。

「…まさかこれもスネークイーターが弱まっているからなのか……。いや…でも、あいつはプレゼントっていってたし…」

 ……そもそもあいつってなんなんだ? なにも見えない真っ暗な空間で僕はあいつと出会った。僕が死んだ…あの時…。…僕が死ぬことがトリガーとなって、新たなスキルが使えるようになったってことか?

「……んーわかんないな…」

 …今はあんまり考えても仕方ないか……。

「……よし…スキル発動!」

 おかしい…。発動しているはずだが、特に姿形は変わってないようだ。ぱっと見はなにも変わっていないように見える。恐らくはなにか変化があるはずだと思い、隅々までステータスを確認してみた。

「…うーん。…レベルあがってるけど……。…ってあれ!? いやいや、なんでHP減ってるの!? …おかしいだろ!?」

 よく見ると、最大HPや最大MPが極端に減少していた。驚いた僕は画面に向かって文句を言うと、声が流れだした。

「…後ろを向いて下さい」

「えっ!? うっ、うしろ?」

「なにもない…けど…」

「下を見てください」

「しっ、した?」

 僕は言われるがまま後ろを向いたが、特になにもなかったが、地面を見るとありえない光景を目にした。

「…ドゥラスロールの虚構です」

「おっ、俺以外の影がある!」

 そこには僕以外の影が不気味なことに四つあった。その光景を見て、とりあえず右手をあげてみると影は全て同じように手をあげた。

「…どういうことなんだ? …というかこの数字は何なんだ?」

 影の胸のあたりにそれぞれⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳという文字が黄色くゆらゆらと浮かびあがっていた。僕がぼーっとそれを見ていると説明が始まった。

「Ⅰの影はHPと引き換えに相手の意識を奪う事が出来ます。ただし対象の意識を開放した場合HPは元に戻ります」

「意識を奪う? …あのキノコにするスキルか…」

 …というか、あの時…巨大なキノコのHPが低かったのもこういう事か…。

「Ⅱの影は対象の影と本体を入れ替えることができます」

「…テレポートって事か?」

 なるほど…それで厄介なやつが最後に残ったってわけだ。

「Ⅲの影はあらゆる物質をクリエイトする事ができます」

「どんな宝石でも作れるって事か…」

 でも、若干フルスキルフルとかぶっているのか? ダイヤくらいなら作れたし…。

「Ⅳの影は全てのMPを引き換えに爆発的なエネルギーを発生させる事ができますが、現在使用できません」

「…って、使用できない!? まっ、まあ、いいか…。流石に攻撃範囲と威力が凄すぎて使えないし…」

「どの影を使用しますか?」

「じゃあ、これで…」

「了解しました」

 その言葉とともにⅠ以外の影はすっと消えて僕の影に戻った。このスキルはMPが通常時は減らないが、発動した影の数だけ最大HPと最大MPが減ってしまうようだ。なかなか扱い方が難しそうなスキルだ。

「なるほどな…。よし…。まあなんとなくわかったし酒場に戻ってみるか…」


酒場に戻ると、リュックサックを背負った猫達が待っていた。リュックサックがパンパンになって、道具や武器がはみだしている。

「どうしたんだ…。…その荷物?」

「いっ、今からいくところはとっても恐ろしいところだから、色々買ったんだ」

 確かに備えあればなんとかっていうけど…重そうだな…。ノスクは足がプルプルしてるし…戦いに支障がでそうだな…。神様から貰ったバッグに入れておこう。

「…みんな…リュックサックをおろしてくれ」

 僕はみんながリュックサックを床に置いた後、リュックサックの中からポーションをいくつか取りだし猫たちに渡した。とりあえず、一つ、二つ持っておけば十分だろう。

「…アル? なにしてるの?」

「いや、重そうだからさ。全部持とうと思って…」

「だっ、大丈夫だよ! そっ、そんな事しなくって!」

「わっ、私も大丈夫ですよ!」

「なっ、なんなら俺が全部持つぜ!」

「まあ大丈夫だよ。見てなって…」

 僕は残りの全ての荷物を手に取り、リュックサックごとバッグにヒョイっと入れた。こんなことできるなんて、未来の青い猫もびっくりだよな。

「きっ、消えたにゃぁああああ!?」

「てっ、手品ですか!?」

「おっ、俺の荷物!?」

「…っと、まあ…こんな具合に荷物は俺のバッグに入れとくからさ。必要なものがあったらいってくれ」

「…わっ、わかったよ」

「さてと…。準備が整ったみたいだし、今からダンジョンに行こうと思う。…いいかい?」

「うん!」

「ええ!」

「おう!」

「…よし! 行こう!」

 …準備完了。…出撃だ。

 僕たちはそれからノスクの案内通りに進み、山を越え崖を登り洞窟を通り、なんとかダンジョンにたどりつく事ができた。


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