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萌えて燃え

こんばんは 本日も投稿させていただいております。

「 というわけでぇ セオさんは無事に3人目の電子精霊加護持ちとなりぃ 次席嫁ともなったのですぅ 拍手なのですぅ 」


満面の笑みで自ら拍手しながら宣言するエイシアさん、相当に嬉しいらしい。

順調に加護持ちが増えている上に、亜神に加護を与えるなんて前代未聞の事らしいです。


これは後日談なんだけど、この話が広まったおかげで他の精霊がやたら見に来たりするらしくエイシアさんが大忙しになったらしい。

まぁエイシアさん自身は目立つのも好きみたいだし良いのかな。


「 あたいも可愛い妹が出来たし しっかり面倒を見るよぉ 」


これまたすっかり上機嫌のマーサ、姉という響きに酔いしれているようです。

まぁすっかり機嫌も直って、セオとも仲良くやってくれそうだしいいかな。


「 エイシア様 姉様 不束者ふつつかものですがどうぞよろしくお願いいたします 」


丁寧にお辞儀をするセオを見ていると、本当に神様に近い存在なのか不思議な感じがする。

しかもそんな凄い娘が僕の嫁って、何かとんでもないことになってきてるね。

この世界に来て早くも2人目のお嫁さんだし、犬族の娘も迎えに行ってあげないとだしね。


流石に今回は2人目のお嫁さんなので、前回みたいな大騒ぎにはなりませんでしたそれだけが救い。

また4大精霊族の偉い方とかルーちゃんとか、挙句の果てに神様まで来た日には大変だよ。

しかも前回と違って街中だし、大騒ぎどころじゃ済まないかもしれないし。




でもまぁひと騒動あったし気が付けば結構な時間が過ぎていたので、とりあえずみんなで町に出て食事でもすることに。

夕飯は宿で食べれるので、遅いお昼というかおやつというか簡単な外食でもしようとね親睦もかねてさぁ。


それに両手に花って憧れるよね、男の夢とうか浪漫!!


「 あ、でもセオはご飯って食べれないの? 」


気が付いたのだけれど、竜種の糧は伴侶の血と精だから一緒に食事とかだめかぁ、でも食べてる間待たせておくのもかわいそうだし・・・

かと言って僕の血をレストランで舐めさせるわけにもいかないし、精に至ってはねぇ・・・


「 主様はお優しいのですねぇ お気持ち確かに承りました お気遣いありがとうございます 」


あれれ、セオも心読めちゃう人なのかな。


「 えーと セオ ってさぁ 」


「 あい、主様とは全てつながっておりますので問題ないのでございますよ もちろん私の心の中も全て主様の物でございます 」


もはや、僕にプライバシーは存在しないようです。

仕方ないか、妄想を読まれたとしても嫁か関係者だしねそう思うしかない。


『 はい、諦めてください 』


ミーネさん最近突込みがひどいです・・・


『 ご挨拶が遅れました、ミーネ姉様ですね。 セオでございますどうぞよしなに 』


『 これはご丁寧に、セオ様。ですが私は支援システムにすぎませんので呼び捨てで構いません 』


セオに対して事務的に回答するミーネ、なんかやけに冷静というか無感情だな。最近は感情豊かになって来てたのに 


『 いえいえ、主様がお世話になっている方ですので、ミーネ姉様と呼ばせていただきますわ 』


『 左様ですか、ではご自由にお呼びください。ただ、私は残念ながら嫁では有りませんので、姉様はどうぞご遠慮ください 』


あぁミーネそこを気にしてたのかな。まぁ実体は無いけど、いつもそばにいてくれる気がしてたからなぁ、そう改めて聞いてしまうと少しさびしい。


『 あらあら私としたことが。大変申し訳ございません、まだ早すぎましたわね 』


『 ご理解いただければ、何よりです いずれは・・・ 』


なんか気になる会話が聞こえたけれど・・・ まぁいいか


それにしてもセオの前ではプライバシーは本当に皆無だ、念話にも簡単に入ってこられるのだから、流石は亜神というべきか。






あぁそれとさっきの話、結論から先に言うとセオは食事はとれるようです。

ただし糧にはならないとのこと、あくまでも食べるという行為のみが可能らしい。ちなみに食べたものがどこに行くのかは全く不明だそうです、すなわちトイレに行く必要が無し。

