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D.R.E.S.S.  作者: 藤平重工
2/5

第2部

ゲーム用のシナリオです。

コミケなどに参加しています。

制作ブログ→http://synthesize2.blog44.fc2.com/

―――そこには、巨人がいた。

「六式汎用人型決戦兵器 殺駆2(ザクツー)です。もともとは拠点攻略用に開発されたものですが、まあ敵の士気をそぐという意味では、防衛にも役立ちます」

「・・・なにか手伝うこと、ある?」

今さっき天川と名乗った少女は、このなぞの巨人兵器を見上げていた俺に説明を始めていた。 

「今から、この兵器の試験運転をします。貴方はその補佐をしてもらいます」

・・・え?乗るの?これに?

なんか一歩動いただけで一般人には耐えられなさそうなのですが。

「大丈夫です。シートベルトをしていれば外的なダメージはありません」

「内的なダメージは?」

「・・・くどいですね。第2小隊集合!」

天川の号令、あっという間に集合するメイドたち。

「副司令殿を殺駆に乗せて差し上げて」

すると、いきなり俺の体を抱えだすメイド×4。

「ちょ、ちょっと待て!わかった。自分で乗るから離してくれー!」


六式汎用人型決戦兵器 殺駆2 コックピット


もともと単座式なので、二人乗りはかなりキツイ。

「ちょ、もうちょっと下がってください。操縦に支障がでます」

「んなこと言ったって・・・」

そもそもスペースがないんだから、これで精一杯だ。

「しょうがないですね・・・これより人型決戦兵器 殺駆2の試験運転を開始します。機関始動」

聞いたこともないような、独特の駆動音を発するエンジン。

「なあ、このロボットのエンジンはなんなんだ?」

「超小型融合炉エンジンです」

・・・聞かなかったことにしよう。

「各計測器正常。スタビライザー正常。システムオールグリーン。歩行を開始します」

ゆっくり立ち上がった巨体を、前に進ませる。

「あ、意外と衝撃が少ないな」

「歩いているだけですしね。オートバランサー正常と。・・・速度上げますよ」

「え?あ、ちょっと待って・・・!」

俺の制止も間に合わず、スムーズに加速する殺駆2。

「そっちの方向には・・・」

「え?なにかあるのですか?」

そう、あそこには一昨日の夜、合宿に参加した陸上部員総出で作った・・・。

「対桑島用の特大落とし穴が・・・」

「なんでそんなのあるんですかーーー!!?」

「いやー、・・・合宿のお約束ってヤツ?」

ガコッ。

「うわわああ!!」

「きゃあっ!?」

予想通り落とし穴に片足を突っ込み、バランスを崩す殺駆2。

コックピット自体が傾斜し、体が前に投げ出される。

「くそっ!」

なんとかバランスをとろうと、がむしゃらに手を伸ばす。

ふにゅ。

「きゃ、どこ触ってるんですかバカ―――!!」

どごっ!

なぜか天川のナックルブローを鳩尾に受け止めるハメになってしまった。

「ぐふっ!・・・ちょ、落ち着け・・・!」

「そっちが触ってきたんじゃないですかヘンタイ!」

げしげしげし。

「がふっ!!おぐっ!!・・・だから殺駆が・・・げふっ!」

「え?殺駆?」

見ると全速力で迫る校舎。

「ちょっと、ぶつかる!!?」


「何事だこれは!?」

私と綾香が校庭に駆けつけると、そこでは巨人が踊り狂っていた。

「私たちにも詳しいことはわからないのですが・・・おそらく落とし穴にはまったことが原因かと・・・」

自身もまだ良くわかっていないという顔で、第2小隊の隊員が報告する。

最新の試作機である殺駆2は、最高の機密であり、「ヴァルキリー」の隊員たちも、その全容を知っているわけではない。

しかも、今搬入されたばかりであり、これは試験運転であるのだ。

つまり、この事態を完全に理解している人間は、この場にはいない。

「中との通信は?」

「いえ。落とし穴にはまったときの衝撃で、スイッチが切られたものと思われます」

・・・となれば、これは原因不明の、完全な『暴走』。

「融合炉の溶融は始まっているのか?」

「いえ、今のところ出力は安定しています。しかし・・・」

「このまま無理な動きをしていれば、それもありえる」

私は静かに言う。コクン、とうなずく第2小隊員。

「お嬢様・・・」

あの殺駆2は先日一通りのテストが終わったばかりの試作品。一秒後になにが起こってもおかしくない。ただでさえあの巨体を動かすために、融合炉まで積んでいるのだ。

「お嬢様、決断はお早いほうが・・・」

「わかっているわ・・・」

でも、あの中には・・・しかしそれだけで多くの人を犠牲にはできない・・・!

