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劇団Siki  作者: 雨天決行
6/19

第六幕 出席番号はわりと大事?

出席番号は大体十番あたりでした。




「次から気をつけナサイ」


俺達の新たな担任、笑美・カルシファー先生が俺達に言ったのはそれだけだった。


ブチブチ色々言うわけでも、反省文を書かせるわけでもなく、だ。

こーゆー人なのだ、この先生は。


あ、みなさんどーも、春斗です。


先ほど先生からありがたいお言葉をいただいた俺達は、指定された席に座りました。


ちなみに、俺の席は窓際の一番前。どうやら俺は、出席番号一番になってしまったようです。なんか面倒くさそうじゃね?出席番号一番って・・・・・。

ちなみに、ナツミカンは十番、冬輝は十五番、千秋は二十番になったようだ。


席についた俺は、教卓でなにやら話す笑美先生(名字だと長いのでこっちで)を見る。


笑美先生は白羽先生と同時期にこの学校に来た若い先生で、名前から分かると思うが、ハーフだ。髪はきれいな金色で、瞳は海のように深い蒼。じっと見てると吸い込まれそうだ。『笑みが美しい』と書いて笑美だが、俺はこの人の笑顔を見たことがない。いつも無表情かつ冷静で、クールビューティーという表現がぴったりだ。

日本語と英語、どちらも話せるが、なぜか日本語は少しカタコトで、語尾のあたりは字で表現するならカタカナだろう。


「では、暁君カラ」


「え。」


解説みたいな考え事をしていた俺は、名指しによって現実に戻された。

「前に出て、自己紹介をして下サイ」


どぅぉぇぇぇ!!?

自己紹介ィィィィ!!!!? 一年ならともかく、二年で自己紹介!?しかもトップバッター!?なんで出席番号一番なんだよ俺ぇ!










・・・・・どーしよ。

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