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大聖女エルサーシアの娘たち~あっちゃこっちゃで大騒ぎ!  作者: おじむ
第二章 恋の馬鹿んす
64/97

*第64話 も!もごふにゃごにゃら~!

アーノルドは中位上級精霊と契約している。

そこそこに高い親和性を有しているので、

サラアーミアの人見知り言語も少しだけなら理解が出来る。


「おぉ~此処がモスクピルナスか!なんと美しい!」


聖女の初デートと言えば、やはり此処だよね!


みゅ()みゅにゃらご?(気に入ったかしら?)

「いや!今のは違うのだ!もちろん姫の方が美しい!決まっているではないか!」


前言撤回!

まったく理解してなかった~


ふみゅもごふもふも(いやそうじゃなくて)。」

「どうか機嫌を直しておくれ!」

ごにょごにょぐにゅ(別に怒ってないから)。」

「あぁ!姫を悲しませるなんて!私は駄目な男だ!」


ふにゃふにゃ(お願いちゃんと)げらにょ(聞いて)。」

(はぁ)つぐないをさせて(はぁはぁはぁ)欲しい(はぁ)。」

もごもご(そんなこと)ふにゃらふにゃ(しなくて良いから)。」


おもむろに四つん這いになるアーノルド。

さぁ!姫!(はぁ~はぁ~はぁ~)どうか気の済むまで!(はぁ~ごくりっ!)

も!もご(だ!誰か)ふにゃごにゃら~!(なんとかして~!)

挿絵(By みてみん)


「踏んづけてあげなさいよ。」

「それよりも百叩きが良いわ!」

「この枝なんか丁度良いわよ!」

「お!おしっこ~!」


もげ?(誰?)


「まぁ!エイミーまたなの?」

「出かける前にしなさいっていつも言ってるでしょ!」

「だぁってぇ~」

「その辺でしなさいよ!」


あぐもげら~(だから誰ぇ~)


ちびっ子サーシアちゃんが来てた!

まぁ聖女なのだから此処へもフリーパスで入れるわいな~


「ちょっと!何よ貴方達は!」

「達は!」

隠れて見守っていた双子が慌てて出て来た。


「可愛い子ね!何所から来たの!」

アルサラーラも飛び出して来た!

けど、なんか違う・・・


おぉっとぉ~!(カシャカシャカシャ!)これは大波乱の(カシャシャシャシャ)予感!(シャシャ!)

「噂の闇の聖女よ!」

「大スクープだわ!」

「またバカ売れだねぇ~」


やっぱりこいつらも居た。


「あ!先輩~い、どうも~」

「あら、貴方達が今度の?」

「はい~来たばかりで~」

「色々と教えて下さぁい!」


リカちゃん達は世渡り上手!


「なかなか見所が有るわね!」

「どう?入る?同好会!」

「え?何ですか~?」


もうかるわよ!」

是非ぜひ!!!!」


なんかもう・・・

ぐちゃぐちゃだぁ~


「お母様は?来ていないの?」

「お母様?」

「ま?」


(何処かで見た様な・・・)

そりゃぁそうだ。


「えぇ、お母様よ!」

「誰の?」

「の?」


(気のせいかしら・・・)

いやいや気のせいでは無いよぉ。


「私達のお母様よ!」

「決まってるでしょう?」

「知りませんわよ!貴方達のお母様なんて!」

「なんて!」


(でも毎日見ているような・・・)

毎日見てるよぉ~


「あら!知らないの?有名よ!」

「だから誰ですの!」

「の!」


(何所で見たのかしら・・・)

お城に居るよぉ~


「うふっ!聞いて驚きなさい!」

「私達のお母様は、大聖女なの!」


「あら、そう・・・え?」

「え?」

「え?」


「大聖女エルサーシア!」

「それが私達のお母様よ!」


はぁ~?(はぁ~?)


「思い出した!お母様ですわ!」

その通~~~り!


「あぁ~すっきりしたぁ~あれ?どうしたの?」

その辺でして来たな・・・


も!もご(だ!誰か)ふにゃごにゃら~!(なんとかして~!)


*******


「か!閣下!何所にも居ません!」


「うふっ!困ったな・・・何所へ行ったのかな?

うふふふふふふふふ。

まったく勝手気ままだねぇ、あの子達は。

うふふふふふふふふふ。」


だってサーシアのクローンだもの。



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