おまけ
その後、麓の日帰り温泉に入ってゆっくり汗を流し、湯の中で全身をよく揉みほぐした。2人で他愛もない話をしながら、自宅に到着したのは午後10時過ぎだった。直行を家まで送り、自宅駐車場に車を入れると、大きく大きく息を吐いた。たった一晩いなかっただけなのに、自宅や、家族の姿が見れることが幸せでならなかった。
つらいことばかりだった気がしていたが、あの山を登り切ったことはいい経験になったと思う。困難を乗り越え、精神と肉体の限界に挑戦し『生まれ変わった。』とも思う。ただ、これから富士山に登りたいと思っている人にはぜひ伝えておきたい。高山病対策をしっかりする。ゆっくり登山する。降りの体力を残しておく。いろいろあるが、最も大事なのは、下山後にも2日は休みを確保しておくこと!
帰宅翌日、私も直行も、襲い狂った筋肉痛に立つのもやっと、まさしく『生まれたての小鹿』状態になり、家族が腹を抱えて笑ったのは、また別のお話。。。ん? タイトルの山ガールはどこに出てきたって?? あぁ、忘れてました。山ガールはいなかったけど、いろんな山姥姉さんにはお会いしましたよ。強いて言うなら、お富士さんと言う飛びっ切りの美女がいたかな。登山にロマンを求める諸君、美人な山ガールは都市伝説だから、ね?
今度こそ本当に終わり。
参考
登山日程 2023年07月10日月曜日
~ 2023年07月11日火曜日
登り時間合計 09時間55分 ※休憩時間含む
降り時間合計 05時間40分 ※休憩時間含む
総合計時間 15時間35分 ※休憩時間含む 宿泊時間含まず
2日間の歩数 45,235歩
最後までお読みいただきありがとうございました。
作者の水野忠でございます。
今回は、実話に基づいたフィクションです。
ってか、ほとんど実話だったりしております。
7月10日と11日に1泊がけ富士登山に行ってまいりました。
あまりにきつかったので、
記録に残すためにもと小説のようにしてみました。
人生で1回くらいは、
日本で一番高い場所に行ってみるのもいいと思います。
最後までありがとうございました。
ぜひ、いいねとブックマークと高評価で応援よろしくお願いいたします!