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5番目の王子  作者: Moma
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intermission

私はジュウト。リューネ様の従者を務めています。


数か月前、リューネ様は襲撃に遭われました。


そして――その日を境に、リューネ様は変わられたのです。


窓辺で空を見上げ、静かに涙を零される姿を何度も目にしました。


それは、哀しみというより、どこか 切ない感情 に満ちていました。


しかし、そうかと思えば料理を始めてみたり、お茶の淹れ方を習いに行かれたりもしていました。


朝は必ず私が呼びに行く前に起きていらっしゃいます。


着替えも済まされ、服はご自身で選ばれるようになりました。


以前は、私が用意したものをそのまま身につけるだけだったのに。


お風呂も、あの日以来お一人で入られています。



喜ばしい事もございます。


食事も以前よりきちんと摂られるようになりました。


元々多くを召し上がらない方でしたが、最近は 残されることがなくなった のです。


それ故か、冬の寒さにも少し強くなられたように感じます。


少しずつ、私の役目が減っていくことは喜ばしいことなのかもしれません。


ですが――


変化の切っ掛けが、あの日なのです。


どうしても、それが気になって仕方ありません。


リューネ様の憂いを含んだお顔を見ているのは辛いのです。


もし何かお悩みになっているのならば――私は、お力になりたい。


私はただ、リューネ様の心からの笑顔をもう一度見たいのです。

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