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クレクレ星人の独り言  作者: ジム・プリマス


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クレクレ星人の独り言「神秘体験について3」


 このエッセーの最初の方で、太った女性看護師から嫌がらせをを受けた話について書いたが、その一件があってから、こんなところには、とても居られないということで、病院を退院して、自宅療養に切り替えて、自宅に戻った時のことだった。

 入院したせいで、仕事は二ヵ月あまり休んでいて、収入は無いし、大人しく我慢して退院しなければ、医療保険から、一日あたり5000円の入院費が支給されるのだが、看護師のくせに患者に嫌がらせをするような、人格破綻者の近くには居たくなくて、自宅に戻っていた。

 踏んだり蹴ったりの我が身が哀れで、金もなくて、うすら寒い、ゴミだらけの部屋の中で、心細くて、たまらなかった。

 暇つぶしにつけたテレビでは、長野オリンピックのモーグル競技の表彰式の中継をやっていて、表彰台の上村愛子選手のはつらつとした、表情を見ていたら、高校生の頃に、ゆき別れになった、同級生の女の子のことが脳裏に浮かんで、切なくて、悲しくて、心細くて、みっともない話だが、涙が止まらなくなってしまった。

 大泣きしながら思わず「俺はこれから、どうすれば良いのでしょうか?」と、言葉に出してしまった。

 すると、天井から暖かい光がさしてきて、その途端に、意識は快晴の空のように晴れ渡って、すべてが満たされて、それでいながら、精神は活動的になり、血沸き肉踊り、身体は充足感で満ち、すべてから解放され、なんの憂いも執着もなく、同時に、最高に幸福な気持ちになった。

 それは、チベット密教の経典、「バルド・ソドル」に記される、真の「空」の境地そのものだった。

 その時間は10分くらいだったか、それとも20分くらいだったろうか?

 ただの空虚な「空」ではなく、充足感に満たされて、自由闊達な境地。真の「空」を体験した。

 あれは天界からの救いの手だったのではないかと思っている。あれから神や天界の存在を信じるようになった。

 

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