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クラスで三番目に可愛い女の子は

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

自分でもイケる。なんて思わない方が良い。

誰かを好きになったのなら、限界を超えた誠実さを見せなくてはいけないと思ってますよ。

クラスで三番目に可愛いと噂されるその子は、どうにも皆から『手が出やすい』らしい。一位や二位だと高嶺の花。けれども三位ならば自分でもイケるのでは無いかと思っている人間がそれなりに居るらしい。

その事を聞いた彼女はゴミを見るような目をしてバッサリと切り捨てた。『そう言った 、人を舐めて掛かる人間が嫌いだ』と。

気位の高い彼女だった。ある意味、一番目や二番目の女の子の方が、まだ隙があるかも知れない。

そんな彼女と二人きりで係を任された時のこと、内心ビクビクしていると、彼女は作業の手を止めて、顔を上げて、ただ一言。『編み方が間違っていますよ』と。それから懇切丁寧に指を差し出しながら、解説をしてくれた。その優しい声音を忘れない。

その日からずっとあの声が頭から離れない。


「確かにあの子は気高く傲慢な生き物ではあるけれど、ちゃんとそれを他人にも対応する様な子だよ」

彼はそう言いながら、にこやかな笑みを浮かべた。彼女と行動を共にしている彼。何でも彼女の兄であるらしかった。だから彼に、一つの質問を投げ掛ける。

「何故、あの子は『クラスで三番目に可愛い』と噂されて怒ったのでしょうか?」

「まず本気で怒っているのはそこでは無い。まぁ自分の容姿を、自分から願い出ても居ないのに勝手にランキングされる。と言うのも嫌がる要素の一つだけどね」

彼はバッサリと切り捨てて、静かに珈琲を傾けた。それから鋭利な瞳を開いて静かに述べる。


あの子はね、基本的な考えとして、『皆、人間は尊ぶべきである』という思想が根底にあるんだ。 故に人間に対して、『誠実に対応しなければならない相手』でもある。

自分でもイケるかも知れない。このまま告白しても、容易く自分の物になってくれるかも知れない。例え口調が悪くても、態度が悪くても、許してくれる。なんの努力もしないで好きになって貰える。その考えに彼女はそこに怒っているんだよ。

それは自分も例外じゃない。異性であれ、同性であれ、彼女は徹底的に丁重に扱うよ。『そこまでしないと、愛される資格がない』と思っているから。『ちゃんとした態度で、口調でぶつからないと、相手に失礼』だと思っているから。故の気高い、傲慢性な訳だけど。

君と一緒に係の仕事をした時の事、彼女は喜んで話してくれた。私を恐れている故に手が震えていた。けれども誠実に対応してくれた。とね。


「彼女に好きになって貰いたいならば、がむしゃらでも何でも、一生懸命さを見せることだよ」

そう言って彼は囁かに笑った。

風邪胞子が喉からせり上がって、鼻を直撃しました。

風邪は胞子です( ・᷄ὢ・᷅ )( ・᷄ὢ・᷅ )



恋愛において、『自分でもイケる』という言葉はあまり思わない方が良い。

人に対して油断していると、足元を掬われます。


何でも『クラスで三番目に可愛い女の子』は、手が出やすいそうで。自分でもイケるかもって思われる方が多いと、とある漫画で見ました。


※恋愛漫画じゃないんですよ。ホラーアクション漫画です。


『クラスで三番目の女の子』も、努力していると思います。

そんな努力をしている人が、何もしてない誰かを好きになるとは私は思えません。



それはさておき。

全人類の方々、『自分はそこまで安くないんだよ!!』という思いを持って生きてください。

何も自信を張るものがなくとも、何かしら頑張っていたら、自信になると思うんですよ。

けれども、人への敬いも忘れずに。それがないとただの傲慢性になってしまいます。

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