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ルダイ様、メイド長の研修を受けます。

ギルドを後にして屋敷に戻ろうとしたとき、ルダイに引き留められました。


「ちょっと待て。スカーレット公爵家の使用人はどうなっているんだ?」

「どうとは…普通の使用人ですよ。」

「いや、瞬歩が一般スキルっておかしいだろ。」


そうおっしゃってきました。何かおかしいですかね?

私は元々出来ていましたし、スカーレット公爵家使用人は出来て当たり前というように日常に浸透いています。


「私は行っていないのですが、定期的に研修が行われるのです。使用人が技術を怠っていないかと抜き打ちテストが行われます。それが駄目でしたら雇うのを辞めると言っておりました。」


監修はスカーレット公爵家の執事長とメイド長が行っておりますが、私は見たこともありません。


「私の場合は、歩法のみの試験でした。使用人の心得を渡された次の日にお嬢様の専属でした。」

「その研修を受けてみたいのだが駄目か?」

「ならメイド長に確認してみます。」


私は魔導携帯電話マーフォンを手に取り、メイド長に連絡を取りました。


「今からなら大丈夫みたいですよ。」

「本当か!瞬歩だけどうしてもできないんだ。」


ルダイ様は普段は不真面目だが自分が強くなることに対しては真面目ですね。

元々基礎ができておりますし、メイド長の指導が有れば1時間で習得できます。

連絡を取っていたので、屋敷の玄関にメイド長が待っておりました。


「いらっしゃいませ。私がメイド長でございます。よろしくお願いします。」

「よろしくお願いします。」


メイド長の名前は謎に包まれております。旦那様たちもその本名を知りません。自分の名前を名乗ったことを見たこともありません。

お嬢様は席を外しております。この先は子供は見てならないのです。ですからお嬢様はトール様と組み手をしております。

私たちは、屋敷にある地下修練場にやってきました。専属使用人には各修練場が与えられております。その他の使用人は専属の下に付くことでその修練場を使用できるのです。

今、メイド長の側近である非番の使用人が数名模擬戦しております。

ルダイ様はその模擬戦を見てポカーンとしておりました。まぁ他の人が見たらそう言う反応しますよね。


「では始めましょうか。」

「あぁ、頼む。」

「ルダイ様は基礎はできておりますので、心配はないでしょう。後は慣れです。」


さすがはメイド長の観察眼でございます。一瞬にして見抜くとは流石ですね。







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