プロローグ 魔女
プロローグです。
ト書き風ですので、作風をお楽しみになられたい方は、カクヨムの方をご覧になるのをお勧めします。
ナレーション:世界に2人の魔女が現れた。犠牲者は決まって関わりの無い者らだとしても、闇を切り裂く銃声と不快な擬音に人々の恐怖は煽られた。直接の被害者も間接的な被害者も皆、彼女らに怯えている。
⑴
黒髪の少女:悔やんだって意味はない。
草原の崖にしゃがみ込む黒髪の少女。その世界から光が奪われてゆくように、夜の帳が下りる。
黒髪の少女:こんな能力なくて良かったのに。自分は不運に恵まれた。その不運は一番大切な人にまで振りまかれてしまっていた。人生の序章まで後どれくらいだろう。はやく訪れてほしい。ねえ、はやく。頼める相手なんていないくせして、途方に暮れて可哀想な人みたい。自業自得なのに。でも、もし、もしも願いが叶うのなら、もう一度だけサラに会いたい。
中途半端に開きかけた口から何も言葉が出てこなかった代わりに、少女の頬に一筋だけ、涙が伝った。
⑵
最低限の家具しか置かれていない殺風景な狭い部屋で、茶髪の少女は布団をかぶり込んだ。
そして声を押し殺して苦しげに泣く。
茶髪の少女:どうなってるんだろう?不幸にも程がある。
布団を掴む手に力が籠る。
茶髪の少女:もし、これしか道が無いのなら、人の運命は残酷だ。でも、もしもっと自由に切り開けて変えられるものなのだとしたら……。お母さんに会いたい。
どうも、読解秋夢です。
なろうでも、ぼちぼち投稿していこうかなと思っています、
よろしくお願いします。




