真打登場?
本日もよろしくお願いいたします。
「 で、俺をわざわざ呼び出して何の用だよぉ 」
「 私は呼んでなんかいませんですぅ 」
昼間の買い物と集団いちゃいちゃで、みんなが疲れ果て眠りについたころ
リビングに小さな影が二つ
エイシアさんとポルちゃんです。
「 あーん わざわざ呼び出しておいてなんだぁ その言い方わよぉ 」
「 それはこっちのセリフですぅ 寝不足は美容に悪いのですしぃ とっとと用件を済ませてご主人様の布団に入りたいですぅ 」
「 あんだとぉ この駄精霊がぁ!! 主殿と同衾するなんざぁ100万年早いんだよぉ 」
「 だ、だ 駄精霊だとぉ この電子精霊筆頭のエイシア様に対してぇ だ 駄精霊ぃぃぃ よくも言ってくれやがりましたねぇこの豚野郎!! 」
「 俺は豚じゃねぇーーーー!! 見ろこのっ可憐な姿!! 俺のキュートさに主殿もメロメロだってぇのに よりによって豚野郎だとぉ!! 」
聞くに堪えない罵詈雑言に付き 自粛中・・・
『 うるさーーーーーーーーい 』
「「 おっ!? 」」
体のサイズと合わない大騒ぎを止めたのはミーネさんの一喝でした。
「 で、何の用だよぉ 俺は早く主殿のベッドに行くのだからぁ 用が無いなら行くぜ 」
「 何を勝手な事を言ってるのですかぁ そんなこと許すはずないのですぅ 」
「 お前に止める権利なんかねぇだろうがよぉ 」
『 ・・・ 黙れ・・・ 私が大人しくしているうちにその口を閉じないのなら 何があっても知らんぞ 』
ものすごーーーーーーく 低いトーンの念話と 姿は無いけれど感じ取れる凄まじいオーラが二人を本能的に黙らせました。
「「 ひゃ ひゃいぃ イェス マム!! 」」
『 ふぅ 大人しく話を聞いてくださいね 』
「「 ぁぃ ・・・ 」」
『 御二人ともご主人様にべた惚れなのは理解していますが、ご主人様はすでに嫁を5人も娶られています 』
「 けどよぉ 俺が等身大に・・・ 」
『 黙って聞く!! 』
「 は・・・ はいっ 」
再びのミーネによる一喝で、直立不動で立ち尽くすポルちゃん。
そして、身をすくめるエイシアさんの姿。
どうやらミーネさんは、ふだん冷静な子を怒らせると怖い、その典型例のようです。
『 貴女方の気持ちは分かりますが、ポルにしても等身大になれるまでには相当な時間がかかるはずです 』
「 うっ !! 」
どうやら図星のようだ。
『 エイシアに至っては、それ以上の時間がかかるのは明白!! 』
「 ・・・ (ずーーーーーーん)」
明らかに落ち込んでしまい 空中で orz になっている。
『 その点、私はあなた方のように先を急ぐことなく着実に達成度を上げてきました 』
「「 えっ ? 」」
思わずハモリながら何もないはずの空間を見つめるエイシアさんとポルちゃん。
『 そうです 間もなく実体化出来るだけの達成度に到達するのです 』
「「 な、 な なんだとぉーーー 」」
『 これが 未来予想図です 』
何もないはずの空間に、ババーーーーーんという効果音と共に現れたスクリーーン。
そこには可愛らしい女性の姿が描かれている。
「 く、く 黒髪 ロング・・・ 」
悔しそうに声を絞り出すポルちゃん
「 し、しかも 眼鏡っ娘・・・ ぐふぁぁぁぁ 」
明らかにダメージを受けているエイシアさん。
『 そうです!! 貴女達もある程度はリサーチした事と思いますが、私の徹底リサーチに比べれば甘い! 甘い! 甘すぎるのです!! そう例えるなら劇甘生クリームに蜂蜜とガムシロップを掛けてさらに、ザラメ糖をトッピングしたよりもさらに3倍は甘いのですよ貴方達は!!! 』
「「 そ、そ そんなぁ 」」
余りの衝撃に2人とも空中で orz になってしまっています。
