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東京に住んでいるが大阪に行ったら衝撃を受けた

作者: 鈴木螺旋
掲載日:2025/11/21

東京に住む俺は人生初めての大阪に行くことになった。

昔からずっと行ってみたかった大阪にやっと行けるのだ。せっかく大阪に行くなら、東京との違いや大阪の

面白いところなどを探してみたい。

そして実際に大阪に着くと、意外なところが東京と違っていたり、頭の中で想像していた大阪とはかなり違う様子に大興奮!

そんな大阪で次々に違いなどを見つけていく。

俺はある日新幹線に乗っていた。何の新幹線かというと「東海道新幹線」だ。東海道新幹線は1964年の開業以降、日本の大動脈として活躍してきた。そしてこれからも、何十年と日本の大動脈を担い続けるだろう。

そのため、お盆や年末年始には新幹線と思えないほど混むのだ。そんな東海道新幹線に揺られながら車窓を眺めていた。今日はどこに向かうかというと大阪だ。

今までずっと行ってみたかった大阪にやっと行けるのだ。今かなりワクワクしている。どこで降りるのかというと当然、新大阪駅だ。今、新幹線はもうすぐ

名古屋駅に着く頃だ。


あれからしばらくして、新幹線は新大阪駅に着いた。

ホームに降りた俺がまず驚いたのはホームの多さだ。

どうやら新大阪駅の新幹線ホームは5面8線らしい。

つまりホームが5つで線路が8つあるということだ。

これは東京駅3面6線よりも多い数だ。東京駅は、他の新幹線のホームも合わせれば5面10線となり、線路の数が新大阪駅より多くなるが、東海道新幹線だけでいえば新大阪駅のほうが圧倒的に多い。そんな新大阪駅に驚きながらエスカレーターを下り、在来線に乗り換えるためにコンコースの下にある在来線ホームへと移動した。するとそこでもまたホームの数に驚かされた。在来線はホームが5つ、線路が10線ある5面10線と

なっている。当然、東京にもこの規模の駅はたくさんあるし大阪にも大きな駅がたくさんあると知っていたが、正直新大阪駅にこの数のホームがあるとは思っていなかった。


一通り新大阪駅の在来線ホームを探索したので、

東海道本線に乗って大阪駅に行こうと思う。

早速電車が来たので乗り込むと、これまた驚いた。

なんとすべての車両の座席が、進行方向を向いている転換クロスシートなのだ。JRの普通電車でこの座席に座れるのはなんか新鮮だ。

なぜなら、関東ではこの転換クロスシートはJRの普通電車にはないからだ。普通電車にあったとしても、

私鉄の車両だ。その理由は、朝と夕方がとにかく混むので、車内にできるだけスペースをとるようにするためだそうだ。

JRには特急しかこの座席がないので、この転換クロスシートに乗ると贅沢感を感じる。

「関西の人は毎回これに乗れるのかー」

と思いながら座席に座った。やはりロングシートよりはるかに快適だ。特に関東の座席は硬いと言われるので、この座席がとにかく快適に感じる。たとえ硬さが関東と同じだったとしても、この座席のほうが快適だと思う。それはやはり転換クロスシートということが

大きな要因だろう。転換クロスシートというだけで、両側から知らない人に挟まれることがなかったり、

ラッシュ時に車内が混んでいても目の前に人がたっているということがなかったりするからだ。転換クロスシートの快適さに感動していると、電車はいつの間にか大阪駅に到着するようだ。さあ、ここからが今日のメインだ。


大阪駅に到着した途端、車内にいたほとんどの人が

降りた。その人たちに混ざって俺も電車を降りる。

ホームに降りると、俺は目を見開き、あまりの感動に言葉を失った。今までずっと行きたいと思っていた

大阪駅に今いるのだ。感動しても無理もないと自分でも思っている。この大阪駅は、西日本最大の駅で、

利用者数はダントツで西日本首位。梅田駅などを合わせれば世界4位でもある。そしてこの駅の特徴といえば、やはり天井である。大阪駅のホーム上の屋根は、大屋根と言われる巨大なドーム屋根となっている。

