00;28「絵師」
「俺、小説書いてんだ。お前絵師にならないか?」
「…………え?」
えーと、どうしてこうなったんだっけ?勉強を教えてもらって……えっと、頭が………
「大丈夫、嫌なら断っても……」
「……えっと、どいう絵を描いたらいいですか?」
「「…………」」
伝わらない、、、
「えーとね、どう表現すれば、」
「……今度。」
「ん?」
「今度、その小説を読ませてください。」
「……うん、わかった。」
伝わる、少しずつ 少しずつ。
「とりあえず、今は勉強を頑張ろうね。」
「はいッス。」
それから勉強を頑張り、ついに
国語八十点 社会八十五点 数学・理科・体育・美術百点
「これなら大学進学も間違いないね。」
「よっし!」
「それにこれなら俺のいる高校も行けるし。」
「!!、本当ですか?」
「あぁ。」
冬の期末テストがおわり報告に来た美奈子。
敦も嬉しそうに話す。
「!、そういえば敦さんの高校って専門は何ですか?」
「え………うーん、別にこれといって何もないけど、まぁ普通の私立だし。」
「…………」
「大丈夫だよ。今なら専門学校受かるから。」
「受けます!!」
「?」
「私敦さんの高校受けます。」
「……う、うん。」
<受験宣言>……………
そして、三月高校入試。
美奈子は敦の高校試験会場にて試験を受け、
その二週間後、「合格」した。
「はい、『』と『』の挿絵できました。」
「う、うん。ありがとう。」
試験がおわり、美奈子は今までの鬱憤を晴らすため敦の小説の挿絵を描いていた。
「わぁー、すごいね。大丈夫?手とか……」
「はい、大丈夫です。いや、描いたらすっきりしました。」
「………………本当、すごいね。」
「?」
「いや、さて今日は何か奢るよ。」
「本当ですか!?」
「うん、合格祝いにお礼。」
「……やったー!!」
四月から高校生。美奈子は敦と一緒に高校に通う事が嬉しくてたまらない。
絵を十枚も描いた。
「?、どうしたんですか?」
「ん?、いや、どうも俺………スランプみたいで。」
「すらんぷ?」
「あぁ、ここ最近書けなくなってしまってね。」
「?」
「………小説が書けないんだ。」
「・・・・・・・・・・・・え?」
少し雑で申し訳ありません。今もスランプ中です。なぜかね。