第一話
仕事をしている様子など、想像で書いているのでおかしいところがあるかもしれません。ご了承くださいm(*_ _)m
「もうすぐゴールデンウィークですねっ」
後輩の七海ちゃんと話していると、その話題になった。ゴールデンウィークかぁ...
「先輩はどっか行くんですか?」
「そうだなぁ」
特に用事とかないんだよねぇ。行きたい所もないし。そういえば、今年はまだ帰ってないなぁ。
「地元にでも帰ろうかなぁ。しばらく帰ってないし。」
うん、そうしよう。
「七海ちゃんはどうするの?」
「私ですか?うふふ、きいちゃいます?」
あー、出た。七海ちゃんモテるからな。
どうせ、彼氏とデートね。私、そういえばしばらく出来てないな。はぁ。仕事ばっかりだったし。
彼氏欲しいなぁー。
「先輩も彼氏作ればいいのにー」
「あのねぇ、作ろうと思って作れるもんじゃないの。」
七海ちゃんはよりどりみどりだろうけど。私みたいな人は簡単に作れないんだよ!時々、七海ちゃんって無意識に嫌味言うんだよね...
「そうですかねぇ。ほら、城田先輩とかいいと思いますけど。」
「はぁ?何言ってるの。」
城田くんは私の同僚で、女性社員からの人気が高い。そんな高望みもいいとこだよ。
「意外といけると思いますよ?城田先輩、飲み会の時とか先輩のこと気にかけてるじゃないですか。そういうのって、気になる子にしかしないと思います!」
「はぁ...」
ただ単に優しいだけだと思うけど。まぁ、いいや。しばらくは仕事が忙しいだろうし。仕事に生きる!
「佐々木さん、ちょっといいかな?」
「あっ、はい!」
七海ちゃんとしゃべっていると、城田くんから呼ばれた。七海ちゃん、隣で茶化してるけど、仕事だよ?
「何か問題でもありましたか?」
「いや、そうじゃないんだ。これ、部長がコピーして欲しいって。30人分、お願いできる?」
「分かりました。コピー出来たら、直接部長に渡して大丈夫ですか?」
資料から顔を上げると、城田くんと目が合った。なんだろう、この違和感。
「あのさ、仕事とは関係ない事なんだけど、ゴールデンウィークって用事とかある?」
なんで、そんなこと聞くんだろう。さっき七海ちゃんと話したせいでありえない考えが頭の中に浮かぶ。ない、ない、ない。
「はい。実家に帰ろうと思って...。城田くんも何か用事出来たんですか?」
「そういう訳じゃないんだけどさ。今日って、空いてる?仕事の後、飲みに行かない?」
「...私と?」
「うん」
「...二人で?」
「できればね。嫌だったら大丈夫。...どうかな?」
いや、嫌じゃないけど...。私と、二人で行っても楽しくないと思うけどなぁ。城田くんがなぜ私を誘ったのか疑問に感じつつ、飲みに行く約束を了承した。