「・・・遠隔爆破装置をここへ持って来て。それと全ヴァルキリーをここへ」

「お嬢様、それは・・・」

「只今を以ってわが軍は人型兵器『殺駆2』を廃棄!直ちに遠隔操作によって爆破する!」

「・・・イエス・マスター了解しました。お嬢様」

・・・まだ爆破装置の準備には時間がかかるはず。

それまでに事態が動かなかった場合、問答無用で爆破しなければならない。

・・・せっかく私が副司令にしてあげたのに、なんにもせずに死んじゃうなんて許さないんだから!

祐一―――!!


「く、くそっ!こうか?こうなのか!?」

「や、ちょっとそこは・・・きゃあ!」

なんとか俺が操縦を奪うことでさっきの危機は乗り切ったものの、信じられない動きをする殺駆に翻弄され、どっちが上かもわからなくなってしまっていた。

「だからちがうって言ってるでしょ!バランサーがおかしいんですっ!」

どごっ!

「ぐふっ!鳩尾はやめてくれ・・・」

よろめいて腰を突いた先、なにかを押した感触が・・・。

「警告!ジェノサイド・スイッチがオンになりました!これよりジェノサイド・モードに移行します!警告!・・・」

ジェノサイド殲滅モード!!??

「お、おい!なんだよこれ!?ジェノサイド・モードって・・・」

閃光。

殺駆2が手にしたマシンガンを乱射していた。

「ちょ、やめ、やめてください!!」

「俺は知らないって!とにかくなんとかしないと・・・」

そして、ふと見た校庭。

その向こうに、あれは・・・。

あれは、『ヴァルキリー』とかいうメイドたちか!?

すでにかなりの数が集結している。まさか、殺駆を破壊するため!?

制御不能に陥り、マシンガンまで乱射している殺駆を、これ以上被害が出る前に破壊する。

確かに正しい判断ではある。だが・・・。

「ああ・・・ここまでですか・・・」

天川にも『ヴァルキリー』は見えたらしい。声に力がない。

「すでに遠隔爆破装置も準備されているはずです・・・私たちは・・・」

「まだだ」

「え?」

「すでに殺駆はマシンガンまで乱射しているのに、まだ爆破されていない。まだ準備が終わってないんだ」

そう言うと、俺は身体をさらに乗り出し、操縦桿を握りなおす。

「でも、どうするのですか?もうこの殺駆を正常な状態に戻すことは・・・」

「バランサーがイカれてんじゃ無理だろうな。だが、わざわざ戻さなくったって、止めることはできるだろ?」

「まさか・・・」

「完全に・・・・・・逝ってもらう」

幸いにも今の位置は校庭の端。そしてイカれているのは足のバランサーだけ。

・・・普通の人はこんなこと考えないんだろうなあ・・・。

そのとき、俺の手が操縦桿から引き剥がされた。


いままでなんとか二足歩行を保っていた巨人が、マシンガンを放り出し、急に前のめりに倒れ始めた。

「下がって!お嬢様!『ヴァルキリー』、応戦!!」

とっさに状況判断し、命令を下す綾香。

「待って!様子が変だ・・・」

確かに、殺駆は倒れながら両腕を前に突き出していた。

「あれは・・・」

つま先が地面を離れると、今度は両手が地面に着く。足と足の間に頭を潜り込ませ、勢いはそのままに上半身を歪曲させる。それと同時に開脚し、腰が地面に着くと同時に勢いに任せ上半身を上げる・・・。

「前転・・・しかも飛び込み→開脚のコンボ・・・!」

ガコッ!ガガガガガガガッッッッッッ!!

