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スクラッチ・ブレーブゲーテ  作者: 弘明広厳
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第一話 天が二物を与えたら

 天は一人の人間に、いくつもの長所や才能を与えてくれない。

なぜなのか?そんなことわからないに決まってるだろ。

いちを言えることはただの言い訳ってことだ。

先人は言った。天は二物を与えず。それは人間が協力し合って行けるようにと

神様がくれた優しさなのだと。

本当に小さな親切大きなお世話だよ!そんなことしなくていいんだよ!

誰か一人に天から二物与えられたとしよう。

誰よりも優秀。みんなから尊敬され立派なリーダーの完成だ。

それとは真逆に与えられない奴がリーダーになったとしよう。

できない。判断が遅い。信用されないリーダーの完成だ。

本当に神様って奴は余計な事をしやがる。

悪いと思ってるなら誰でもいいから一人に二物を与えてみろって言いたいわ!


【第一話】天に二物を与えたら

 

 セミがミンミンと鳴る夏のある日。暑さに耐え切れず俺は目覚めた。


「うるせぇな…朝からミンミンうるせんだよ!

 次鳴いてみろ!俺の堪忍袋がはちきれて獣のように暴れまわって」


するとセミは今さっきより大きく鳴き上げて男の顔に突撃してきた


「あぁぁぁぁああ!!うるせぇえーー!!痛ッてぇえーー!!このクソセミが

 羽もいでやる!」


セミは男の殺意に気づいたのかある必殺技を繰り出した!


「あぁぁぁぁあ!!クソッ!!あいつおしっこかけてきやがった!汚ったないわクソが!

 次会ったら羽どころか目玉をほじくってやるから覚悟しろ!」


男はセミと奮闘しあっけなく負けた。そうセミごときに…トホホ


「ツナちゃーん。朝からうるさいわよ」


リビングの方から母親の声が聞こえた。


 僕の名前は須賀広ツナ(すがひろツナ)15歳。アルゼファ王国に住む少年だ。

絶賛ニート生活満喫中ー!!やっぱニート最高ー!!!

とまぁ起きてご飯を食べて寝るしかしない生きる屍だ…

なんか「生きる屍」ってかっこよくね。考えなしに出た言葉にしては

かっこいい…

「あぁすまねぇ。セミと死闘のバトルをしていてだな」


俺は自慢げに格闘選手のような動きをしてごまかしてみる。


「セミとバトル~?セミのから揚げはおいしいわよね~」


母は僕のご飯を作りながらサイコパス地味た発言をした。


「朝からサイコパス地味た発言はやめてくれよ。朝飯たべてないんだからよ」


「あら~。もう朝じゃないわよ~。時計見てみたら?」


俺は母に言われたことに少し驚きながら時計をみた。

時計は午後の3時になろうとしていた。


「なら3時のおやつが必要だね。今日のおやつはなんだい?」


「なら死闘を繰り広げたセミを食べるといいんじゃないの~」


「いやだよ。てかセミの話そろそろ忘れてくれないかな?

