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お嬢様、勇者を奇襲します。

朝を迎え、サバイバル2日目が始まりました。

朝食をとり、お嬢様は魔力コントロールと素振りをしていつもの訓練をしております。


「2人とも戦闘配置…数からして7人。魔力を感知勇者と断定した。」


カケル様は森に仕掛けてある魔力糸が反応したため確認すると、勇者が近づいてくるとお嬢様たちに伝え、昨夜の作戦通りに戦闘準備をした。


「サバイバルというのに、大所帯って舐めてるのかしら?」

「素でやってんだからなぁ。」


ミサ様が木の上から弓を構えて待ち構えます。お嬢様は先制攻撃を仕掛けるため、村雨を顕現して鞘に収め腰を落とします。抜刀術ですね。


《迅雷剣術弌ノ型》【雷轟一閃らいごういっせん・2連】」


スカーレット公爵家に伝わる雷の神剣術を私なりに手を加えた新たな剣術です。この技は足に雷を帯電させ一気に移動して斬る抜刀術です。

雷鳴の如く響く音が2回聞こえると勇者の取り巻き2人のペンダントが破壊され脱落しました。



「サラ!ティシア!よくも!誰だ!」

「て、敵襲」


突然の敵襲に慌てる勇者たち。ミサ様が木の上から炎矢フレイムアローを放ち、1人脱落させました。もう1人の令嬢の衣服を擦り破れました。それを見た勇者は顔を真っ赤になり目を逸らしました。うぶですね。

カケル様はハイト公爵家の令嬢を勇者から引き離し見えないところで、鍔迫り合いをしておりました。

そんな勇者を見たお嬢様は冷ややかな目で見ておりました。そして呆れておりました。


「誰だ。卑怯だぞ!」


姿を見せないからこその暗殺というのに。私に喧嘩を売っているのですかね。


「あれが勇者なの?」

「カケルのほうが勇者みたいだよね。」



「お嬢様!」

そんな話をしてほとんどリタイアさせていました。残りは勇者とハイト公爵家、ダークネス公爵の3人になってしまいました。

私は何かを感じて叫び、お嬢様の戦闘に割って入り、3人を抱えて勇者から引き離すと、その場所から膨大な魔力が溢れて魔法陣が現れました。

この魔力量としてSSランクかそれ以上ですね。


「まずは、逃げることを優先してください!」

「いいえ。私は逃げません。公爵家として他の生徒が逃げる時間ぐらい稼ぎます。セバス命令です。私たちを守りなさい。」

「YES My little lady」


さぁ何が出るか楽しみです。駆逐してやりますよ。私のお嬢様のためにも。


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