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お嬢様、奮闘します。

「あたってねぇだぁ?そんなことありえねぇんだよ。」

「そんなこと言われてもあってないものは当たってないのです。」


ダダンは戦斧を振りかざして私に振り下ろしてきます。私はそれをナイフで受けまとめます。斧は囮のようで斧を離して私の腹を爆破させました。しかしわたしには当たりません。


「くそがぁ!【爆裂エクスプロージョン】」


わたしを囲むように魔法陣が浮かび上がり、爆音と共に炎に包まれました。私はナイフで炎を切り裂き中から歩いて出てきます。


「終わりでしょうか?ならこちらから行きますよ。」


私はダダンに瞬歩で近づいて腹に一発打ちつけました。その衝撃波でダダンは血を吐いて雑兵の群れに吹き飛びました。そして術式が発動して鎌鼬が発生して切り刻みました。これで多少は減ったでしょうか。しかしまだまだ居ますね。

場面は変わり闘技場では観客が騒ぎ始めました。避難しようと押し合いが始まりました。これでは避難ができないと思ったとき、学園の広場に転移していたのである。これはレンが集団転移魔法【オメルタ】を発動して強制的に転移させてのである。対象は観客であるが、一部を除いて発動させたのである。これを発動したことによりレンは10分間魔力が扱えなくなるので、敵の攻撃を避けているしかなかった。レンは魔力が扱えなくても体術はずば抜けているため関係はない。

闘技場にいるカケルとリゼは氷の枝を避けながら氷花にいる魔族に近づこうとするが枝が邪魔をしていた。


「私が道を開くからカケルは行きなさい。迅雷剣術弌ノ型【雷業一閃18連】」


迫り来る氷枝を抜刀した瞬間、雷の音が鳴り響き枝を切り刻んだ。道を切り開いてカケルは飛び上がり天元、天下を合わせると槍になった。天槍を振りかぶり魔族に向かって投げた。投擲された天槍は魔族には当たらなかった。氷で出来た壁により塞がれていた。それに気を取られている魔族にカケルは懐に飛び込んで顎に拳を打ちつけたが効果があまりなく氷棘が足元から出てくるが頬に傷が付くがそれを避けてリゼの元に戻った。


「厄介だな…あれは。」

「えぇとくに氷の枝は太くて斬りづらいわね。それをあやっている彼は強敵ね。セバスが居てくれたら…いいえ彼が居なくても!」


『哀れな子らよ。我ら魔人族に平伏せ。手始めに未来ある子らを殺す。この魔人九鬼将【氷樹】トリスタンがね。』


リゼたちは氷の枝を走りながらトリスタンに向かう。トリスタンは2人の足場を消して落下させた。トリスタンは氷の球体を呼び出して落下している2人に向かって射出する。近づいた球体から棘が出てきて突き刺そうとするが互いに呼び合って魔力をぶつけ合い引き離した。棘には当たることはなかった。


「く、しくった。」

「カケル…くぅ。」


カケルは胸を抱えて膝を付いた。胸には氷で出来た花が咲いていた。引き抜こうとするがそれは辞めた。なぜなら魔力を吸って成長しているからだ。無理に引き抜けば死に至るかもしれないと直感したからだ。魔力放出を抑えると成長も止まった。カケルの安否を確かめようと振り向くがトリスタンの棘がリゼの心臓目掛けて射出された。リゼは咄嗟の判断で身体を逸らして右腕に突き刺さり、足元から出てきた枝が首を絞められた。がその寸前に左腕を出して窒息を阻止した。


『どうやら窒息は免れたようだね。そしてどうするこのあとは。』

「私たちは前座です。ほら来ましたよ。」


リゼに繋がれている枝が斬れ現れたのは生徒会長であるユウ・タチバナと勇者であるミスルギ・シュウであった。


「行けるなシュウ。」

「当たり前です先輩!」


何故か仲良くなっている会長と勇者は剣を構えてトリスタンに向き合う。わずかな静寂のおり互いが動き出した。神影剣術漆ノ型【夢幻泡影むげんほうえい】で幻術を見せ、その後ろから星炎剣術玖ノ型【星羅雲布せいらうんぷ】により広範囲斬撃を繰り出してトリスタンを滅多刺しにした。


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