180度のきれいな開脚を維持したまま、肩、肘、手、股関節、膝、足首の全バランサー及び駆動系を沈黙させた人型汎用決戦兵器は、止まった。

「・・・・・・」

突然のことに体が動かない私の、手前5メートルで。


「うう・・・気持ち悪い・・・」

かなり久しぶりに外の空気を吸った気がする。

あんな無茶な操縦をしたにもかかわらず、生きているなんて奇跡的だ。

「オーライ、オーライ!」

『ヴァルキリー』の隊員たちが校庭のど真ん中に沈黙している殺駆を、いままさにクレーンで移動させようとしていた。

・・・自力で動けない殺駆を移動させるのは大変だな・・・。

せわしなく動いているメイド服の少女たちから離れて、俺はその姿を見つけた。

ぱくぱくぱくぱく。

なせか和菓子をヤケ食いしている、『ヴァルキリー』第2小隊長 天川砌。

「気分は・・・そんなに悪くないみたいだな」

俺が声をかけると、ぴたっ、と動きを止める。

「・・・いろいろ訓練を受けてますから」

「だな。あの操縦は見事だった」

・・・決戦兵器で前転をしてしまうんだからな。自分の発案とはいえ、どう考えても不可能だ。

それを可能にした操縦技術は、単純に見事だった(訓練でもしないだろうし)。

「・・・・・・」

ずいっ。

無言で差し出されるどらやき。

「・・・・・・?」

「半分は、貴方のおかげですから」

真っ赤に染まった顔を背け、天川が言った。

「ふっ・・・不本意ですが、第3者からみた正当な報酬です」

ずいっ。

・・・とりあえず受け取っといた方が良さそうだ。

「あぁ・・・サンキュ」

「お礼なんて要りません。正当な報酬なんですから」

言うと、天川はまたヤケ食いを再開するのだった・・・



真夏の暑い昼下がり 敷地内の雑木林

俺はまるで田植えをするかのように、腰をかがめて地面に何かを埋めていた。

もちろん稲ではない。ではなんだ?

「ここで大ヒント!なんとこれは・・・」

「あ、バカ!そこに埋めたらこっちも誘爆しちゃうでしょ!ちゃんと有効範囲を考えてよ」

怒る『ヴァルキリー』第4小隊長(の片方) 椎名しいな 陽姫あき

「・・・・・・」

・・・はい、地雷です。圧力を感知するタイプだそうです。

今俺は第4小隊と共に地雷の設置を手伝っているのだが・・・。

「ほんとに学校を占領した目的、隠す気あるのかな・・・」

・・・たぶんないな。自分で言っといてなんだけど。

しかし地雷まで埋めるなんて、まさかここに長く居座る気なんじゃ・・・。

「まったく、なんでこんなヤツが副指令なんだろう・・・」

「・・・・・・・」

ま、当然といえば当然だが。それなら鷹堂舞華に言ってくれ。

「陽姫ちゃん。向こうは終わったよ」

違う場所に地雷を設置しに行っていたもう一人の第4小隊長 椎名しいな 彩夜あやが戻ってきたようだ。

ちなみに二人は双子で、陽姫のほうが姉なのだそうだ。

「あ、彩夜。ありがと・・・って、ちょっと祐一!?」

・・・祐一って・・・俺は副指令なんじゃないのか?

「なんだ?どうかしたか?」

「君どこに地雷埋めてるの!?」

「・・・え?」

どこって・・・ちゃんと有効範囲は考えてるぞ?

そして俺は顔を上げ、周りを見渡す。

・・・ここは。

「そこは私がさっき埋めたところ!地雷原のど真ん中!」

・・・マジかよ。

ごくっ。

「いい?そこを絶対動いちゃダメだからね!」

「ど、どうしよう陽姫ちゃん!祐一さんが・・・」

「わかってるって、彩夜。今考えてる・・・」

今設置しているのは圧力を感知するタイプの地雷だ。踏めば爆発する、一番地雷らしい地雷といえる。

まあ逆に言えば踏まなければ爆発しないのだが・・・、位置がバレたら意味ないので、普通わからないように偽装する。

自分が設置した場所ならまだ見当がつくが、他人が、よりによって『ヴァルキリー』によって設置されたものなど、見分けがつくはずがない。※『ヴァルキリー』の所属する『Dress』は私設自衛軍です。

そのうえ、誘爆しないように、ぎりぎりの距離設置されていた地雷のなかに、さらに地雷を設置してしまった。この状況で誘爆しないほうがおかしい。

・・・動けない。

「とにかく、安全圏まで避難しよう。祐一は動いちゃダメだからね!」

「き、きっと助けますから!待っててくださいね!」

確保していた安全地帯を通り、距離を置く第4小隊。

「・・・なるべく早く頼む」


「ねえ、どうしよう陽姫ちゃん。なにか良い方法はないかな・・・」

「うーん。良い方法かあ・・・」

よりによって姿が見えない地雷に閉じ込められるなんて。

撤去しながらだと時間がかかりすぎるし、強行突破は危険すぎる。

「ねえ、陽姫ちゃんが埋めたところから接近すれば?陽姫ちゃんなら自分が埋めた場所、覚えてるでしょ?」

「悪くはないけど、却下だね」

「え?なんで・・・」

「もちろん私は自分が埋めた場所は覚えてるよ?でも、問題は今祐一が立ってる付近。さっき設置したのは偶然私たちが気付いたけど、その前にまだ近くに埋めてるかもしれない。それに助け出した後も、祐一は私が埋めた地雷の位置を知らない」

「そんな・・・一体どうしたら」

あの地雷は圧力感知型・・・地雷の上部に圧力がかかると爆発する・・・。

だったら地面の上を歩かなければいい。祐一にロープを渡して一気に引き寄せるとか・・・。

いや、いくらなんでも無謀すぎる。上に吊り上げるのは?ここは林の中、木に引っかかるのがオチ。

ん?木・・・・?

