表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
74/464

エーリーシャ様・・・

こんばんは 本日の投稿になります

何色というのだろうか艶紅つやべにではないし ピンクゴールド・・・ とも違う 銅色あかがねいろでもない 

子供の頃に見た夕焼けの色とでも表現すればいいのだろうか


そんなことを考えていたら魔力の流れ込みも終わり、大変に美しい色の箱が完成です。


『 で、ミーネはこの色に心当たりがあるの? 』


『 ・・・  ぁ はい おそらくですが 』


やけにミーネの歯切れが悪い


『 珍しいね、ミーネ 』


『 すみません あまりに珍しいというか ・・・ まだ信じられない気もしますが 』


これは余程だな、ミーネが言葉を失っている。

出来れば面倒なことになりませんように。


『 開けない方が良いなら このまま立ち去ろうか? 』


『 だ、だめです!! 必ず開けてください 絶対にお願いします 開けてくれなかった泣きます 』


泣いているミーネも見たい気もするけれど、どうやら開けても問題ないというか開けない方が問題そうだし開けるか。


『 まぁ開けるけれど ミーネの心当たりを教えてよ。 そのほうが開けるにあたっての心構えができるでしょ 』


『 ・・・ あくまでも 可能性ですが・・・ 』


ミーネが答えてくれたのはあくまでも可能性・・・











「 早く開けてみようよぉ 」


ミーネとの念話は聞こえていないので、マーサは待ちきれないようだ。早く開けろとせがんでくる。


「 うん そうだねぇ 」


魔力は流れきったし箱はこれ以上変化しないようなので、後は開けるだけなのだけれども。



 『 この世界ランドヴェールに関わっている神様は創造神 ロヴェルワイズ様 管理神 トォーニ様   そしてもう一柱 生命神様 がいらっしゃいます。 以前もご説明したように全ての世界を御造りになったのが創造神 ロヴェルワイズ様 そして数多あまたの世界に命の種を植えお育てになったのが生命神様です。 生命神様はその数数千柱程は居られますが、世界は無数に存在します上にこの瞬間にも創造神様は新たな世界を御造りのはずです。そのため生命神様はとてもお忙しいのです、何しろ何もない世界に海を作り命を育み、陸を作り森となる種を蒔くのですから。そして生命のバランスを取り、世界に祝福を与え次の世界に旅立たれます。そのお忙しい生命神様が後を託すのが管理神様方であり、この世界においてはトォーニ様であらせられます 』


 『 何か壮大だね 』 ミーネさんの説明にも力が入ってます。


 『 ですから生命神様は特にお忙しく、個別の世界に贈り物をされたという記録は一切残っておりません!! でもあの色は生命神様の色なのです!! この世界に命を育まれ祝福をお与えになった女神エーリーシャ様を象徴する色 』



さっきミーネに受けた説明が頭に残っている。


まぁでも女神様だし、生命神様というくらいだしきっと素敵なものが入っているはずだ。

この状態で開けなかったら、マーサが不貞腐れるだけでは済まないだろうしね。


たぁだぁしぃ・・・


 『 この世界に命を吹き込まれた生命神である女神エーリーシャ様には伝説が一つ残っています。 創造神様がこの世界を生命神様に託されたときに手違いがあり、エーリーシャ様は同時に2つの世界に命を吹き込む事となってしまったそうです。ありえないこの事態にも関わらずエーリーシャ様は同時進行で2つの世界に命を吹き込まれたそうなのですが・・・ 一つだけミスをしてしまったそうです。 エーリーシャ様は今でもその事を悔やんでおいでだそうで、トォーニ様にこの世界を任せる際にも念を押されたそうです。 詳しいことは伝わっておりませんしこの贈り物と関係することなのかすらも分からないのですが・・・ 』


ミーネの説明にあった、生命神様の後悔ってのがすごーく気になるわけですよぉ。


僕がこの世界に居ること、管理神(トォーニ様)との関係性、両親、未だに効果の程もよく分かっていない創造神様の贈り物、そしてその上に前例のない生命神様の(物かもしれない)贈り物・・・  うーん 何だろう 気のせいかも知れないけれど、全ては神様の掌の上で踊らされているだけ・・・  考えすぎかな そこまで重要人物じゃないか。






「 ごめんごめん さぁ開けてみようか 」


気を取り直して箱から手を離す


「 楽しみだよぉ 」


「 いったい何が入ってるのかニャ 」


「 フェオも楽しみです 」


「 きっと主様のお役にたつものですわ 」


みんながそれぞれ期待に満ちた眼差しで、輝く夕焼けのような色をした箱を見つめている。


問題は継ぎ目も無いので、どうやって開けるかなんだけれどねぇ。


しばらく眺めた後で、そっと指で撫でるように触れてみた。


「「「「 あ 」」」 ニャ 」


みんなの声が揃って上がる。


うん、触ったとたんに箱が割れました。そう ぱっかーんという音はしなかったけど正にそんな感じで割れちゃいました。


そして中から出てきたのはというと・・・


はい、出ました 大きな皮袋が3つと 小さな箱2つ、あとメッセージカード・・・かな?

先ずは気になるメッセージカードっぽい物から見てみようか。


 ”贈り物を受け取ってくれたかなぁ   これは生命神であるエーリーシャからのギフトだよぉ  きっと喜んで貰えるともうなぁ ふふ ”


えーと・・・ 途中ですが イメージが・・・ねぇ もっとこぅ落ち着いた神様かなと思っていただけに


 ”イメージが違うとか思っちゃだめよぉ これが あ・た・し ”


読んでいるつもりが、心読まれてる???


 ”そう私は女神の中の女神 命と豊穣をもたらす生命神 みんなの憧れ エーリーシャだよぉ ”


・・・ とにかく 先へ読み進めようかな うん 


 ”あれぇ ダメだよぉあたしのギフトを受け取ったのだからぁ もうそれってぇ超スーパーハッピーラッキーなんだからぁ   ほらほらぁ もっと喜んでぇ!!”


わーい わーい 嬉しいなぁ


 ”ぷぅぅ なんか心がこもってないなぁ まぁきっと実感が湧いてないんだよねぇ きっと そんな君には嬉しいお知らせがあります!!! このメッセージを読んでいる時点でぇ 君にはこの超絶可愛いくて比類なき美しさを誇るエーリーシャのぉ祝福をプレゼントなのだぁ そーれぇ!!! ”


え!? 今何か頬に感触が・・・


「 あぁぁぁぁぁ リックぅ なんだよぉそのキスマークぅ 」


「 えぇぇっぇぇぇ いつの間にぃ 誰ですニャ!! 出てくるのですニャン 」


「 フェオも負けないのです!! 」


「 あい、主様がもてるのは仕方ないのですわ・・・ 仕方のないこと・・・ 」


セオ・・・言葉は穏やかですけどよく見ると右手で掴んでいる石の台座が粉々になってないですか・・・

フェオもぉ負けずにキスしたがらないの、これ以上の混乱はやめてぇ




絶対分かってて楽しんでるでしょ エーリーシャ様!!


” うふふ ”


どこからか女神の声が聞こえたような気がした

お読みいただきまして、誠にありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