召喚
飛びました!前置き長すぎでしたねσ(^_^;)
そんな取った取られた関係の私たちが
一ヶ月後、キャンパス内でばったり会った。
学科は違うけどキャンパスは同じ。以前はカフェで男に囲まれてわーわー騒いでいるクイーン連中を遠くから見かけていたが、ここ一月は静かなキャンパスライフを過ごしていたので、クイーンのご登場にちょっとビックリした。
私は"ゲッ"
クイーンは"誰?知り合いだったかしら?"
って多分そんな表情。
私より同伴の男とカフェのメニューの方に興味を持っている感アリアリだった。
寝取った男の元彼女なんて眼中に、いや記憶にも無さそうね。
目の前で略奪NTRしておいて、この女にとってはほんの遊びであって真剣な
"お付き合い"
なんかじゃ無かったのはもうわかりきっている。ほんと傍迷惑な女。幾つのカップルをぶっ壊してきたのやら‥クラッシャーの異名も納得だわ。
*** ***
彼はあの日の翌日何事も無かったが如くいつも通りな態度で接してきた、それも彼氏面で。
「今日は映画でも行こうか?その後飯食いに行こうな、ほら前に行きたいって言ってたカフェにでも行こうよ」
どうやら私に浮気の件をキャンパス内でバラされる事を阻止したかった様だ。
ゼミ生や教授まで仲間に引き込み、熱心に外堀埋めて付き合ったという経緯を考えても、誠意の塊の様な印象を植え付けていた男が、実はコナかけられてすぐやっちゃうナンパ野郎だとバラされたく無いらしい。
虫ケラを見るが如く全てのお誘いお断りの私の態度が周囲でも囁かれ始めてから漸く。
「僕が悪かった。済まなかったあれはあっちから誘ってきたんだ。此処暫く君が学祭の準備で忙しくて会えなかったから寂しくて、つい誘いに乗っただけだ。だから教授に言うのは待ってくれ」
教授に知られたく無いって事だけに必死じゃん。私のことなんて微塵も考えてないのが丸わかり。
あの時、殆ど無意識にスマホを構え動画を撮った後、奴にかなりな事をしたのを後悔しないで済んだわ(買ったばかりのうん万する大事な限定フィギュアを川に捨てたとか、卒論レポートの下書き資料、クラウド全削除したとか)
「二度と私に話しかけないで下さい。私のリベンジポルノ的な変な噂も流さないでね。じゃないと‥フルサイズ動画で初っ端から音声バリデカであの事拡散しちゃうかも!
あぁ、でもゴメンね。あんたが私の事disった所も、パンパン生で突っ込んでいるところも教授には既に見せちゃった。テヘ!落ち込んでいる私の心配して相談した流れで‥ついね」
動画再生ボタンをポチッとな(音声のみ)
アンとかハァハァとかパンパンとかからの〜
「彼女とのS◯Xなんて子供の遊びだな!これが本当のま◯わ◯だ〜出る出る君の◯ン◯の一番奥に出しちゃうよ〜」
なんてバカ丸出しで、女の子の体の事をな〜んも考えないバカ音声がかなりのボリュームで響いてるスマホをかざした。取り上げようと腕を掴んで来たので、別媒体に保存してないわけないでしよ?と耳元で言えば顔面蒼白で引き下がってくれました。
動画って凄いね。画像は自主規制しましたけど、音でも何度も死ねる。
既にゼミ関係にはもう少し穏便なご説明だけして別れた事を伝えている。
そもそも、クソに加担して仲を取り持った人達にも若干の責任はあるよね?
誠実な奴だからとか、優しいよ、君だけを大事にするやつだよ‥って嘘ばっか言ってきた奴らだし。
これでもチョット有名な、現代において稀な純愛とか認識されている私達だった。
なのに浮気されて別れた事で、女子からは可哀想攻撃(彼をクイーンに取られた過去を持つ人や元彼を狙う女等)で、興味本位な言葉の数々に辟易した毎日を送る羽目になるとかそこまで考えていなかったのだけどね。
付き合う前から面倒な人だったけど別れても面倒とか‥日本の法律が許してくれるならば、抹殺したい。
そんな事後被害を元彼と多分友人?達からダブルで浴びて私は疲弊しているのに‥
あの女はキラキラな別の男を侍らせて、何もなかった様なリア充風吹かせてる女がそこに居るとか無いよね〜
なんで刺されないのかな?
私は辟易してやつれているのに今日もツヤツヤ、キラキラだわね。
元凶女め全くの無傷で別の男たち侍らせて通常営業見せつけるってマジで不公平だわー。何だったのアレは?
たった一回の即ハメ即捨てって、ワガママにも程があるってものでしょ?
世の中の男は全部お前のものか!
あ〜そうでしょうよ、声かけたら全部釣れちゃうんでしょうね(しっかりしろ世の中の男どもと言いたい)
そういえば先日のホテルで見たIT社長はあの後週明けに週刊誌にスッパ抜かれていたわね。路上キスを。
別のホテルを出た所を撮られていたっけ。顔は映っていなかったが相手はクイーンで、被害を被ったのは社長の奥さん。
デカイ宝石のばか高いアクセサリーを買わせてチャラにしたとか?
大人な解決だって人はいうけど、よく許せるよね。
お前だけだと言い寄っても手に入れたらもう構わなくなるのが男のサガ?なのか‥?金蔓だから別れないのか?
何これ?
と思ったのもつかの間、目が開けられないほどの光に包まれた私は、ギュッと身体を縮こませ防護態勢をとった。




