短編 雪心 作者: RK 掲載日:2014/03/20 冷たい雪がとけた。 冷え切っていた雪は水になった。 暖かさに触れて雪は水に変わった。 熱に触れているとドンドン膨らんでいく。 雪は知らない。その熱が何かを知らない。 水となった今でもそれが何かが分からない。 次々と自分から溶けて溢れ出るものがなんなのか。 熱のせいでこうなった自分はどうしたというのか。 熱のせいで自分はおかしくなってしまったのかもしれない。 でも不思議とそれが嫌いじゃない。 雪が溶けて春がやってきた。