竜王との生活2
日が暮れて第3男子寮に戻ってきた。
「此処が、シンの暮らしている。場所か・・少々狭いな。」
「文句言うなよ、でもよ、バムトお前、姿を見られて大丈夫なのか?」
俺は、疑問をバムトに聞いた。
「大丈夫だ。お前以外には、姿が、見えないから。」
「そうなのか?」
**
男子寮のホールに着いた。そこには、悪友のレオンがいた。
「よぉ、シン、儀式の結果は、どうだった?」
「あぁ・・・・・・・・。」
俺は、バムトの約束で、儀式の結果は、言えないので、どう答えるか、迷っていると。
「その様子だと、またダメだったみたいだな。」
「ああ、そうなんだよ、あはは〜」
(よかった、気づいてないな。)
「そうだ、シン、今日な凄い情報が入ったんだ。」
そう言うと、レオンが興奮して立ち上がった。
「凄い情報?どんな情報だ?」
(凄い情報か、どんな情報だろ)
「今日な、情報通の、仲間と一緒にネタを探していたんだ。そしたらよ、姫様が赤い顔をして女子寮に走っていたんだ。唇を抑えて走っていたんだよ」
それを聞いて、俺は驚いた。
(それって、たぶん俺が事故で姫様にキスした事だよな。)
「それで、皆んなで話し合った結果、姫様が、今日何かあった事は、明白だ。シンお前から、姫様に聞いてくれよ。」
「何で、俺なんだよ。」
「だって、お前、姫様と幼なじみだろ。」
「いや、そうだけど、そう言うのは、嫌なんだよ。俺、部屋に戻るよ。」
そう言って、ホールから出た。
「おい、シン。」
**
部屋に戻って、バムトが、話しかけってきた。
「シン、お前らが、言っていた姫様とは、誰の事だ。」
「姫様は、この国の姫だよ。この国ステラス騎士国のな。」
「そうなのか、そういえば、レオンとか言っていた。幼なじみと言ってたな、その姫とシンは。」
「ああ、親父が、よく王宮に出入りしていたらな。それで、仲良くなったんだ。」
「そうなのか。」
俺は、ある事を思い出した。
「あ、それとバムト姫様は、水の竜姫なんだよ。」
俺が言うと、バムトは驚いた顔をした。
「それは、誠か、うむ、こうも早く見つかるとは、いや、都合がいいかもしれないな。」
バムトが、小さい声で、ブツブツ何かを言っていた。
「シン」
「何だ、バムト。」
「姫について、今後、情報を、くれ。」
「わかった、けど何で。?」
「まぁ、それは、おいおい話す。それはそうとシン、明日、街に、行ってみたいぞ。」
バムトが目を輝かせて言った。
「ああ、それは良いけど、何で、目を輝かせているんだよ。」
俺は、尋ねてみた。
「それは、シン我は、人の築き上げてきた、文化が好きだ。だから、数百年どう変わったか気になるのだ。だから、明日は、街の案内頼む。」
「まぁ、それなら俺で良ければいいよ。」
「ありがとう、シン。では、明日だな。楽しみだな。」
バムトが、目を輝かせて尻尾を、犬みたいに振っていた。
(ちょっと、可愛いな。)
「じゃあ、そろそろ寝るか。」
「そうだな。明日に備えて、早く寝るか。」
俺は、ベットに入った。バムトは、俺の枕元で丸まって、寝た。
(早っ、どんだけ明日楽しみなんだよ。)
そう思って、俺も、目を閉じた。
今回は、こんなもんです。
感想よろしくお願いします。
では、また次回