『 ご主人様が心の底から欲している嫁、それは 清楚!! 可憐!! 純情!! そして眼鏡!! 自らの素材だけを頼りにしたエイシア! 中途半端なリサーチで済ませたポル!! 貴女達が兎とするならば、私は亀、一歩一歩着実にそして的確にご主人様の望む女に身も心も磨き上げてきた亀! まさに King of tortoise なのです 』
「「 ・・・ 」」 もはや声も出ない、いや出せないエイシアさんとポルちゃん。
『 敗者にかける情けは無い、明日の朝日をご主人様と共に眺めるのは そう新生ミーネ ご主人様の6番目の嫁として颯爽と姿を現すのです 』
スクリーンの中のミーネが笑っている、それはまさに勝利を手にした者があげる笑い。
『 控えめな胸!! 完璧なご主人様好みのBカップ 程よく白い肌と 胸と比して少し大きめのお尻 まさに完璧!! きっとご主人様も一目ぼれ間違いなし。そしてその超絶美少女の正体が私、ミーネと知った時には即プロポーズ間違いなし。何故なら 今まで長きに亘って常にご主人様を支え、健気に仕えてきたことを感じていらっしゃるから 』
陶酔しきったミーネの演説はまだ続く
『 そしてご主人様は気が付くはず、本当に愛していたのはミーネであることに。 でも控えめな私は、お側においていただけるだけで心から満足・・・。 そんな私に増々心惹かれ順番としては6番目でも、その寵愛は間違いなく一番となってしまうことでしょう・・・ でもそれも仕方のないこと 嫁として女としての戦いもまた弱肉強食 より強く美しい者が寵愛を受け取るのは自然の摂理なのです 』
「 あぁぁぁぁ 良く寝たぁぁ 」
僕が目を覚ますと、目の前に可愛い黒髪の女の子の寝姿・・・
「 ん・・・ あぁ ご主人様ぁ 」
まだ目が覚めきっていないようなその女の子は、僕に抱きついてきた。
何も着ていないその素肌はとてもなめらかで、素敵な感触・・・
ただ、一つだけ残念なことがあった。
身長が、どうみても エイシアさんサイズ。
「 で、誰? エイシアさんの友達かな? 」
どうやら、目が覚めてきたらしいその子は 慌てて何処からか眼鏡を取り出して掛ける。
「 え、 えぇぇぇぇぇ なんで ねぇ なんでぇぇ 」
「 うーん とっても可愛いなぁ 眼鏡っ娘いいなぁ 」
思わず見つめてしまうくらい可愛い子だね、眼鏡も良く似合っているし。
「 ご、ご主人様ぁぁぁぁ ふぇぇぇぇ 」
ん? 何か聞き覚えがある気がするなぁ・・・ 知ってる?
「 えーと どこかであったことあるかな? 」
「 くすん・・・ なんでこのサイズなのぉ・・・ 私としたことが・・・ せっかく実体化してご主人様の 本物の知恵の女神になろうと思ったのにぃ ふぇぇぇぇ 」
ん、 知恵の女神? 僕専用・・・
「 まさか ミーネ!? ミーネなの 」
「 ふぁぃ そうです・・・ ミーネです でも本当は等身大だったはずなのです 」
「「 ぶわぁぁぁっはははははははははははは !! なんでぇ 結局小さいじゃねぇかぁぁぁぁ 」」
突然目の前にエイシアさんとポルちゃんが現れたかと思うと、2人してミーネを指さして大笑いを始めた。
なんか、えらく仲良しになっているなぁ
「 どうしたの2人とも? 」
「 まぁ 主殿ぉ 色々あったんだよぉ !! ひゃーはははっははは 」
「 あー あはははっはは おかしぃですぅ あれだけ大演説したのぃ 自分も小さいなんてぇぇぇ 」
何だかよく分からないけれど、僕の知らないところで色々あったようだ。
「 ふぇぇぇぇぇん ご主人様ぁぁぁぁ 」
僕の顔にしがみついてくるミーネ
あのね、可愛いしい柔らかいし、裸だからね・・・ 幾ら小さくても困ってしまうよ
お嫁さん達が目を覚ましてもミーネは泣いているし、エイシアさんとポルちゃんは大笑いだし。
もうねぇ説明に困る状態でした・・・
お読みいただき誠に感謝でございます。




