息吹の蓑衣に登場する人物
妖精カフェ
宵野千里:18歳 駆け出しの魔法使い
妖精カフェのウエイトレス。間野服飾専門学校の学生。ファッション関係の仕事を目指している。千里は、1万年に一人の魔法使いの器。魔力が強すぎて、魔法の修行を誰も見てくれない。魔法は全般的に使えるはずで、得意魔法は、闇魔法と光魔法だと分かっている。最近、ふよふよ浮くようになった。契約した4人の妖精と深いつながりを持っている。やっとトラングラー魔法学園のクリスタ先生の課題を済ませたのだが、こんどは、アンナから、もっと難しい課題を貰ってしまう。最初の課題、超難関のヒイラギが作る息吹の蓑衣に挑戦する。
大海博史:40歳 妖精カフェのマスター
博史は、3年前に、アイテム使いモバイ・カーにより魔法の大きな傷を負い。ずっと療養しながら奥さんのアンナと妖精カフェをやってきた。最近やっと傷も癒え、仇敵モバイ・カーとの決着もつけて。そろそろ、本業のトレジャーハンターの血が疼きだしている。博史は、最難関、アクアの「癒しの水衣」のアイテムをトレジャーハントしようとしている。
大海アンナ:20歳 妖精カフェを始めた人。博史の奥さん
イギリス人の魔法使いのおじいちゃんを持つクオーターの日本人。アンナの魔法詠唱から新しい魔法が生まれるほどの魔法詠唱の天才。風のエレメンタル、小妖精の使い魔シルフとラフォーレを使役している。アンナの得意なパイをこの小妖精たちはこよなく愛している。
ウィンディ・オルケストラ
妖精カフェのウエイトレス。風の妖精界の第7皇女。風の妖精界の女王の姉の娘。アンナに天女の羽衣を作れと課題を貰っている。とてもしっかりしたお嬢さんである。風魔法は、支援魔法が強力で、何かと頼られてしまう。
ヒイラギ・ドベルグ
土の妖精第6皇女。土の妖精王、ヒース王の長男ティルと婚約している。最近トラングラー魔法学園を飛び級して、妖精カフェのウエイトレスになった。婚約はしているものの、しばらく自由にさせてもらえるようだ。息吹の蓑衣は、ヒイラギの父、ノック・ドベルクの依頼。ウィンディたちみたいに大口を叩いたわけでなく、巻き込まれた方。のんびり屋さんで、妖精カフェの秘密の自分の部屋で良く寝ている。
サラ・サラマンダー
ウィンディの友達。火の妖精界の第5皇女。第5皇女と言ってもサラは、サラマンダー一族の当主になる人。サラマンダー一族とは、火トカゲから竜族に至るまで、サラマンダーの名を冠した一族の事。火龍王の宝石と呼ばれ、首に、火龍王とリクシャン王妃が共同で流した龍玉の首輪をしている。
アクア・マーリン
ウィンディの友達。水の妖精の第3皇女。第1第2王位継承権を持つ王子に何かあったら本当に女王になる立場にある人。にもかかわらず、妖精カフェで、バイトがしたいと親を説得している。頭脳明晰なお嬢様。最近、水竜王の後押しもあって、バイトが実現しそうなところまで来ている。
平賀あゆ:東京都出身 18歳
反物問屋の老舗、涼夏堂の跡取り娘。お父さんは、12代目、平賀伊右衛門。魔法関係者に糸を売る店でもある。現在妖精カフェで修業中。接客は苦手だけれど、裁縫技術は本物。擬人化人誕生祭では、ターシャとサーシャの双子の翼人の巫女舞の着付けを担当する。あゆは、珍しい紫色のオーラの持ち主。土の妖精と相性が良い。
京極我次郎 木の国出身 66歳 冒険家
妖精カフェのマスター、大海博史の師匠。魔法全般に明るく、精霊界の交流関係も広い。奈良時代の和歌山県出身。次元門の迷路にはまったことがあり、大幅に、時間を超えて未来に来てしまった。大海博史が、敵の魔法使いと戦って精霊界に落とされて瀕死になっているところを助けたのが縁で、いろいろな魔法を博史に教えている。逆に、アンナに古臭い言葉を現代風に直されたり、現代の文明になじまされたりしている。弟子の博史にもらったウィスキーを気に入り、カフェなのに、カウンターや隅の席で酒を飲む。京爺は、オレンジ色のオーラ。世界樹に愛されている人物。
トニー・マーティン:18歳 イギリス人 光の魔法士
