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俺、3人の狩りを見ている。

奥義を解くと、気絶した3人を寝床まで運び寝かせてやる。暫く経つと漸く目を覚ました。お嬢は俺の顔を見て話す。


「ねぇ…セバス。私貴方のように、強くなれるかしら。」


その顔は真剣な眼差しだった。


「俺…みたいにはいかなくても、強くなりたいなら手伝ってやる。頑張れるか?リゼ。」

「やってやるわ!」

「そうか。お前らは?」

「俺も強くなる。」

「生徒より弱くて何が先生だ!やってやるよ。」


カケルとルダイもやる気になったみたいだ。

俺は無限から3つのスキルが込められている普通の剣を取り出して渡した。


「これから魔力を封じる。用は魔盲状態だな。そして入り口付近まで行って狩りにいく。着いてこい。」


ウロからお嬢を抱いて飛び降りる。叫ぶお嬢もぐっとくるがな。

ルダイは普通に枝を伝って降りて来ているな。まるで猿だな。カケルは恐る恐るだな。


「こっからは、一気に駆け抜ける!」


お嬢を抱きながら駆け出した。ルダイは遅いが着いてこられてるな。カケルはまだまだだな。

魔力が濃い入り口付近に着くとお嬢を下ろし、数分後にルダイ、10分後にカケルがやってきた。迷わないのは感心だ。


「速ぇーよ。」

「本当に人間ですか?」

「殺すぞ?カケル。」

「すんません!」

「お前らにはあれを狩ってもらうぞ。」


セバスが差した方向には大きな猪がいた。見た目は普通でもこの環境に適応するように異常に強くなっている。


「ランクで言えばSSくらいか?」

「気を引き締めろよ。魔力ねぇんだからよ。」

「私が引きつけます。」

【雷業一閃2連】


お嬢が猪に抜刀し加速する。しかし猪には当たるが皮膚強度が高く、浅く切れただけで剣が折れてしまった。怒った猪の特攻に吹き飛ばされる。カケルとルダイも猪に攻撃するが牙に防がれお嬢同様吹き飛ばされる。

まぁ結果からいって惨敗だった。3人ともボロボロになっていた。がここは魔力濃度が高いからすぐに治る。


「魔法の有り難みが感じたわ。魔法を使えないとこんなに無力なんだと。」

「くそぉ。」

「違うんだよ。ルダイが一番強いんだからルダイ中心にやらないと。生徒を守っていたら死ぬぞ?」

「あぁもうやればいいんだろやれば!」


3人に剣を渡して、さっきので怒り狂った猪が3人に向けて突進して来た。


《炎月剣術弌ノ型》【炎爆降月えんばこうげつ


ルダイが何かを掴んだかのように粗いが剣術を作った。無数の斬撃が月のように燃え上がり猪に着弾すると爆発した。その両脇からお嬢とカケルが合わせ剣技【雷突翔特攻スコントロ・デイ・ブラファスト】が発動する。

猪の胴体を同時に十字斬りし突き刺す。暴れ回る猪にくらいついていく。そのうえからルダイが猪の額目掛けて剣を突き刺した。巨体は音を立てて倒れた。

倒したことにより気が抜けてしまった。


「気抜けてんじゃねぇよ!」


木の上から蛇が3人を襲って来た。ナイフで首を斬り落とし毒持ちだと分かりドカスに食べさせた。


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