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約束

作者: 天月咲夜

息抜きに書いてみたら…暗くなりました…

ー…君を必ず迎えに行くよ。…ー

 あなたは、そう言っていつまでもいつまでも待っている私を置いていったわ。 

 ねぇ、貴方と私が初めてあった時の事、覚えてる?

私が仕事場でまだ、道が分からなかった時貴方は声を掛けてくれたわ。私よりも早く入社した二つ上の貴方。

あの時から貴方と私は親しくなって、いつの間にか付き合うことになったわよね。

私は、付き合うなんて初めてで貴方は私をリードしてくれたわ。嬉しかった。

初めてのクリスマスは私達、お互いが勘違いしてずっと別の所で待ち合わせして、貴方が私の所に来てくれたのよね。……間違えたのは私なのに、貴方は其処にいてって。私は貴方が来るまでに温かいコーヒーとココアを買って待ち合わせ場所で待っていたわ。……貴方は、顔を赤くして私を見つけるとホッとした顔をしたのよ。その後は、私が買ったコーヒーを飲んでお礼を言ってくれたわね。あの時のココア、とても美味しかった。

バレンタインは、仕事であえなくて私は貴方に自分の作ったチョコの写真を見せたら食べたかったって悔しがってたわね。その後バレンタインは過ぎたけど渡したら貴方は喜んでくれたわ。

初めてのお花見、桜が綺麗だった。初めての海とても楽しかった。いろんな初めてが二回目になって、三回目になってそして四回目になった時、

貴方は、一緒に行ったお花見でプロポーズをしてくれて私に似合うと言っては桜の形と色をした宝石の周りがリングになっている指輪を左指にそっと付けてくれたわ。私は泣いたわ。貴方が私と一緒にいたいと、ずっと暮らしたいと言って嬉しくてたまらなかったの……。なのに、

ー…どうして、貴方は白くて長い箱の中にいてまるで絨毯が敷かれている花の上で眠っているの?…ー

ー…どうして、目を開けてくれないの?あの日私は待っていたのよ。貴方が、私のウェディングドレスを見てくれるのを…なのに…ー


  どうして、私を置いていったの?


私は、貴方に覆い被さって涙を流したわ。貴方のお母様もお父様も目に涙をためて……


……思えば貴方は私をいつも迎えに来てくれていたわね…


私は今、貴方と初めてあった場所にいるわ。だから…


私は今、崖の上にいた。此処は彼と初めて花見をした場所だ。此処で二人で食べていたら声を掛けられて其処の人達と一緒に食べたご飯は美味しかった。ほかにも思い出せばきりがない。それだけ、私にとって貴方は私の全てだった。でも、いつもいつも待たせるのは流石に嫌だから…


 …今度は、私が貴方を迎えに行くからね… 


私はそう、言うと貰った指輪を握りしめて、目を瞑り


…崖から身を投げた…


何だか悲恋ものを書きたくなったら…救いようのない話に…すみませんでした!

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