バスク魔法学校を首席で卒業し、ケンブリッジ大学に春から入学する予定だったが、親友のリチャードが、留年しそうになったので、以前良いところまで解いたバスク魔法学校にあるアンナの謎を解いて二人で日本を訪れ、生命の緑石を手に入れる。ところが、このアイテムの使い方が分からず、富士山の樹海に腐海を発生させてしまう。この事件は、バスク魔法学校のジャスティン校長の知る所となり、魔法学校を除籍されることになった。これをアンナの謎のアンナ本人に救われる。代わりに、千里を1年守ってほしい。そうしてくれたら、魔法の修行をつけてあげると約束を貰う。それで、千里の騎士になる決心をする。見事、博史の試練に合格して、騎士になった。しかし修行が足りず、精霊界に行けない。彼は、希少種の、闇の魔法使いになれる素質を秘めている。
ガイ
水妖 アクアの家臣。
グレン
火妖 サラの家臣。
ノーラ
ヒイラギの家人。ノーラの実家は、服屋。機織りや裁縫も得意。ヒイラギが、機織りが得意なのは、ノーラの実家に遊びに行っていたから。
エスト
ウィンディの家人。エストは、花の研究者だったが、家業を継いで、オルケストラ家のメイドになった。メイドになってからも、独学で、花の研究をしていた。風と花と言うのは、切っても切れない関係。いろいろな蜂蜜を飲めるので、ウィンディは、大歓迎で、エストを応援していた。
アオイ・グランド
トラングラー魔法学園の3年生。ブティック妖精カフェで、裁縫のバイトをすることになった。アオイは、土の妖精。ヒイラギの親戚。
ルー・ルート
トラングラー魔法学園の3年生。ブティック妖精カフェで、裁縫のバイトをすることになった。ルーは、風の妖精。冬将軍カラデ・ルートの孫。風の国の将軍は、四季将軍で四人いる。武家の娘。
妖精カフェ関係者
クリスタ・ダーマット:天空園出身 トラングラー魔法学園、学園長
千里と勝手に契約したヒイラギ、サラ、アクアを引き連れて千里の気持ちを聞きに来た。千里が、彼女たちとの契約を続行したいというので、試練を与える。それは。4大妖精が共同作業をしないとできないことだった。風のエレメンタル、身長20センチの大妖精。サラとアクアの依頼で、妖精カフェにバイトを4人、出してくれると約束してくれた。学園の代表をあゆに付け、涼夏堂の技術を学園に取り入れようと考えている。
サイモン・カタパルト
妖精カフェの常連さん。竜の擬人化人の龍王なのだが、4大精霊の竜族に可愛がられまくって家にあまりいない人。千里は、本当に偉い人なのか疑問に思っている。容姿は人そっくり。しかし、驚異的な身体能力に加え、弱いが、4大魔法全般が使える超越者。
ターシャ・カタパルト
サイモンの奥さん。翼人の擬人化人。ターシャは、有翼族。容姿はエルフで、翼がある。天空園の擬人化人誕生祭で伝統的な舞踊を妹のナーシャと踊る。
デビット・ウイリアムズ
妖精カフェの常連さん。虫の擬人化人の王。虫族は種類が多い。その全種族の王。伝統的に、世界樹を守護している一族。まるで、密着した宇宙服を着ているような容姿をしているカブトムシの擬人化人。多くの虫族を束ねているのだが、よっぽどのことが無いと自分からは動かない。なので、悠々自適の生活をしている。紅アゲハの異界に、世界樹が見つかったので、色々やることはあるのだが、デビットが騒ぐと世界中の虫が騒ぐことになる。それでは、紅アゲハの異界の秘密が守れないとして、まだおとなしくしている。
ナーシャ・ウイリアムズ
デビットの奥さん。翼人の擬人化人で、ターシャの双子の妹。火の国料理が得意。ちょっとパンチの利いたガッツリ系の料理を作る。
サー・アウグスト・タマ・オーレム
通称タマ。猫の擬人化人。タマは、精霊界で剣も魔法も使える猫族の英雄なのだが、人間界に入り浸って、東京で、野良ネコをやっている。擬人化人誕生祭で千里を見て、千里を助けるために、東京側の妖精カフェに来た。そこで、化け猫と言って挑んできたトニーを鼻であしらい、修行が足りないとトニーを鍛えることになった。本人は、にゃんこ先生と呼んでほしいと言っている。
スミス
全蟻族のマーガレット女王が千里に派遣した凄腕の情報アリ
ローグ
蜂族の斥候部隊、ローグ隊の隊長。斥侯が得意な隊なので紅蓮洞の調査に参加してくれた
恐竜族
聖竜王の妃ミコトと暗黒竜の妃イソバは、恐竜の魂を守るため異世界を構築。6600万年の時を魂のみで生き延びてきた。
ミコト
テキヒの妃、ミコト。聖竜王の妃〈バハムート〉
イソバ
ニウトの妃イソバ。黒竜王の妃〈レックス〉
フェイザー
鳥族の始祖恐竜 〈始祖鳥〉
イーリ
イソバの側付き〈ステゴサウルス〉
リーフェ
両性類の恐竜、山椒魚のような体躯〈ディノサウロス〉
セッパ
河童のような人型の容姿、京爺似〈ディノサロイド〉元パラサウロロロフス




