第十四幕 春眠暁を覚えろ
新キャラ登場。
「・・・・・ふぁ」
どーも、春斗です。
今日は休日なので、爆睡しました。
さて、目覚めた俺は二階の自分の部屋から一階のリビングに移動します。
「ずいぶん寝てたね、春斗」
「ぐっもーにん、アニキ」
「ぐっもーにん・・・・・もう昼になるけど」
この人は俺の兄、暁 侯だ。
優しくて、頭がよくてカッコイイ、自慢の兄だ。
「ありがとう」
「え?・・・・・ああ、うん」
こんな風に、時々心を読むのはいただけないけど・・・・・。
「オヤジと母さんは?」
「父さんは仕入れ、母さんはロッククライミングだ」
『おじいさんは山へしばかりに、おばあさんは川へ洗濯に行きました』的なノリでそう言う我が兄。
俺の母親、暁 日和はかなりアクティブな人で、この間は、
「ツチノコを探しに行く」と言って、琵琶湖に行った。なぜ琵琶湖?
ちなみに、俺のオヤジ、暁 春彦は、ウチでスイーツ店
「甘ったるくて、どもすませんした」のオーナーだ。
そういや昨日、
「明日は店を休みにして、新作スイーツの材料を仕入れて来る」って言ってたっけ。
「そっか・・・俺も出掛けよーかな」
「いいけど、これ位は食ってけよ」
そう言ってアニキは、目玉焼き、サラダ、トーストが入ったアニキ特製
「まさに朝食」 セットの皿を差し出した。
「へいへい、いただきます」
そう言って、俺は
「まさに朝食」セットを食べ始めた。
アリ?オチがねーや。
まぁ、いっか・・・・・。
目玉焼きウメー。