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劇団Siki  作者: 雨天決行
13/19

第十三幕 めざめよ・・・・・



「・・・・・すぅ」


オッス!オラ春斗!絶対見てくれとはいわないけど、出来れば見てくれよな!

さぁ、放課後になり、後はマイスウィートホームへ帰るだけなのですが、制服をつかんだまま眠るクラスメイト、流那(状態・ねむり)がそれを許してくれません。


「こーゆー時に限って保険室の先生はいねーし・・・・・」


来る気配もねーし。


「・・・・・むにゃー」


コイツは起きねーし。


狙ってたゲームは発売延期になるし。


・・・・・ぐぅ〜〜。


腹は減るし。


「・・・・・すぅ」


コイツは起きねーし。


「・・・・・ふぁ〜あ」


俺まで眠くなってきた・・・・・し・・・・・。

・・・・・おやすみ。



どーも、流那です。あたしはどーやら、寝てしまってたようです。




・・・・・暁君(状態・ねむり)の制服をつかんで。

ってなんで!?なんであたし寝てたの!?


なんで暁君の制服をつかんでたの!?


口笛はなぜ遠くまで聞こえるの!?


なんで・・・・・



暁君は寝てるの!?


「・・・・・ん」


起きちゃった!


「・・・・・ああ、起きたの?」


こっちのセリフ。

いや、それより・・・・・


「・・・・・ごめん、迷惑かけちゃった?」


「ん?・・・・・いやいや、済んだ事気にすんなよ。じゃ、俺帰るから」

「あっ、待っ――」


「じゃーな、流那」


彼はそう言って、保険室を出て行った。


「・・・・・」


彼が出て行った後、あたしは自分のほっぺをつねった。



――――ギュッ


「・・・・・痛い」


痛かった。




夢じゃ、なかった・・・・・。

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