始まりの日
空は青く無限に広がっている。
その下で様々な人達が様々な思いをもって生きている。
子供たちは未来に対し不安などを持たず様々なことを学びながら日常を楽しむ。
大人は労働が辛くて死にたい人もいれば楽しくてしょうがない人
また子供を育て心地よい空間を作っている人もいる
年を召した人たちは残りの人生をのんびり過ごしているかもしれない。
これはあくまで僕のイメージだから違っている点もあるだろう。
僕たちは楽しいことだけではないこの人生をどう生きればいいのだろうか。
今日の天気は曇り、個人的には晴れのほうが好きだだがあまり人が歩いてないこの時間は嫌いではない今回の目的は金色のリンゴが生えたという噂を聞きそれが真実かを確かめるためにある町へと向かっている。
その街に近づいてはいるのだが街に近づくに連れ人はどんどんいなくなっていった。
もしかしたらこの噂は嘘なのではないかと思い始めた、そもそもリンゴが金色で生えてくるなんてありえないではないか…期待した自分を恥じていた。
そんなことを考えていたら街についた。
町はそんなに大きくはなかったが町の入り口には門番がいた僕はその門番に尋ねた
「この街に金色のリンゴが生えたという噂を聞いたのですがどこにありますか」
門番は僕のことを無視した。だが通っていいということか門を開けてくれた。
僕は少しもやっとしたが町に入ることができた。
街は静かだった、最初にあった好奇心は消え不安が大きくなり始めた。
こんな場所に本当に生えてきたのだろうかと…。
歩いていた人々に金色のリンゴについて尋ねてみたが誰もそれについて知っている者はいなかった。
諦めて帰ろうとしたときある少女が僕に声をかけた。
「何か探しているの」
僕は噂を話すと少女は「私のお父さんがそれを育てたんだよ」と私に教えてくれた。
本当にあったんだ、早く見てみたいそれだけが頭の中を埋め尽くした。
「僕をその場所に連れて行って」少女にそう伝えると少女は走り出した「私を捕まえることができたらね」と言い。
僕は急いで追いかけた、少女は街に詳しいこともあり様々な抜け道を使い僕を翻弄した。
僕は少女を見失ってしまった、だが諦めきれない僕は再度探し始めた。
小さい街なのですぐに見つかるだろうと思っていたがなかなか見つからなかった、疲れ果て歩き回っていると建物の陰から僕のほうを見ているあの少女を見つけた。
僕は急いで少女のいる方へ走ったすると少女は疲れたのか僕のほうへと歩き始めた。
少女はなんと金色のリンゴを持っているではないか離れた位置からでもそれがわかった、
僕は急いだ少女とリンゴのもとへ、そこには本当に噂のリンゴが存在した。
少女は私に「このリンゴはあなたにあげるけど決して食べないでね」と言いった。
僕はその理由を聞こうとしたが少女は目の前から消えていた。
僕は夢でも見ているのではないいだろうかと思いほほをつねったが痛かった。
なぜ少女は僕にこのリンゴをくれたのだろうか、そしてなぜ食べてはいけないのだろうか…
そんなことを考えていながら僕は今日の宿屋を探した。
宿につくとと疲れがたまったのか眠気に襲われ眠りについた。
その日僕は夢を見たその夢の中であの少女が現れ僕に「まだあのリンゴを食べていないんだね偉いね」と言いまた消え夢から覚めると朝になっていた。
僕夢の少女の話を聞いてしまったせいでリンゴを食べてみたいという好奇心が強くなってしまった。
恐怖もあったが好奇心が勝ってしまっいこのリンゴを食べることにした。
それが全ての始まりだった…
口の中に入れ味を確かめると特に変哲のないリンゴだった。
正直がっかりした、走り回って手に入れたリンゴはただの金色に光っているだけだなんて、まあ金色ってだけで希少価値はあるかと思い開き直った。
もう一口食べると血生臭い味がした吐き出すとリンゴの中身は真っ赤になり溶け出した、僕は恐怖しそのリンゴを投げ捨てその部屋から出ようとしたがドアは固く閉ざされていた。
何が起こったのだろうかまったくもって理解ができなかった、だがこの現象は異常だということだけそれだけが頭の中を駆け巡った。
溶けたリンゴは部屋の床一杯に広がりあの少女がその中から浮かびあり僕にこう言った
「約束を破ったあなたには罰があるのそれはね人を殺さないとあなたは死んでしまうっていう呪い」少女は嬉しそうに僕にそう言った、僕はこの出来事に対して理解が追い付いていなかったが続けて少女は
「人を一人殺す度にあなたの寿命は一日延びるの簡単でしょう、だからあなたにプレゼントがあるの」
少女は床の液体の中から拳銃を取り出した「これをあげるから死なないでね、あとあなたの残りの寿命はあと24時間だけだから」と言い彼女は液体の中へと消えていった。
突然起きた出来事に対し理解しようとするが理解を拒む僕がいた、だが死にたくないという気持ちだけはそこにあった。
第一話 fin
人が苦しみながら生きていくというのが好きでそれを物語にしようとしたのがこの物語のはじまりです。
ですが自分は本屋や小説をほとんど読んだことはなく文才能力は低いと思われます。
面白い作品を作っていきたいという気持ちはありますので許容していただけるとありがたいです。
暇なときに更新していく感じになると思いますのでのんびり待っていて下さい。