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大聖女エルサーシアの娘たち~あっちゃこっちゃで大騒ぎ!  作者: おじむ
第三部第一章 侍女物語
80/97

*第80話 まったりでおます

早いもんですなぁ~

あれから2年が経ちましてんわ。


いろいろ有りましたで。

先ずはええ話しからでんな。


アリーゼ様は二人目を出産しはりましてん。

ユイカリン(風がささやく)様ですわ。


え?

一人目でっか?

知りまへんかいな?


とうはん(長女様)ネルセリア(真実を求める)様いいますねん。

5歳になりはりますわ。


ほいでアーミア様にもお子がお生まれに

ならはったんですわ。

かいらしい女の子ですわ。

モナセラル(花の微笑み)様いいますねん。


女子率めっさ高いですわ!


ルルナ様の言うのんには聖女の血統や

っちゅう事ですわ。

男子の生まれる確率がえろう低いそうですわ。


ほいでもって全員が転生者ですわ。


悪い話しもせなあきまへんな。

大奥様パトラシアが亡くなりましてん。

58歳でしたわ。


急に倒れはったらしいですわ。

大急ぎで侍医に見せたそうですねんけど

大いびきかいて意識が無かったそうですわ。

卒中ですわな。


その二日後に亡くなりはったんですわ。

サーシア様はじめ身内が見守る中で

息を引き取りはりました。


みんな悲しゅうて泣きましたわ。

厳しゅうて、怖わ~て、ほいでもって

優しゅうて、あったかぁ~いお人でした。


めっちゃ巨乳でしたわ・・・


ソイランのじいさんも逝ってしもたですわ。

心は子供のままやったけんど、

カダラは歳食とたさかいにしゃぁないわな。


若草の姉ちゃんたちも覚悟しとったさかい、

粛々と送ってやりましたわ。


ほいでウチはっちゅうとやね。

まぁ~大して話題になるような事は

おまへんな~


ネっさんとは文通だけで逢うてまへん。

あの後すぐに引退して後任の大統領に

仕事を引き継いだそうですわ。


完全に引き継ぎ終わるまで1年かかったて、

どんだけ一人で抱え込んどったんや!

っちゅう事ですわな。


「で?なんでここに居るねん。」

挿絵(By みてみん)


「いやぁ~すまんのぉ~

のんびり余生を~と思てたんやけどな。

カーネルのアホが、”国政を私物化した罪”

たら言うて、ワシを裁判にかけよってん。

ほんで、こらヤバイ思て逃げて来てん。

悪いんやけど匿うて呉れんかいの。」


新大統領なったカーネル・ヨンダスたら言う

奴がてのひら返しよったらしいわいな。

まぁ、人気取りの見せしめやろ。


「どんくさいやっちゃのぉ~」

「いやぁ~情けないわぁ~」


「しゃぁ~ないなぁ~

ウチが一肌脱いだるわ~

あっ!脱ぐゆ~てもホンマに脱ぐんと

ちゃうからな!期待すなよ!」


「誰が期待なんぞするかいっ!

ツルペタの胸見ても嬉しないがな!」


「なんやとぉ!喧嘩売っとんのか!

今は無いけんどなぁ!

そのうちビビる程デカなるんじゃ!」


「ホンマかいなぁ?」

「ホンマじゃ!ちゃんと見とれ!」


なんちゅう失礼なやっちゃ!

こうなったら意地でもそばに居ったるさかい

覚悟せえよ!

葬式の喪主くらいしたるがな!


せいぜい長生きせえよ、ネっさん。



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