しっと
どうして君は私に笑いかけるの
だめだよ。期待してしまうから。
私はひどい言葉しか言えないから。
私の組は…2組…。他に一緒の人は…。。
え!!四人一緒!!すごいすごい!!
しほ「ねえ!皆いっしょ…」
ゆのん「えへへ、しほりん、あおんくんと一緒でゆのん嬉しすぎる!!」
あおん「ほんとな!!神様に感謝だわ!」
…私だっているのに。ひろやだっているのに。
どうして君たちは。別に嫌いってわけじゃないけど。…ひがみだね。
醜いわ、私。
親友の恋を応援できないなんて。
親友のくせにね。
…さっさと教室はいろう。
ひろや「しほ。俺と隣。」
しほ「ふふ、そーだね、よろしくね?笑」
ひろや「別に、笑わなくていいんじゃね。」
貴方は優しい言葉くれるよね。
ズバズバ言うけど、それが優しさってこと
わたしは知ってるよ。
しほ「ひろや、ありがとう」
ひろや「…別に。」
ゆのん「しほりん!!一緒のクラス嬉しい!」
しほ「私も嬉しいよ」
一つまたひとつ私は嘘を重ねていく。
うまく笑えているのかさえ分からない。
でも、ゆのんは凄く満足そうに笑っているからきっと笑えているんだろう。
どーして私は全く可愛くないし、ふわふわしてないし、好きな人出来たって、ゆのんに取られちゃうし、意味ないし。。
ひろや「…しほがほし…」
しほ「…!?すごい!!逆から読んでもしほがほし!!それはすごい!!てかツボるしっ」
ひろや「フッ…やっと笑ったな。」
…笑えてなかったんだ。私。
ううん。笑えてたんだけど。バレたんだろう。
ゆのん「…しほりんさあ。ひろやのことすきなの??」
しほ「…はい??何言ってんの??」
ゆのん「別にいー」
あー、、機嫌を損ねてしまった。
なんでそーなるかな。いつも急だからなあ。
ここはひとつ。
しほ「あおん、ゆのんかまってあげて。」
あおん「当たり前よ!!…後でお前もかまってやるよニィッ」
そーいって私の頭をなでる。
ほら。またそーやるから。ゆのん機嫌悪くなんじゃん。気づきなよ、この、女ったらし
しほ「ボソッばか」
…ばっかじゃないの。嫌い。
君のことはだいっきらい。
誰にでもヘラヘラして。
ゆのんに夢中で。
私なんか二の次で。
女としてみていなくて。
ゆのんを好きなお前が嫌い。