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電卓

作者: 人間詩人

何気なく 電卓を たたいてみる

数字が めまぐるしく変わって行く

一瞬だけ 手持ちのお金の額だったらなぁと 妄想を

抱いてしまう

電卓は きちんと答えを

出してくれるが

割り切れないと 無数に

余りが 続いて行く

電卓でも 完璧には

行かないのかと 感じる

人間ならば なおさら割り切れない問題ばかりを

毎日 計算しているかのように 生活しているんだなと 実感した

人間の生きる空間も

一見すると 自由なような気がするが

実際は 自由には

ほど遠く 割り切れない電卓の中にでも いるようだ

あーっと ため息を

つきながら 電卓の数字の桁を 数えて見る

少ない桁数なら 可能な気がする 桁数が 増えるごとに 羨望が 広がり

しまいには あーあとなる

電卓の中は 狭苦しいなぁ

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