それって完璧な偶像アイドルってこと!? 亜神ってホント凄い。


そういうことらしいので、とりあえずみんなでお出かけです。


そして出かける準備をして、マーサの支度を待っているときにセオがそばにやってきて耳元でこう囁いてゆきました。


「 マーサ姉様の件は心配いりません。どうかご安心ください 」


それだけ告げるとマーサの支度を手伝いにセオは向かってしまい、詳し話は聞くことが出来なかった。

おそらく亜神でもある自分もついているので、マーサの身の安全については心配いらない、そういうことなのだろうな・・・その時はそう思っていた。







「 美味しいよぉ 」 マーサの声がまだ午後も早い時間のため客もまばらな店内に響いている。


訪れたのは、町の中心部にある大きな店。夜になれば酒場になるそこは、日の高いうちは軽食や軽い酒類さらにはデザートまで出す喫茶店のような存在。

マーサにお代わりをさせるほど特に気にいったメニューはというと、名物のオムレツだ。


ここは駝鳥に似た大きな鳥を飼う牧場が経営する店なので、巨大な卵を使ったオムレツを初めとする卵料理が人気なのだそうだ。

それなりにいい値段はするのだが、マーサがこれだけ喜んでくれるなら安い物だ。


「 姉様は素直で可愛らしいですねぇ 」


セオの前にもオムレツは並べられていて、少しずつ食べているようだ。ニコニコしながら美味しいとも言ってたよ。


「 マーサとも仲良くしてくれてありがとう 」


僕はセオにたいして素直な感謝の気持ちを伝える。

神に近い存在なのに、マーサを立てて仲良くしてくれることに本当に感謝しないと。


「 主様、私はマーサ姉様を本当の姉とも思っておりますわ、もちろん主様の筆頭嫁だからということもありますが、それだけではないのです。姉様はとても強く真っ直ぐな方、そしてなにより主様にふさわしいからこそ姉様として慕っているのですわ 」


「 そうか、とても嬉しいよ 」


マーサを褒められることは本当に嬉しい、そしてセオが僕の元に嫁いでくれたことも本当に良かった。


「 でも主様、お覚悟くださいませね。主様にふさわしくない女は今後私が一歩たりとも近寄らせませんよ、少なくとも姉様と私が認めない限りは主様のお側に近づくことすら許しません 」


