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30 陰陽師と壁

なーんざん。硬すぎぃ(意味深)。ではではお楽しみあれー。

 陰陽師を伴い彼は逃げていた。

 変によって政情不安定な都で彼はいち早く子飼いの従者、陰陽師一人を連れて都を駆けていた。

「くっ、壁か」

 追っ手が来る。本来なら勝手知ったる都のはずなのだが悪鬼跳梁する妖怪変化の魔界と化していた。

 なぜか?

 変を起こしたのが陰陽師だったからだ。

「殿下、静かに」

 陰陽師、自分より二回りほど年下の少女に諭され彼は言われた通り口をつぐんだ。

「私の式神で」

「おぉ、壊すのか?」

 少女は首をふる。

「では、飛び越えるのか?」

 重ねて少女は首をふる。

 いかにする、彼の言葉より前に少女は行動した。

 すると阻んだ壁と同じ位の壁が天を衝かんばかりに飛び出てきた。

「私の式神は、土の精です。破壊や移動には向きませぬが防御には持って来いです」

 少女は自慢気に言うでもなく彼に説明した。

「しかし、いささか狭いな、そして地味だ」

「ご容赦を」

 壁と壁に挟まれ二人が立つので精一杯である。

 そして、来たる。

 足音だ、それも走ってくるもので一人ではなく、軍勢。

「――見えている、そこな陰陽師」

 声は耳朶に響いているのではないかと思う程静謐でよく聞こえた。

 声の主はよく聞き覚えがある、挑発に乗ってはならない、思い彼は必死に口をつぐんだ。

「土の陰陽師だな? ははぁ、壁を作り盾としているか」

 やり過ごせない、そう判断して土の陰陽師は声を上げる。

「いかにも、霊の陰陽師、貴様首を差し出せ」

「逃げながら吠えるな、我が死霊の軍勢によってその邪魔な壁を蹴散らしてくれよう!」

 そう言って肉を得た資料によって壁が突き崩されようとしていた。

「殿下」

「な、なんだ」

「私の式神の派手さみたいですか」

 その言葉が打開の一手であると気づき彼は首肯する。

「式神よ!」

 そして、地鳴りする。

 何だ!?、霊の陰陽師が狼狽えた。

 倒れる。

 壁の式神が倒れる。天を衝かんばかりの巨大な塊なのだ。それが倒れたのだ。

「防御は最大の攻撃、ってことです」

明日は休みだ嬉しいな、空白です。



日曜が…休み…当たり前…うっ頭が。。。



ってことで陰陽師と壁でした。絶対ヒラコーネタにはしない!ヒラコーネタにしちゃったよ。。。



まぁ、壁を使う術者ってんですからギリセーフ。リスペクトリスペクト。



正直陰陽師vs塗り壁って感じにしようかと思ってたんですが、中々うまいオチが、これも旨いのかなぁって感じではありますが、思いつかず。グワングワン頭が回らなかったですねぇ。



次回はスポーツと袋です。


では早い再会を祈って失礼します。

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