4/6
ファースト・コンタクト
一話一話が短くてすみません。長くすると作者の集中力が持ちませんので、短くなっております。
~オーシア王国 首都 ケンウッド~
「国王陛下!大事にございます!」
と言うのは、オーシア空軍...空軍とは言うが運用するのは小型の竜である...の幕僚長、ディグダである。
決してモグラのような生き物ではない。
彼の報告を簡潔にすると、
・南方より未確認飛行物体が接近、空軍がスクランブル発進した。
・未確認飛行物体のパイロットに対し、ハンドサインで着陸を求めたところ、素直に着陸した。
・彼らは未知の技術を用いた飛行機なるものに乗っていた。
ということだ。
その頃、ルーデル一行は現地の軍責任者と思しき男に事の次第を洗いざらい話したところ、自分たち以外の転移者がこのケンウッドにいるということが分かった。
その名を、ジロウ・ホリコシと言うらしい。