ポルの話です
こんばんは 本日の投稿になります。
ミーネから色々な話を聞いて驚いたり、嬉しかったりしたけれども
将来はともかくとして、インターネットに接続できるようになったのはすごいよね。
どうやって接続しているのかとか、料金のことも聞いたけれどさすがにミーネは把握していなかった。
でも、どうしよう後で高額な請求書きても困るなぁ・・・
『 心配ないさぁー 』
え、大西〇イオン? それともラ〇オンキ〇グ?
『 誰ですかぁ って トォーニ様ですよね 』
『 おおーー さすがりっ君! 声だけでわかるなんてすごいねぇ 』
チョイスが古いし、声でわかります・・・
『 まぁ 子供の頃から聞きなれている声ですから。 それより何が心配ないんですか 』
『 そう、それよそれそれ そーれそれそれお祭りだぁ 』
『 古いですよ・・・ 流石に・・・ 』
『 いやー メンゴメンゴ あのね ミーネちゃんのインターネットを心配してだでしょう 』
どうも心の声が聞こえていたようです・・・
この世界に来て本当にプライバシーがゼロに近いです。
『 はい、 高額請求とか来ても困るなぁと・・・ せめて定額制ならともかく 』
実際に従量制で請求来られたら大変そう、しかも普通じゃない接続方法でとか・・・
うひゃーーー 夜逃げか夜逃げなのか
『 だから 心配ないさぁーーー なのよ 』
『 へ ? 』
『 ミーネのインターネットへの接続は無料だよ~ まぁ正確に言うと神様同士のやり取りはあるけれど りっ君には請求とか行かないから大丈夫 』
『 良かったぁ・・・ じゃあ普通に使えるんですね 』
神様の説明によると、当然のことながらこの世界でインターネットに接続出来るのはミーネだけ。
ミーネが使う電子魔法で画面を表示したり、ミーネに問い合わせて調べることも出来るらしい。
まさに知恵の女神に相応しいよね。
一通り説明した後で、トォーニ様は忙しいようでお帰りになりました。
でもさぁ説明にわざわざ神様が来てくれるってすごいよね・・・
あ、でも念話だから来たわけでは無いのか。
でもでも 貴重な時間をありがとうございました。
どこに神様の住まいがあるか分からないから、とりあえず天に向かって感謝の意を表明しました。
『 主殿ぉーー もういいかよぉ 』
神様とのお話が終わって一息ついていたら、今度はポルちゃんだ。
っていうか忘れてたね・・・
『 ごめんよぉ お待たせ 』
僕が返事をしたとたんに目の前にポルちゃんが現れた。
「 良いってことよぉ 神様と話してたんだろぉ 」
「 あれ、聞こえてた? 」
「 勝手に聞いたりしねぇよぉ 神様から待っているように言われたんだよ 」
うーん 神様だから当然なのか、それともトォーニ様が至れり尽くせりなのか・・・
「 ありがとう 神様からミーネの新しい能力の補足説明とか受けていたんだよぉ 」
まぁ説明としては間違っていないよなぁ
「 あぁ あれだろ インターネットとかいうやつだろ 」
おや ポルちゃんの口からもインターネットという単語が飛び出したよ。
「 知ってるのポルちゃん? 」
「 あぁ 知ってるも何も、俺の新しい能力と関係が大ありなんだよ 」
ポルちゃんとインターネット・・・ まさかそれって
「 ねぇポルちゃん・・・ まさか・・・ 」
「 おう、 主殿の考えは当たってると思うぜぇ 」
「 地球の物が買えるってこと? 」
「 さすが主殿!! その通りぃ 地球の大手通販会社の密林コーポレーションってとこで扱っているものなら何でも買えるらしいよ 」
ちょちょっとぉ それってすごいよね・・・ あ、でも・・・
「 支払いってどうなるの? 日本円なら多少持って居るけど・・・ 」
こっちに来るときに殆どは物資に変えてしまったのだけれど、現金で数万円は財布に入っていたはず・・・
「 あぁ もちろんランドヴェールの通貨というか今まで通り金貨で買えるぜ。 ただ向こうからのお釣りはギフト券で来るから次回以降の買い物にしか使えないぜ。 そこがちょっと不便だなぁ 」
いやいや十分ですよ・・・ポルちゃん
「 あ、でも物価が違うし交換レートがすごく不利だとかあるんだよねきっと・・・ 」
大体異世界通販だとすごく値段が高くなるのがお約束だよね・・・ まぁそれなりに貯め込んでいるからなんとかなるだろうけれど
どうしようマヨネーズ1本金貨一枚とか・・・ それに大概異世界で貴重品の醤油あたりは一本で金貨5枚とか・・・ うひゃーーー 超高級品なんですけどぉ
「 うーん 地球の物価とか、俺は分かんないけれどよぉ 説明によるとなぁ 東京ってところの金の店頭価格とこっちの金貨の金含有量で自動的に計算するんだって 主殿ぉ意味判るかい? 俺はさっぱりわからねえよぉ 」
「 え・・・ あ うん なんとなくわかる・・・ 」
「 あぁでもなぁ 手数料は取られるらしいぜ えーとぉ 5・・・ ぱーせん と パーセントってなんだ? 」
「 あぁ 異世界の言葉で割合を示す言葉だね 」
ポルちゃんに説明書きを見せてもらうと、手数料は購入金額の5%で送料は無料・・・ 品物の価格は密林日本の表示価格と基本的に連動とある
ちなみに説明書きを見たところ、説明で代表的な金貨として挙げられているエルフ金貨は純金40g前後になるため当日の取引価格で計算されるとのこと。
最新の価格で計算すると4700円/g × 40g = 188,000円 このようになるらしい。
ようするにエルフ金貨一枚で、マヨネーズならキュー〇ーの1Kgの奴で260本くらい、キッ〇ー〇ン絞りたてのやつで450mlは680本も買える勘定になる。
うーーーん 貿易が出来るかな・・・
まぁ色々考えましょう
「 とにかく 主殿の役には立てるんだな 」
「 もちろんだよぉ ポルちゃん!! 」
今まででも十分に凄かったけれど、日本の買い物ができるのはさらにとんでもなく凄いよね。
「 じゃ じゃあぁよぉ お、お、 お願いがあるんだよぉ 」
ポルちゃんが真っ赤な顔でこっちを見ている。
「 なにかな、ポルちゃんのお願いなら聞いちゃうよ 」
「 そ、それだよ それ!! 」
「 え、 どれ 」
「 ちげーよぉ 俺の名前を呼ぶ時だよぉ ポルちゃんじゃなくって ポルって呼んでくれよぉ 俺だってそのうちに嫁にしてもらいたいから 呼び捨てにしてくれよ 」
えーとぉ 呼び捨てよりも さらにとんでもないことを付け加えていますけれど・・・
「 う、 うん じゃあ ポル 」
「 おう!! それでいいぜ 」
すごく嬉しそうにポルちゃん・・・ いや ポルが笑顔で答えたくれた。
うん・・・ ルーちゃんへの手紙にこれも付け加えておこうね。
お読みいただきまして、ありがとうございます。