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執事、昔の仕事を見つけました。

「もう終わったのか!」

「あれはまだ優しいほうですね。」


お嬢様はどんな状況でも死ぬ気でついてこられるので、やり甲斐があります。


「まぁこんなものでしょ。」

「初級の合成魔法とナイフでの戦闘は、セバスにして普通でしたね。」

「スカーレット。お前どんな訓練してんだよ。」

「殺気の受け流し方や呼吸の正しい方法。さらにどんな状況下でも冷静に対処できるようにする訓練です。また魔力が使用不可、麻痺にあった時の状況下、相手の気配がなく四方八方からの魔法攻撃などのシチュエーション訓練です。」


私は回復魔法は苦手なので、優秀なメイド長にお任せしております。死ななければ完璧に治せます。

私の場合、回復魔法を掛かると奇妙な音を立てながら患者が悲鳴を上げて気を失うことが多々あったので怒られてしまいました。あの叫び声がいいのですが。残念です。今度こっそりと勇者に使ってみましょうか。どんな声で鳴くかゾクゾクします。


「スカーレットが秀才って言われる由縁がわかった気がする。」

「当たり前です。例え才能があっても磨かなければ光は輝きません。どんな宝石も磨かなければ輝かないとの一緒です。」


上位貴族の傲慢さを徹底的に潰したかいがありました。成長しましたねお嬢様。

その後気絶したギルドマスター【ミレディ・ハイト】を引っ叩いて起こしましたが反応がないので、放置して受付に行きました。

受付嬢が先程の話を聞いたことにより、お嬢様はFから始まるランクを特例としてCランクにしてもらいました。これにて登録完了しました。

簡単な依頼を見てみようとクエストボードに来たところ、お嬢様が古い依頼書を見つけてルダイ様に聞いて来ました。


【無音の処刑人】

予告状を出してから厳重に警備された屋敷に忍び込み、音を立てずターゲットを暗殺する。

賞金額100万ミルド


【快楽者】

人がいるにも関わらずターゲットは傷はないのに心臓を抜き取られ、殺されている。

賞金額200万ミルド


【幻影の死神】

突然目の前に現れ、蜘蛛のカードを胸に突き刺し消える。さらに目撃者は今も錯乱状態になっているため不明。またSSSランクが追い詰めたことにより生死不明。

賞金額5000万ミルド

(見つけて捕まえた場合のみに限る)


「こいつらは暗殺者だ。とても強いため捕まっていない。標的以外は殺さないため姿を見たのは死神だけだったそうだ。」

「凄まじい強さなのですね。」


お恥ずかしい。そもそも全て売れっ子暗殺者していたころの私ですね。

まさか二つ名が付いているとは思いませんでした。

旦那様や駄王は暗殺業をしていることは知っておりますが、有名な暗殺者とはご存知ありません。


一つ目は予告状を出した方がいいかなと思い、出しただけです。毒殺しかしておりません。

二つ目は、空間と無の合成魔法【透過】でターゲットの背後にまわり込み心臓を抜いただけです。ただ手袋が汚れてしまうので、透過魔法で不着しないようにしただけです。

三つ目は、ナイフで普通に殺しただけです。


「セバスとどちらが強いのかしら?」

「こいつの方がつよいんじゃねぇ?」

「お嬢様を守るためなら暗殺者を討ち取ってやりますよ。」

「頼りにしているわ。私の最高の執事。」


ありがたきお言葉です。

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