表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/91

第1章-05

【――と、いう事らしいけど?】




「……いや、だとしてもこの距離であんなの相手に俺が何できるってんだよ……」




【さっきの説明の続きだけど、君達にはそれぞれ特性にあった武器が1つずつ与えられている。君は銃みたいだな、オトウノリヨシ。その腰に装着された銃を使えばいい】




「――え――」




そう言われてパーカーの下をまさぐり気づいた。確かに腰にホルスターが装着されていて、銃がぶら下がっている。




しかも――この銃は――




【M686皇夜カスタム……と、資料に書いてある】




「そんな……ゲームの中の銃がなんで……」




【そんな事より――助けるなら、早くしないとマズいんじゃない?】




「……いや……撃って当たったら死ぬじゃないか。殺人は……」




【ちなみにあの群衆者はもう人間じゃない。まぁ、それでも元人間だし、見た目が人間に近い奴もいるから迷う気持ちは分かるけどね。ただ、グズグズしていると――】




――は?人間じゃないのか。だったら――問題ないじゃないか――




俺はホルスターから銃を引き抜くと少女に一番近づいている蜘蛛人間に撃った。


初弾の命中を確認してから続けざまに撃ち続け、駆逐していく。




なるほど、確かに人間ではないようだ。血の色が気味の悪い黒さだし、倒れた後に身体がバラバラに崩れていく。




【……なんで突然そんな思い切りがいいんだ。なんというか……切り替えが速すぎて気持ち悪い】



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