表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/64

終わりの始まり

まだ飛んでませんσ(^_^;)

私が浮気のそれを見ちゃった後、元彼と女‥クイーンが一緒に居るところは見ていない。


だって、クイーンは金持ちの男しか付き合わないのは周知の事。平民(と言っても元彼のお父上は結構大きな企業の部長だが)の元彼はつまみ食い、暇つぶし程度だったのは明らかだったし、しかしつまみ食いでも人の彼氏だというのがクイーンのブレのなさが凄いよ。




元彼は顔だけは多分大学で一番良い。

実際、学祭でミスターになってしまう位にはね。


だから摘まれた‥かな?


そんな元彼は最近病院に通っているとかいないとか?

優しい友人が教えてくれたのだけど、皮膚科と心療内科に通っている(笑)らしい。

一部では私を裏切った事の呪いとか言われているのだけど、私にそんな力があったら元彼が精神を病むだけで終わりにするなんて甘過ぎる。

直接アレをバッサリ、いやグッチャリ?(おうっ自分で想像してキモくなった)するさ。


まぁ、今思えば好きだったかさえ疑問が湧いてくる程度にどうでもいい男に成り下がっているからほんとどうでも良いけどね。

呪いもせず(いやそんな力無いし)綺麗さっぱり放牧してやったのだから感謝して欲しい。


大体さ、あっちから告ってきたんだよ。

私の頑張っている姿が好きとか、それはもう執念深く粘られ粘られ一年。根負けして付きあい始めた。


今思えば学祭の打ち上げで遅くなるとは言ったけど、先に帰ると言いながらクイーンのムンムンするフェロモンに絡む彼の獣的視線に嫌な予感がしたのは、私の多少はある女の勘だったのよね。



***  ***



「最高だよ。たまんないな、スッゴイ気持ちいい。こんなの初めてだよ」




そんな言葉の吐いてエグイ音させて、まさか生?嘘‥マジで?


予想外な危険行為に思わず乗り出したのがいけなかった。

軋んだ床の僅かな音にクイーンは覗いている私に気が付いて、より大きなアンアン声を出しながら薄っすら笑った。


笑ったよコイツ、私を見て笑ったんだよ。


演技か、それ演技なのか!


笑えるのは、女二人はかなり冷静で必死に腰振ってる獣な彼だけは全く侵入者に気付いてなかった。


そのまま見ていた私もちょっとアレだけど、内ドアが開いていたら玄関から全部見えちゃう見取り図の部屋だ。私の足元には飛び散らかった靴とスカートと男物Gパン、パンツ付き(子供みたいに一緒に脱ぐなよ)その先にはストッキングと、おパンティもあった。


玄関開けてすぐサカって合体かよ‥

海外ドラマ見過ぎだよ。マジでこんな事する奴いるのねって方に思わず意識が行ったよ。


そもそも彼女がいつ来るか分からん今日。

他の女を部屋に連れ込むとか何?ホテルに行けよ!

あ〜ごめん趣味に使い過ぎて奴はお金が無いんだった。顔が良いだけの貧乏人だったね。


女が演技してるとも知らずに必死に腰を振る奴が若干可哀想になったけど、そんなの見せられたらこっちも冷静になっちゃったというか?

冷めたし、醒めたよね。一気に奴への思いがクロースしました。


一生私の視界に入るなっクソ男。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