 俺内心虫ごときに負けてちょっと泣きそうなんだけど」


「泣きそうなら泣いてみなさいミンミンって」


「いやまだセミの話掘り下げる?なんならセミの生態について

 3時間くらい語ってやろうか?」


「そんな知識ないくせに。知識を付けるくらいなら仕事しなさいよ~」


これが須賀広家のいつもの会話だ。

普通の人から見たらかなり頭のおかしい家族だ。


「したくてもできないんだよ。」


この世界は平和ではない。その理由は2つある。

1つ目魔王の存在。200年前に世界を闇に染めた王。

その名は「ガナト・サノヴァ」

だが200年前に勇者によってこの世から消えた。

魔王を葬った勇者の名は「デアクト・ペアセイバー」

だが消えてもなお魔族の侵略は止む所か勢いを増していった。

今もなお侵略は続いている。

そのせいで他国との貿易は最小限になり、仕事はなくなり

職に就くことが難しい状態なのだ。

その状態もあってニートをしている。

2つ目は王が行方不明になっているということ。

この国は王が全てを支配しする政権だ。

いなくなった今国がうまく回ってくれない。


「この状況もいつか良い方向へ向かっていくわ」


母は笑いながら励ましてくれた。


「そうなるといいな」


「なら良い方向に向かっていけるように買い物頼んでもいいかしら」


「良いこと言った後にそれ言うのは後味悪いぞ」


「後味悪いで思い出したわ!!セミも後味が」


「まだセミの話するのかよ!」


 買い物を終え、暇つぶしに歩いていたらいつの間にか王宮付近まできていた。

いつもなら店が並び毎日が祭りのように騒がしいのに、今では

店が畳んでシャッター通りと化し、人はちらほらいるが

暗い顔をしていた。いつまでこの状況が続くんだろうか。

 そんなことが考えながら歩いていると、どこからかベルの鳴る音が響き渡った。


「ベルの音?なんかイベントでもやってんのか?」


俺は音にひかれるようにベルの音が聞こえる公園へ行った。

公園前に着いて目の前の状況に驚いた。

そこではなんと若者が群がりなにやらくじを引いていた。


「こんなとこでなにやってんだあいつらは。てかカノもいるじゃねぇか。

 おーい!カノ!何してんだー」


すると呼ばれたことに気づいたのかその男は僕の方にやってきた。


「ツナじゃん!何してんの?」


「買い物ついでの散歩だよ。で、カノは何してたの?」


「くじ引いてたんだよ」


この男は山湯野カノ(やまゆのカノ)俺の同じニート。幼馴染でよく

つるんでいる親友。話もよく合うので喧嘩はそんなにしたことがない。

見た目は金髪で緑の目をしてる結構目立つ格好をしてる。


「くじ?」


「そうくじだ。今若者が職につけていないだろ。その救済としてくじに

書いている職に強制的に就くことができるっていうやつだ!」


「なるほど…で、カノは引いたのか?」


「おう引いたぜ!俺は王宮魔法騎士を引いたぜ!」


「…ナニソレ?」


「ツナ知らないのか?王宮魔法騎士っていうのはな。国を守る職だ」


「カノお前どんな職か分かってないだろ」


「んなもん詳しく知るかよ。王宮魔法騎士の情報は国民には大っぴらには

できないんだよ」


「へー。まぁすげーってことだけ分かったわ」


周りを見るとくじを引いた人がくじに書かれていた職業関係者と話をしている

人をちらほらみる。これは信じてもいいかもしれない。

母さんのためにもなんでもいい職に就こうかな。


「俺も引いてくるわ」


「お!珍しいな。ツナが自分から何かしようとするとは」


「親孝行くらいするわ」


カノに煽られながらくじの列に並んだ。10分ほど待ち自分のくじの番だ。


「は~い。くじを引いてくれ~」


くじを配ってるおじいさんは眠そうに仕事をしている。


「このくじで一番いい職ってなんですか」


「ん?いろいろあるが王宮魔法騎士とか研究者が一番かな」


「カノの野郎めっちゃくじ運良すぎだろ」


ちょっとカノに嫉妬しながらくじを選ぶ。なんでもいいとりあえずこれにしよう。

自分の勘で「このくじだ!」と勢いよく紙を取り出す。


「はいおじさんこれにする」


「は~いよ。ふむどれどれ」


「何の職ですか?」


ドキドキが止まらない。久しぶりに手が震えている。

早く…早く教えてくれ!!


「はいあんた勇者ね」


「…え?」





【あとがき】

どうも弘明広厳ぐみょうこうげんです。

初めての投稿しました。

正直国語力があまりにも低いのでわかりずらい部分があると思います。

ご了承よろしくです。

今回書かせてもらった「くじを引いたら勇者と魔王になれますか?」ですが

長編なため今後も続きます。

応援してくれるとうれしいです。



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― 新着の感想 ―
[良い点] 全体的にキャラが濃くて面白かった! さすがむっつん! [気になる点] 主人公たちの名前がウケるw [一言] ども、チーノペペロンですー! 面白かったよ!
[一言] 小説は大変ですが 頑張って下さい
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