その屋根の隙間から陽の光が差し込み、まるで異空間のような雰囲気になっている。映像や画像などでは見たことがあるが、やはり実際に見ると迫力が違う。

そんな大阪駅を楽しんでいると、ある放送が俺の足を止めた。

「間もなく、2番のりばに、9時33分発普通、京橋・

鶴橋方面行がまいります。」

その放送に俺は関東との違いを感じた。

それは、「2番のりば」と言っていることだ。

関西の人にとっては何の不思議もないことだとは思うが、関東と比べるとかなり違うのだ。

そもそもこんな違いを気にする人はあまりいないとは思うが、俺にとってはかなりの違いである。

関東の駅ではホームを「◯番線」と表現するからだ。

当然、駅の自動放送も駅員の肉声放送も、「◯番線」

と言っているのだ。

つまり、関東では「◯番線」関西では「◯番のりば」

というのが主流ということだ。

駅の様子を眺めていると他にも関東との違いに気づく、例えば、ホームドアの違いだ。

関東は電車のドアが先に閉まり始めてからホームドアが閉まるが、関西ではホームドアが先に動くのだ。

このように関西の駅では関東の違いをいくつも見つけることができる。これも、関西での楽しみ方の一つだと思っている。


俺はあれから駅の外に出てきた。駅の中にいても楽しいが、せっかく来たのなら他の場所にも行っておくべきだと思ったからだ。

しかし、まだ行く場所は決まっていない。ただ、俺は始めて来たところをひたすら歩いて探索するのも好きなので、少し歩いて大阪駅周辺を見てみようと思う。

そういえば、阪急の大阪梅田駅にも行ってみたかったのだ。阪急の大阪梅田駅は、日本最大の頭端式駅で、合計で10面9線もある。頭端式とは、いわゆる行き

止まり式の駅のことである。ホームの端で線路が途切れ、その駅で必ず電車が折り返すタイプの駅だ。そのタイプのホームが10個もあるなんてすごい。

元から関西は、そのような大規模な頭端式の駅が多い

のだ。関西に来たのはこれが始めてだが、これだけは知っている。他にも南海電鉄の難波駅、近鉄の大阪

阿部野橋駅などがある。そんな大阪梅田駅に行きたい所だが、ここは一旦我慢して他の所に行くとする。

楽しみは最後にとっておきたいからだ。


大阪駅から線路沿いを大阪梅田駅とは反対方面、つまり福島駅方面に歩いていると、とんでもないものを見つけた。

「道路が貫通してる!?」

思わず声に出してしまったその物とは、阪神高速だ。

当然ただの阪神高速の道路だけを見て驚いたのではなく、阪神高速がビルを貫通しているのだ。

関西の人なら知っていると思うが阪神高速とは、名前の通り、阪神圏の都市高速道路だ。関東にも首都高速という都市高速があるため、それの関西版といったところだろう。まあ道路自体は当然全然違うが。

阪神高速や首都高速以外にも名古屋高速や広島高速、北九州高速や福岡高速などがある。

そしてこの阪神高速が貫通しているビルはTKPゲートタワービルという名前らしい。

「なんでこうなったんだ?」

やはり一番最初の疑問はこれだろう。気になるので

スマホで調べてみることにする。今の時代はすぐに調べられるから便利だ。

このビルに阪神高速が貫通したのは、1980年代に、

地権者によるビルの建て替え計画の用地と、阪神高速の梅田出口建設計画の用地が重なり、どちらも譲らなかったかららしい。あの貫通している部分の道路を

実際に通ってみたい気持ちもあるが、今日は車で来ていないので通れない。珍しいので思わず写真を撮ってしまった。関西人じゃないことバレたな・・・

あれからしばらくあのビルを見ていたが、そろそろ

大阪駅方面に戻る。

そう、大阪梅田駅が残っているのだ。前からずっと行きたいと思っていた駅なのでかなり楽しみだ。


ワクワクしながら戻っていたらいつの間にか大阪梅田駅の前に来た。ここからは別世界と思ったほうが

いい。なんかそんな感じがする駅だ。

「おーすげぇー」

駅に入って改札の前に来ると、俺はこのセリフと共に

目を丸くした。

改札が横に何十台もズラリと並んでいるのだ。

ここまで来たら改札を通るしかない。

あまりのホームへの行きたさに、気づけば券売機で

入場券を買っていた。

いざ、入国!

国境を抜けるような感覚で改札を通った。

すると、さらにすごい景色が広がっていた。

視界の端から端までズラリと広がる頭端式のホーム。

そこに止まっているマルーン色の電車。

止まらない人の流れ。

思わず少し涙が出た。感動しすぎたのだ。ここに来れてよかったと。鉄道好きとして一度は来てみたかった場所に今立っている。この事実がまさに感動だ。

ちなみに阪急ではホームののりば番号を珍しく

「◯号線」と呼ぶらしい。実際に駅の放送を聞くと、確かに「1号線」や「2号線」と言っている。

「◯号線」の情報は本当だったらしい。

普段から「◯番線」を聞いてきた俺にはかなり違和感がある。

さらにこの駅の魅力といえば、3本同時発車だ。

3本の列車が同時に発車する光景は思い浮かべただけでも美しい。

それも見たいところなのだが確かそれはラッシュ時にしか起こらない。しかしそれまでには帰りの新幹線に

乗らなければいけない。つまり、実は日帰りなのだ。

ほとんど駅しか見ていないが元からそのつもりで来たから特に問題はない。ほとんどの人はこんなことしないと思うが、鉄道ファンの間では割と普通のことである。行きたい駅のために遠くへ行く。これがまた楽しいのだ。


気づけばもう5時だ。少し遅くなってしまったが、楽しめたのでいいとしよう。

俺は帰りの新幹線に乗るべく。大阪駅から再び電車に乗り、新大阪駅を目指した。

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― 新着の感想 ―
大阪と東京の違いを改めて実感しました。 とても面白かったです。
大阪と東京の違いを改めて実感しました。 とても面白かったです。
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