「 大丈夫だよ、そんな心配ないよ。そもそもぼくがそんなにモテるはずないし 」





『 あまり自覚が無いのが一番厄介ですね 』 『 あい、その点は同意いたします 』


僕に聞こえないところでそんな会話が交わされていた・・・らしい





「 なぁ リックぅこれも食べてみていいかい 」


「 もちろん いいよ、 でもお腹壊さない程度にね 」


僕への返事もそこそこに、店員さんの元へ走ってゆき追加を頼むマーサ。

その食べっぷりに、店員さんも厨房の人も笑っている。

まぁ呆れられている笑いでは無く、あまりに美味しそうにまた嬉しそうに食べるのを見ての好意的な笑顔だと思える。


そんなマーサが追加オーダーしたものは、パンを卵液で浸して焼き上げたプリンのようなフレンチトーストような食べ物。

甘い蜂蜜を掛けるこの店の名物デザートだ。


ほどなくしてマーサの前に運ばれてきたそれに、たっぷりの蜂蜜を目の前で掛けてくれる。

明らかに蜂蜜の量が多い気がするが、店員さんは気にしていない、どうやらサービスのようだ。


「 ふわぁっぁぁぁぁぁ 」


嬉しそうに眺めた後に、一口食べてマーサから漏れたのは声にならない感嘆。


このままあっという間に食べる勢いかと思ったのだが、マーサの手が止まる。


「 これ、凄く美味しいよぉ リックもセオも一緒に食べよう 」


満面の笑みで僕とセオに勧めるマーサ。この子は優しいのだ、その辛かった生い立ちにもかかわらず優しさを持ち続けた女の子。

僕とセオも少しだけ取り分けてもらい、その甘いデザートを堪能した。

幸せを一緒に噛みしめるように。




『 良いお店ですね 』


『 うん ここにして良かったよ 』


ミーネとそんな話をしたのには理由がある。

この町では獣人が差別されていることもあり、店によっては断られるケースもあるのだ。

せっかくの楽しい食事の際に嫌な思いをマーサにさせたくないので、宿の女将さんに聞いてこの店を紹介してもらったのだ。

全ての人が獣人に強い差別感情を持っているわけではなく、富裕層や貴族中心に根強い差別感情があるらしい。


とはいうものの、酒場が賑やかな時間になれば人気店でもあることから人の出入りも多くなり、差別感情の強い者が難癖をつけてくるとも限らないので引き上げることにしよう。


食べ終わって満足げなマーサに帰ろうと告げ、支払いをすませた。


「 さぁ 帰ろうか 」


「 うん 」嬉しそうに僕の右腕に体を寄せるマーサ。


「 あい 」そんなマーサを見てから僕の左腕を取って自らの体を密着させるセオ


正に両手に花の状態で、店を出てゆっくり歩いてゆく僕達。

店員さんがにこやかに送り出してくれた。





流石にお腹いっぱいなので、少し遠回りをして帰ることに。


さすがに今は食べ物の匂いは嗅ぎたくないので、洋服を売る店が立ち並ぶ一角へ足を向ける。


「 セオの服も買ってあげようぉ 」


マーサが店頭に並ぶ色取り取りの服を眺めながら僕に訴えてくる。

マーサはポルちゃんのお取り寄せで着替えを買ったけど、セオも必要だよね。


「 私にはもったいないです 」遠慮気味に答えるセオにマーサは


「 だめだよ セオは可愛いけどいつも同じ服ばかりではリックは萌えないんだよ エイシアさんからそう教えてもらった 」


「 それは困りますね でも私に似合うでしょうか 」


「 あたいが一緒に選んであげるよぉ 」


マーサが嬉しそうにセオの手を引いて服を見比べている。微笑ましい光景だ、しかしエイシアさんマーサに変なことを吹き込むのはやめてほしいのですが。


『 でも萌えますよね 』


『 まぁ 可愛いのとか ニーソとかねぇ・・・ って ミーネ、何をおっしゃいますかぁ 』


『 ご主人様の好みを学習しておきませんと・・・ 将来・・・ 』


『 え、何 ? 最後の方聞き取れなかったけど 』


『 たいしたことではありません どうかお気になさらず 』


むぅそう言われても気になるのだけれど・・・ミーネも頑固だからこれ以上聞いても教えてくれないよな

たまに変なこと口走ったりするよね。





女の子の買い物です、時間かかりますよね

まぁ嬉しそうだから仕方ないか。


はい、買い物終わったらすでに薄暗くなっていました。


でもね、部屋に帰ってファッションショーしてもらったけど可愛かった。

セオに似合う可愛い服を何着か買ったようです。


あと、これは更に遅い時間になって判明したのだけれど

せくしーなナイトドレスとでもいう物を色違いのお揃いで買っていたようです。


それはそれは、( せくしー × 2 ) でございました。


萌え萌えで燃え燃えでございます。

あれは良い物だ。


うん。






















お読みいただきまして本当にありがとうございます。

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