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執事、神に喧嘩を吹っかけていた。

《我が神器メギンギョルズを奪った黒髪の男は何処だ!》

「知らないと……黒髪の男?もしかしてあれ?」


お嬢様…指を指すのはやめてください。

しかもあれとはなんですかあれとは。

いいでしょう。今日の夕飯はお嬢様の嫌いな納豆とクサヤに致しましょう。


《見つけたぞ!我のメギンギョルズを何処にした!》

「見つかってしまいましたか。」

「やっぱり、セバスだったのね。」


いかにも、アースガルズにカチコミに行き、寝ていたトールの腹巻きを持ち去りました。


「もうメギンギョルズはありません。」

「まさか!売ったのでは?」

《貴様ー!!》


トールは私に向けてミョルニルを振りかざされる。私は無限より大量の対神の札を大量にばら撒いてトールを拘束する。

拘束し身動きのできないトールに近づいた。


「一先ず話を聞いてください。お嬢様。5年前の魔力暴走を覚えていますか?」

「えぇ。覚えているわ。魔力欠乏症により命が危なかったと聞いたわ。」

「あのときメギンギョルズを粉末状にしてお薬にして飲ませました。」


“はぁぁぁぁあー!!”


「魔力が高い生き物の持ち物を取り込むのが効率がよいと言われていましたので、ちょっと神界に行く魔道具を開発しまして、ちょうどいいやついないかと乗り込みました。ちょうどそこにたどり着いたのがアースガルズでトール様が寝ておりましたのでちょうどいいかなと拝借いたしました。」

「わ、私が原因だったのね。ごめんなさい。」


トール様はorz状態になり落ち込み叫びました。


《あれがないと腹が冷えて、下痢をしてしまう毎日だ。ウソダドンドコドン!》


「わ、私が言えた義理じゃないのだけれど、神器ではないけれど雷属性が付与された力帯を編んであげるわよ。」

《本当か?》

「償いをさせてくれませんか?それでもよければですけど。」

《そうか。済まぬ。では契約に移ろう。》


単純すげて涙が出てきそうです。それにしても神が腹を下すとは。


「でも。いいんですか?神である人柱が使い魔なんかに。」

《普通は有り得んだろうが…200年前は普通になるやつがバンバンいだぞ。》


そう言って握手にて契約を結んだ。その直後リーゼロッテの体に異変が起きた。

左目の下に雷のマークの契約紋が浮かび上がった。

さらに、神状態トールモードと呼ばれる神の力を得た。ごく稀に神の一部を取り込むとなれるとされる状態である。適性がないとなれないのである。

まぁいってしまえば某忍ばない忍者のあの状態と思えばいい。


「トール様。何かに擬態してもらえますか?流石にみんな怖がってしまうので。」

《そうか。それもそうだな。よかろう。それと様はつけなくて良い。これからは対等の関係だからな。》


光が発光すると、人間状態のトール様は、毛並みがしっかりとした猫になっていた。


「ん。ありがとうございます。」


お嬢様が周りを見て不思議に思っているのです。神を召喚したと言うのに騒ぎが起きていないということを。


「それはですねお嬢様。トール様が召喚された瞬間に、ルダイ様とミサ様以外に幻覚を見せておりました。皆様からは上級くらすの使い魔と判断されているでしょう。ご安心を。」

「さすがですわね。セバス。えっと次はミサですね。ミサ?」


ミサさまはお嬢様がトール様を召喚したことにより気絶しております。


「お嬢様。ルダイ様にご報告に行ってきてください。ミサ様は私が正気に戻しておきますので。」

「お願いね。セバス。」


お嬢様は猫状態のトール様を抱き抱えてルダイ様に報告しにいきました。私は立ちながら気絶しているミサ様の脳天にチョップをお見舞いします。


「ぷきゃ!」

「ふふ。」

「なにしてるのよ。あんたは!」


不思議な声が出ているので笑ってしまいました。そして何度もチョップをして不思議な声を連発をしているとお嬢様がやってきました。


「申し訳ございません。お嬢様。あまりにも不思議な声をあげるので…つい。」


お嬢様に怒られてしまいました。



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