結晶 作者: 林屋 源内 掲載日:2024/09/23 彼らは諦めない まだ諦めきれないのだ 輝きを失わないまま頑くなに押し止めて保っている 心の中で凝縮された理想や願望や意志がそこにある 身体の奥底で眠っているのだ だが誰にも見つけられず触れられず虚空の中を彷徨うように眠っている いつまでも無価値な宝石を持っていると苛立ちや無力さを感じているのだろう 感情的になると溶けてしまうけどマメな謙虚さがそれを再生させる 彼らはそれを崇高なものだと思っている 美しいものを持っていた