そうか、木を使えば・・・。

でも私一人じゃとても・・・。

「彩夜」

こくり。

声をかけると、無言で頷いてくれる彩夜。

そうだ、いつだって私はひとりじゃなかった。

いつだって彩夜と一緒だった。

「急いでロープを用意して!長いやつね!」

私たちは二人で一人。私たちなら出来る。


「な、なんだ・・・?」

なぜか頭上に張られる二本のロープ。安全地帯から安全地帯へ、丁度俺の頭上を通過するように張られているようだ。

「一体何が起こっているんだ?」

詳しく確認したいが、今の体勢を保つのが精一杯だ。

「もしかしてこれに掴まって脱出しろってことなのかな」

しかし、ただでさえ緊張で疲れているのに、それはキツイな・・・。

そんなことを考えていると、俺から見えるほうの、ロープが結ばれた木の下に、二人が姿を現した。

『ヴァルキリー』第4小隊長 椎名 陽姫/彩夜。

「今助けに行ってあげるからー!それまで踏ん張りなよー!」

「ま、待っててください!すぐに行きますから!」

それはとってもうれしいんだけど・・・。

・・・どうやって?

すると、二人はいきなり木に登りだした。

「な、ちょっと!何する気だ!?」

「なにって、今助けに行くって行ったでしょ」

まったく同じ動作でロープの上に乗る。

「わ、とと・・・やっぱり一本は大変だよお・・・」

「がんばるの彩夜!祐一を助けるんでしょ!」

ふらふらとした足取りで、ゆっくりとだが近づいてくる。

「ふええ、お、落ちちゃうよ陽姫ちゃ〜ん」

「ちょ、だからって服掴まないでっ。落ちるっ!」

「・・・・・・」

大丈夫・・・だよな?

「よっと・・・到着〜」

「わ、私たちの手に掴まってください」

「・・・・・・」

「何ボケッとしてるのよ。全速力で助けに来てあげたんだから、さっさと掴まりなさいよ」

「いや、非常に言いにくいんだが・・・」

このロープは俺の頭上を通っているわけで。

「その・・・モロ、見え・・・?」

・・・・・・!?!?!?

「きゃ、きゃあーーー!?」

「この、どこ見てんだよバカ!エロ!ドエロ!」

ぎしぎしぎし。

「わ、悪い、悪かったから俺の頭の上で暴れないでくれ!」

落ちたら三人とも木っ端微塵だぞ!?

「わ、わかってるよ」

「さ、私たちの手に掴まってください」

左右同時に二つの手が差し出される。

・・・性格は正反対でも、やっぱり双子なんだな。

「3,2,1で引っ張るよ。いい?彩夜」

「うん、いいよ陽姫ちゃん」

「「3,2,1」」

せっ!の掛け声と共に俺の体が浮き上がる。

「や、やった成功だよ陽姫ちゃん!」

「さ、このまま運んであげるから、おとなしく掴まってなよ?」

「お、おう・・・」

左右から椎名姉妹に腕をつかまれ、宙ぶらりんなまま運ばれていく。

・・・そういやこんな感じに掴まってる宇宙人の写真、前にテレビで見たな。


―――しかし重いなあ。男ってみんなこんなに重いのかな。

予想以上に重い祐一の体を運びつつ、なんとか残り十分の一のところまできた。

・・・ここまでくれば安全だろう。

「さて、と。じゃ、降ろすよ、彩夜」

「ちょ、ちょっと待った!」

「・・・なに?祐一」

こっちは腕が疲れて限界なんですけど。

「ここは陽姫がいっちばん先に地雷埋めたとこだろ!?」

・・・え?

私は左右を見渡す。上から見ているためにわかりにくいが・・・。

確かに、私が最初に地雷を設置した場所だった。

「す、すごい!まさか覚えていたんですか?」

・・・祐一、君は・・・


『Dress』早熊高校駐留部隊 司令室(旧視聴覚室)


「・・・以上。報告を終わります」

「ん・・・結局のところ、けが人は出なかったのね?」

鷹堂がチラッと俺を見る。

「はい。奇跡的に死傷者はゼロでした」

「わかったわ。これからはよく気をつけて作業して。以上よ」

「はい。失礼します」

陽姫と彩夜、そして俺は視聴覚室を出る。(今は司令室だって鷹堂が言ってたか・・・?)

「・・・それにしても、なんでアイツはああいうときだけ偉そうなんだ?」

「まあ、私たちの司令だしねー。司令らしくしなきゃ、って感じなんじゃないの?」

「ま、舞華は、すごくがんばってるよ」

「ふーん。そんなもんか」

「祐一も私たちの副指令なんだから、しっかりしてよねっ!」

「・・・がんばってください」


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