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首都滞在

こんばんは本日の投稿です

「 え!?  帰った? 」


僕は思わず声を上げてしまった。


「 はい、母はまだ前女王としての仕事が残っているようで今朝早く帰りました。 リック様にくれぐれもよろしく伝えて欲しいと言付かりまして、あとこれを預かっております 」


そういってノエルが手渡してきたのは羊皮紙のスクロール、要するに手紙ということだ。

渡されたそれを広げると、そこには娘を思う母の気持ちが綴られていた。


「 なぁなぁリックぅ 何が書いてあるんだい 」


「 うん、娘を ノエルをよろしくお願いしますってことと、大事にてあげて欲しいからお願いしますって。 あとマーサ達、姉嫁さんも仲良くしてあげてくださいとある 」


「 うん あたいはノエルを可愛がるよぉ 素直で可愛いし 」


マーサの言葉にセオもフェオも、もちろんユーンも大きく頷いている。

うちのお嫁さん達は仲良しそうで本当に嬉しい限りだ。


「 ありがとうございます 姉様方・・・ 」


ノエルが泣きそうになってしまい、セオがそっと側で抱き寄せてあげている。


「 あとね、 ぜひエルフの国にも遊びに来て欲しいって書いてあるよ 」


「 行きたいですニャ!! リック様のお母様にご挨拶するのですニャ 」


「 はい!!はい!! フェオもです お嫁さんとしてご挨拶します 」


「 うん、あたいもちゃんと会って お話ししたいよぉ 」


マーサは会っているのかな まぁ3Dテレビ電話みたいな状態だったものなぁ

ルーちゃんも素直じゃないしねぇ。


でも確かあの時の約束は・・・

今度二人で挨拶に来たら許してあげるって・・・

ごめんねルーちゃん お嫁さんが5人も出来たので挨拶は6人で行くよ。


そういえば最近手紙も書いてなかったし、報告しておかないとなぁ。



落ち着いたらなるべく早くエルフの国へ向かおうかな。








「 というわけで あと5日間はここに滞在できるようです 」


朝から一騒動合ったけれど、部屋で少し遅めの朝食を頂いた後にみんなに伝達です。


「 こんな高級なところにあと5日も居て良いのかい? 」


マーサがびっくりしながら聞き返してくる、それはそうだよね広い部屋に広いお風呂どう考えても超高級な宿屋。

しかも朝食も夕食もとっても豪華だし。


ちなみに今朝の朝食は


ふかふかの焼きたての真っ白いパンにジャムが5種類 (ワイルドベリー・ブルーベリー・コケモモ・オレンジ・アプリコット) それに蜂蜜

ジャガイモのポタージュ、オムレツ、燻製肉、ヨーグルトにお茶 


どれもとっても美味しくて量もたっぷり用意されている。


ちなみにお願いすればお昼も用意してくれるらしい。

まさに至れり尽くせり。



「 うん、アグネイシアさんが既に前払いで支払ってくれていたんだよ。 遠慮しないでゆっくりしてくださいって 」


「 じゃあ この街でゆっくりできるんですか? 」


フェオがとても嬉しそうに聞いてくる。

まぁ首都だけあっていろんなお店もいっぱいありそうだし、賑やかで楽しそうな街だしね。


「 うん、みんなで街を観光したり お買い物も出来るよ 」


「 ふわぁぁ 嬉しいですニャ 」


ユーンもとっても嬉しそうに声を上げたその時に・・・



「 ちょっと待てやーーーーーーーー!!! 」


思いっきり制止する声が響きます・・・

発言のセリフだけみると男らしいけれど、その声はどう聴いても乙女。 そうポルちゃんです。


「 どうしたのポルちゃん? 」


「 どうしたのじゃねぇよぉ!!! 」


ポルちゃんが相当お怒りだ、なにか悪いことしたかな


「 ポル様 何でそんなに怒っているのですかニャ 」


「 ユーン!!! お前まで何を抜かしてんだよぉ 買い物は俺の仕事だろぉ それなのにぃーーー 浮気だこれは浮気だぞ 俺というものがありながら他所で買い物なんて ひでぇよぉ主殿ぉぉぉぉ 」


ポルちゃんが半泣きで突進してきたよ。


「 あぁ ごめんごめん そういうつもりじゃないんだよぉ 」


「 じゃあどういうつもりだよぉ もう俺なんか必要ないんだろ 酷いぜ主殿。  以前も有ったよなぁ、あの時は我慢したんだぜ 忙しそうだったしよぉ 」


あぁ・・・ ポルちゃん相当根に持ってるなぁこれ。

あんまり呼んであげれていなかったしなぁ  どうしたもんか。


「 あぁ ポルちゃん泣かないで  本当にごめん・・・ えーと えーと  あぁ そうだ ポルちゃんも一緒に行こうよ 買うのはポルちゃんからにするけれど 実際にどんなものが売ってるのか見ないと分からないものもあるからね 」


「 えぐぅ・・・ ホント・・・ 見るだけかよぉ 俺も行って良いの? 」


「 うん 良いよ ただ浮いてると目立つから 僕のカバンに入って一緒に行こう 」


「 ・・・ うん 一緒・・・なら  行く 」







なんとかポルちゃんの機嫌も復活したようなので、支度をしてからみんなでウインドウショッピングです。



・・・ ええ 大丈夫ですよ 疲れてなんかいません・・・



お読みいただきありがとうございます

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