第十一幕 流那な春斗の放課後―――2
評価・感想・ダメ出しという名のアドバイスなどをいただけるとありがたいです。
「ゴ、ゴメン!いきなり呼び捨てしちゃって・・・・・」
彼はあたしを呼び捨てした事を謝る。
「う、ううん!呼びやすいように呼んでくれていいから・・・・・。それより、大丈夫?」
「え?」
「自己紹介が終わってからずっと元気なかったから」
まぁ、あんな事言っちゃったら無理ないと思うけど。
「・・・・・心配、してくれてたの?」
彼の問いにあたしはうなずく。
当たり前でしょ?あなたの事好きなんだもん。
「優しいね、流那は。大丈夫だよ、心配してくれて、ありがとう」
「ふぁ!・・・・・優しいなんて・・・・・ありがとうって・・・・・」
や、やめてぇ!満面の笑みでそんな事言わないでぇ!そんな事言われたら・・・・・あたし・・・・・あたし・・・・・。
「・・・・・きゅう。」
あたしはそこで意識を失った。
みなさんどーも、春斗です。
俺は今、今日クラスメイトになったばかりの女子、流那を抱えて、保険室に全力疾走・・・・・しようかと思いましたが、流那に負担がかかるといけないので、ゆっくり歩いて保険室にむかいます。
・・・・・決して、流那から伝わる柔らかい感触やいいにおいを手放すのがおしいとか、彼女の寝顔(?)をもっと見たいというワケではありません。マジで。いやマジで。だから、そんな変態見るよーな眼で俺を見ないで。
・・・・・つーか誰に言ってんだろ、俺。