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降臨です

こんばんは 本日の投稿になります。 

『 ねぇ ミーネ 』


『 はい ご主人様 』


手順は確認した、イメージも固めた、準備は整ったけれど。


『 うーーーーん 』


『 論より証拠です どんどん作ってみましょう 』





ミーネから詳し説明を聞いた上で、まずは難易度の低い物からということでチャレンジ中。


魔道創造、正確に言うと”魔道に基づく創造法に関わる術式”と言うらしい。

名前だけ聞いても何か法律とか条令っぽいけれど、今は廃れてしまった魔法技術らしい。


魔道具を作る魔法技工士は現在でも需要のある人気な職業だけれど、建築物建造ややインフラ整備まで可能にする魔道創造士はそもそも魔力が大量に必要でありなり手が少ない上に土魔法の素養も必要とされ技術継承が途絶えてしまったのだ。

ミーネ曰く、過去の精霊魔法始祖クラスは使えた人がほとんどで、僕も使えるはずだとのこと。


確かにね、簡単な物は作れましたよ。

最初は四角い物体、粘土細工みたいなものはすぐに作れた。


ただ、この延長線上で人が泊れる建物が出来るのはいつになることやら・・・






「 うーーーーん  あまり進歩しない・・・ 」


ミーネとの念話を皆にも公開して、何をしようとしているか理解はしてもらったのだけれども

あれから二時間近く経って出来たのは、小学生の頃作ったような椅子・・・ しかもセンスがないのがもろバレです。


「 リックぅ 今日は坑道で野営するから大丈夫 きっと疲れているんだよぉ あたいがマッサージしてあげるからもう休もう 」


マーサの気遣いが心に沁みるけれど・・・ 情けないなぁ


「 主様 マーサ姉様の言う通りお疲れなのですわ   ささ、疲れをいやすためには膝枕などいかかでしょうか 」


セオはいつの間にか敷物を用意してくれていて、手招きまでしている。

セオの膝枕は気持ちがいいんだよねぇ 適度な弾力とすべすべの肌、それもいいなぁ。


「 リックはあたいのマッサージが好きだよねぇ 」


「 いえ、今の主様には私の膝枕ですわ 」




この展開は危険だよ

マーサには筆頭嫁としての意地があるし、セオは普段押さえている分、言い出した時は引かないからなぁ。


「 あ、 えーと   ・・・  え えぇぇっ!! 」


とりあえず気を逸らして対立を避けさせなければと考えて声を掛けた僕の背中にとっても柔らかい物が押し当てられた。


「 だ、誰なのですニャァァァァァ 」


「 フェフェオのご主人様からぁぁぁ 離れてくださーい 」


フェオ&ユーンの悲鳴のような声が辺りに響き渡る。


「 うふふ 会いたかったわよ リック 」


「 デニエ・・・ 様 」


「 だーめ 呼び捨てで良いって言ったでしょ リック 」




「「「「『「 あー@%(’?*~~ 」』」」」」



突然僕の背後に現れたデニエに訳が分からないお嫁さん+α達、その上まるで挨拶でもするように僕の首に腕を回して濃厚なキスをしてきたので・・・もう現場は大混乱です。












「 むぅぅぅぅ 納得はいかないけれどぉ 仕方ないよ 」


マーサは拗ねながらもやっとまともに口をきいてくれるようになった。


「 主様ぁ 後で膝枕をしてあげますから ね!!! 」


「 はい・・ 」


セオの膝枕は大好きなんだけど、今回のは少し怖そう・・・




まぁ何とかみんなにデニエを紹介して、土精霊の次席であること坑道内で贈り物箱の存在を教えてくれたことや、行き止まりの壁を解消できたのはデニエのおかげであることを説明しきった。

