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春の200文字詩集  作者: 潮崎レオル:編集
7/10

若手の桜(雨読)

 七作目は、雨読先生が書いて下さいました。雨読先生、ありがとうございました!


 今年も接待花見の季節がやって参りました。そんな行事の接待する側、新入社員の活躍とでも言いましょうか、そういったものが描かれている詩です。

 事前の忙しさと事後に気づくものが対比的で、喧騒が過ぎ去った後に気づく物もあるのだということを教えてくれます。

上下関係 若人走らせ

初春の寒空 深夜の場所取り

不眠不休の 疲れを見せず

重役出勤 お出迎え

必死で献上 その絶景

酒の肴と 銘打たれるも

ただ歓楽の 申し訳


尖兵共 休む能わず

桜の侘びなく サクラと媚あり

乞われ慣れない 芸を見せれば

聴衆失笑 お待ちかね

休日返上 その報い

酒も魚に ありつく事なく

ただ高説が 申し訳


帰り支度 散乱せしゴミ

殿担う 尖兵共

人や物なき 素朴さ見れば

目も心も 奪われる

春風駘蕩 その絶景

とわに保つが 叶わぬのなら

ただ一枚を 申し訳

 お読みいただき、ありがとうございました!


 雨読先生のマイページ→http://mypage.syosetu.com/310267/

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