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執事、ギルドマスターと戦うことになりました。

「登録しましょうか。」


お嬢様は受付に行き、説明を受けました。渡された用紙に必要事項を記入しています。


「執事、ギルドランクはいくつだ?」

「私はギルドに登録しておりません。」


ルダイ様は大変驚かれたご様子です。私は7歳から15歳まで暗殺業をやっており、16の夏からお嬢様の執事をしております。そもそもギルド登録しているほうがおかしいです。


「私は16歳からお嬢様の執事をしております故、ギルド登録しておりません。」

「ちょっと待て、学園は行ってないとか言わないだろな?義務教育だぞ。」

「もちろんあの学園を卒業しましたよ。全てのカリキュラムを20日で習得して、卒業試験ですが論文などを提出してどこかに保管されていると思いますよ。どの生徒にも知られることなく、ひと月しか在籍しておりません。」


私は絶対記憶能力を持っていますので、図書館に入り浸り全ての本を記憶しております。


「お前があの【神童】なのか?」


なんですかそのダサい二つ名は。


「あのひと月で、退職する教員が現れて学園の機能が失われ掛けたってことがあったが、それが執事だったとは。」


そんなことを話しているとお嬢様がこちらにやってきました。


「セバス、先生。何故かギルドマスターと戦う話になっているのですがどうしたら良いですか?」

「ありゃー出来そうな奴がいたら戦いたいという戦闘民族だ。面倒そうでのうきんだよ。」

「お嬢様。戦いたくなかったらやらなくてもけっこうですよ。もしそれで登録できなかったらあの駄王に相談して、このギルドを取り潰して貰えばいいゆです。」

「もちろん嫌よ。無駄に戦いたくないです。私は争いたくありません。この力は民を守るために奮います。」

「だとよ。恥ずかしくねぇか?マスター?」

「もういいよ。」


ルダイ様の横に赤い長髪の女性が体育座りをしてしょぼんでおりました。

良い機会でしょうからやりましょうか。


「お嬢様はやることはありません。私が相手になりましょうか?ハンデとして半分の力でも構いませんよ?」

「本当か?やろう!ハンデはいい。燃えてきた!!」

「本当に燃えてますね。消化しないと。」


私は、燃えているギルドマスターに水をかけて消化致しました。


「ちょ、2人ともやめてください。死者ギルドマスターが出てしまいます。」

「お前も必死だな。」

「当たり前でしょ。セバスと長く一緒にいるからわかるんです。あれは新しい玩具を見つけた顔です。遊ぶ気満々です。」


お嬢様の静止を聞くわけもなく、修練場に移動を開始しました。



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