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不信(仮)  作者: ちょむ
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誰も信じられなくなったあの日

平日の昼間、2月の寒い日でパラパラとみぞれが降っている。

私は電車で市内まで買い物をしに行って片手に重たい荷物を持ち、もう片方の手をコートのポケットに入れて駅前の緩やかな坂道を上っているところだった。雪もあまり降らない地域なのに、今日に限ってなんで降るんだろう。と寒さにイライラしながら、はやく家に着くことだけを考えて足を動かしていた。

後ろから、なにやら騒がしい声がした。それも一人や二人じゃなくてもっと大勢の大人達の声が響いていた。

重たい荷物を持ち、ポケットに片手を突っ込んだままゆっくりと振り返ると、さっき私が通ってきた駅前の小さな交差点で人だかりができていた。

何が起きたのだろうか、と気になったのでイライラしながらのぼった緩やかな坂道を小走りで下っていく。さっきまで荷物のせいで右手が痛かったはずなのに、痛覚は感じなくなってて、なんかこう、ドキドキというか、ハラハラというか、とにかくその瞬間私の心はフワフワとしていた。


人だかりの一番後ろに到着するのに、そんなに時間はかからなかった。

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