まぁ何で呼び捨てなんだとか、キスについては色々と紛糾したのだけれど・・・どうにか落ち着いたところです。


あと、一番懸念していたエイシアさんなんだけれど、出てきたら間違いなく一悶着合ったはずだしね。

どうやら、デニエの側付きの優秀なメイドさん狐族のレイルさんと羊族のフェリリさんによって邪魔できない様にされているらしい。

仮にも筆頭精霊を出てこれないようにするって凄いよね、メイドさんってやっぱりこの世界でも最強な職業なのだろうか。



「 それでデニエは突然どうしたの? 」


等身大で急に現れたデニエに根本的な質問をぶつけてみる。


「 リックに会いたくなったからではだめなのかしら  ふふ 」


相変わらずの見惚れてしまうような微笑みを浮かべながら返してくるデニエ、超絶な美人なんだけれど柔らかい雰囲気があって親しみやすい感じがある。だけど前回もそうだったようにチャイナドレスから延びる足が艶めかしい、前回の白いドレスとは違う朱色のそれから覗く生足はとても目の毒です。


あぁついその足に見とれてしまう男の悲しいさが

ほらぁ みんなの視線が厳しさを増しているし・・・


「 特に御用も無いのでしたらねぇ 主様もお疲れですし、日も暮れてまいりましたから足元の明るいうちのほうが宜しいかと 」


「 あらぁ お気遣いありがとうございます。 でも今日はリックに伝えることがありますのよ お構いなくぅ 」


気のせいかなぁ・・・ セオとデニエの間に紫電が走ったように見えたのですが。

亜神と上位精霊の闘気がぶつかり合って放電でも起こったのだろうか・・・




「 デニエ わざわざ顕現してまで僕に伝える事って? 」


「 えぇ そのために来たのよ リック苦労してたでしょ 」


僕の方を振り向くと満面の笑みで近づいてきながら話しかけてくるデニエ


最終的に相当近いよね・・・ いつの間にか腕を取られているし。


「 え、 苦労って    見てた? あの不器用なところ 」


「 全然不器用なんかじゃないわ 普通は造形を作り出すまでに数年はかかるのよ それをあんな短時間で!! 歴代の魔道創造士が聞いたら泣きながら逃げ出すレベルよリック 」


何かとんでもないこと言われている気がします・・・ 

だってミーネが簡単に出来ますっていうから・・・


『 ご主人様なら 簡単ですと申し上げただけです 』


左様ですか・・・






「 えーと デニエ? 」


「 なーに リック うふふ 」


あぁ・・・そろそろ視線で殺されるかもしれない


一体何が起こっているかというと、デニエさんが僕に密着しています。

もうそれは密着しています。

あぁ かろうじて服は着ていますが、これも説得の賜物です。


全裸で密着すると言い出した時は全力で阻止しました。

一瞬頬が緩んだ時に、お嫁さん達の殺気で気を失いかけたのは内緒です。


「 本当に必要なんですか この状態 」


「 言ったでしょ、魔力同調のためにはなるべく密着するのよ。 本当は雑念が入らないとこがいいのだけど それはまた今度二人きりでね 」


最後の方は耳元で囁かれました、でも・・・ きっと聞かれている気がします。


ようするに

僕がまだ使いこなせない魔道創造をデニエが手伝ってくれて使えるようにすること、その手段が魔力同調というやり方らしい。


確かに体表面の接触がある方が同期しやすいらしいのだけれど、なにも密着する必要が無いというのは後に判明して怒り狂った人達が居たとか・・・




デニエは巨乳ではないのだけれど、それなりの大きさと弾力が素晴らしい物をお持ちで密着しているのは嬉しい・・・でも時間が長くなればなるほど、お嫁さん達の機嫌は悪くなる一方でして。


「 デニエ あのぉ 」


「 うん リック上手よぉ そうそのまま集中して はい私を感じて 」


デニエの魔力が流れ込んできて、僕の体を操る感じがくすぐったいような不思議な感覚になる。

すっかり暗くなった坑道の出口付近で、焚火に照らされながらすぐそばにいるデニエの横顔はとても綺麗だった。




本日もお読みいただきありがとうございます。

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